こんにちは、コーヒーはドリップ、特にコロンビア産が好きなAkaneです。
私は海外に飛び出る前はウェブデザイナーとして働いていましたが、ワーホリ中の主な生計手段となるに至ったのが、カフェでコーヒーを淹れるバリスタの仕事です。フルタイムで働けば十分生計が立てられ、やり方次第では貯金も可能なので、ホリデー中の留学生やワーホリにオススメな職業です!
今回は海外でのカフェ文化、バリスタという仕事について、そしてバリスタ職ゲットの秘訣という3点に分けて、ご紹介したいと思います。
目次
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コーヒーの専門家、バリスタという仕事
最近ではサードウェーブと呼ばれるカフェやコーヒーショップが続々とオープンしているため、バリスタが丁寧に淹れるコーヒーを日常的に味わう方も多いのではないでしょうか。
業界にいなければその裏事情を知る機会はあまりないかもしれませんが、コーヒーワールドは実はとても奥深いって知っていましたか?
多彩な抽出方法と豆の種類
日本ではペーパーフィルターを使ったハンドドリップが馴染み深い抽出方法ですが、多くの国ではイタリア発祥のエスプレッソが人気です。
他にも、持ち運びが簡単でアウトドアに最適なエアロプレス、理科の実験のようなサイフォンなどがあります。
コーヒー豆は生産農場や品種、製造方法から焙煎にかける温度・時間によって、最終的な香りや後味などに大きな違いがあらわれます。
一般的には各生産地別の豆の持つ特性を上手く組み合わせ、誰にでも飲みやすくしたブレンドコーヒーが人気です。
コーヒーに精通したスペシャリスト
そんな奥深い専門知識に精通し、生産、収穫、焙煎など長いプロセスを経たのちの最終フレーズ、お客さんへコーヒーとしてお出しするパートを担う職人=バリスタは、クオリティの高いサービスの提供を目指すカフェに居なくてはならない存在です。
バリスタのスキルを競うコンペティションは世界各地で行われていいて、エスプレッソにスチームミルクを注ぐことで産み出されるラテアートは、バリスタとしての腕を証明する一つの重要なプレゼンテーションでもあります。
海外のコーヒー、カフェ文化
海外、特に西洋のカフェやコーヒーショップは、日常的な社交の場の一つです。店員とお客さん、お客さん同士でも、朝食やコーヒーついでに皆わいわいと会話を楽しみます!
話がはずみすぎて仕事が進まないことも頻繁にあります(笑)。
ディープなコーヒー文化が根付くニュージーランドのカフェ事情とについては、こちらの記事をどうぞ。
常連客を味方につけた接客スタイル
固定客を作り出す秘訣は、安定した質の食事とコーヒーを提供し続けること、そしてお客さんとフレンドリーに会話できる接客スキルに長けたフロアスタッフを見つけることです(カウンタースタッフ、バースタッフ、オールラウンダーもしくはFOH = フロント・オブ・ハウス とも呼びます)。
バリスタはそのフロントスタッフの一躍を担う存在になります。
私はオーストラリアからバリスタになりましたが、接客=ホスピタリティというものの日本とのありようの違いに最初は少し驚きました。
スタッフとお客さんの間の線引がいい意味であまり無く、スタッフは客に対してフレンドリーに、時には友達に話しかけるかのように接します。
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接客業で英語+スキルを磨くなら、バリスタ
そう、海外でホスピタリティで働くということは質の高いサービスだけではなく、お客さんと明るいコミュニケーションも取ることも求められるんです!
これって英語でのコミュニケーション力=英会話力を現地の人相手に磨きたい人には、格好の実習の場だと思いませんか?
日本でシェフ、特に日本食の経験があればレストラン・カフェでの見つけるのには困らないと思いますが、コミュニケーション力を磨ことに重点を置くとなると、フロントでのポジションには引けを取ります。
フロントスタッフの役目
大雑把に会計(サーバー)、ウェイター(ニュージーではランナーとも言います)、そしてバリスタに分かれます。
この3つのポジションは常に他のスタッフと連携プレーになり、お客さんとのやりとりも頻発します。
これらはどれも英会話力を鍛えるには良いポジションですが、それに加えて何か+@で新しい事を学びたい、今後何かに生かせるスキルが欲しいなぁという場合は、バリスタになることを検討してみてください!
バリスタになるには?
バリスタになるには色々な方法がありますが、よくあるのは最初はウェイターなど、フロアの他のポジションとして働き、忙しい時間にバリスタのヘルプから入ることです。
バリスタのアシスタントから始める
大体朝にコーヒーラッシュがあり、この時間帯はコーヒー作りに最低2人はいないとスムーズに回せません。
エスプレッソコーヒーの場合、ミルクのスチーミングはある程度練習が必要ですが、エスプレッソの抽出ならそこまで難しいことではないです。
この間に先輩バリスタの技術を盗み、練習を重ねていけるわけですね。そのうち自然と自分一人で回せるようになるはずです。
バリスタコースを受講する
一日から受講できるバリスタコースをいくつか受けて、実践を積ませてもらえるカフェを探すのも有効な方法です。
ただし、こちらは新人にも常に現場での即戦力を求めるので、過去にバリスタとして別のカフェで働いた経験がないと、いきなり雇ってもらうことは難しいのが現状です。
この背景から、まずは違うポジションから始める道を私はオススメします。
英会話力と人間力
海外の現場では英語で最低限のコミュニケーションが取れないと、混乱が生じて仕事の支障になります。ある程度会話が設立するくらいのレベルになってからトライしてみてください!
もし日本でバリスタの経験があったとしても、コーヒー英単語や接客フレーズを覚えるという意味で、現地のバリスタコースをいくつか受けてみることをオススメします。
私の経験からシェアできるカフェ接客フレーズ集はこちらの記事にまとめました。
しかしあまり怖気づく必要はありません。過去の記事でも触れたのですが、こちらの人は母国語が英語でない人に対してかなり寛容です。
責任の発生する仕事の場となっても、ホスピタリティ職は移民や学生が多く働いている背景もあり、英語力はそれに見合うスキル、もしくは魅力的な人柄、やる気、あるいはユーモア=人間力があればカバーできます!
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独学にオススメの本やサイト
バリスタは単にコーヒーを作るだけじゃもちろんありません。豆の挽き具合、粉の量、抽出時間など、最高の一杯を産み出すには様々な知識や実務経験が必要になってくるので、自己勉強はかかせません。
初級から上級まであるバリスタコースやラテアートコース、本やウェブサイト、YouTubeでトップバリスタの技術を見たりして知識を深めながら、現場で実際の経験を積むチャンスをつかんでいきましょう!
本
エスプレッソ入門編として私が重宝したのは、John DoyleのBarista Techniquesです。マシンのメンテナンス方法や抽出方法など、詳細な図付きで分かりやすく解説されています。英語本ですが、コーヒー単語を覚えるという観点からもオススメです。
また、ラテアートワールドチャンピオンシップ初代日本人チャンプである澤田洋史氏のこの一冊は、ラテアートのアイデアからオリジナルレシピ、カフェのブランディングに至るまで、澤田氏のルーツであるアメリカのコーヒーシーンをベースとしたコーヒー文化を包括的に紹介しています。
こちらもラテアートチャンプを輩出したことで知られる小川珈琲のラテアート本は日本語・英語の両表記で、コーヒー英語の勉強教材としても使えます。
こちらは東京スペシャリティコーヒー界を賑わす猿田彦珈琲のオーナーによる、お家バリスタ入門編として最適な一冊。コーヒーの基礎から様々な抽出方法まで学べます。
動画
現場で実際に使うテクニックは動画を参考にするとわかりやすいです。
- 5 best espresso tips – Howcast
エスプレッソメイキングにおける各セクション・基本のコーヒーメニューの作り方を、ショートビデオで分かりやすく解説しています。 - A video on milk steaming made easy – 5 senses coffee
ミルクのスチーミングにフォーカスした高画質動画。 - A gem of a Latte Art tutorial video – 5 senses coffee
こちらは、ラテアートのチュートリアル。
コーヒーに関するニュースを集めたサイトやブログも情報の宝庫です。
- Sprudge
コーヒーワールドで知らない人はいない(?)アメリカ発のコーヒーニュースサイト - Barista Hustle
メルボルンの若きバリスタチャンプ、Matt Pergerのコーヒー研究的サイト - Jimseven
コーヒーに関する興味深い記事が満載、James Hoffmanのブログ - Five Senses Coffee Blog
オーストラリア・メルボルンとWAを拠点を置くロースターのブログ。ローカルシーンの最新情報はここでチェック!
まとめ
経験豊富なバリスタは常に市場で求められています。そして一度経験を積むと、それは次の経験への入り口を切り開いてくれます。
そこから波に乗るように、人脈や新しい仕事のチャンスなどをどんどん掴んでいきましょう!
私がどうやって海外で未経験からバリスタになったのかについては、こちらの記事にて綴っています。
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