【メーホンソンループ3〜6日目】タイ北部を巡る6日間バイクの旅:後半

【メーホンソンループ3〜6日目】タイ北部を巡る6日間バイクの旅:後半

こんにちは、Akaneです。

前回の記事では、タイ北部の魅力を満喫できるメーホンソンループの概要と、2022〜23年の年末年始をまたぐ6日間のバイクツーリング1日目と2日目の様子を紹介しました。

今回はその後半として、3日目のメーホンソンからサイドトリップを挟んで5日目にパーイへ、そして6日目にチェンマイに戻るまでの様子と、経路上で私達が立ち寄った各所見どころを紹介します。

 

※ 前回の記事をまだ未読の場合は、先にそちらを読んでいただく事ををオススメします!

目次

スポンサーリンク

3日目:クンユアム〜メーホンソン〜スートンペー橋 (1時間52分、91km)

クンユアムからメーホンソンまでのルート108からの眺め

早いもので、私達のメーホンソンループも中間地点に差し掛かりました。

3日目は、メーホンソン県最大の街であるメーホンソンの街まで走り、宿にチェックインした後、近郊の見どころの1つであるスートンペー橋を観光し、再度メーホンソンに戻ってきて一泊するという計画です。

クンユアム〜メーホンソン(ルート108経由)

クンユアムを出た後から、メーホンソンループの主要経路の1つであるルート108に戻ります。

この経路の所要時間は1時間〜半程度で、背の高い木々の間を抜けながら、スムーズに走行できます。

 

この経路の動画

 

走行途中、休憩のために小さな茶屋に立ち寄ると、初老のタイ人オーナーがご自身の土地を案内してくれました。

タイの伝統式な建築様式で建てられた素敵なコテージを何棟か所有している彼は、毎年冬場になると何週間か滞在に訪れる海外からの常連がいるなど、色々と語ってくれました。

 

メーホンソンへ向かうルート108沿いにある小さな休憩所

今回の旅で出会ったローカルの人々は皆本当にフレンドリーで、自分たちの土地の歴史や文化など、たとえ流暢ではなくても私達が理解できるように、進んで英語で話してくれました。

こんな道中におけるローカルとの交流も、メーホンソンループの魅力の一つだと思います!

メーホンソン

メーホンソンは徒歩で歩いて回れるほど小さな町

今回の旅の最大の街メーホンソンは、お隣のチェンマイと比較すると実に小さく、歩いてでも回れるほどの規模です。

メーホンソンループを経由して訪問する以外に、チェンマイから直接車やバスでアクセスすることもできます(道中の山道が酔うという情報アリ)。そして、実は空港もあります。

 

メーホンソンループの醍醐味はバイクでのツーリング

今回は拠点としての滞在だったため、市内観光っぽいことはあまりしていないのですが、空き時間に訪れた中で印象的だった場所を紹介します。

 

ワット・チョン・クラーンとワット・チョン・カム

肩を並べて佇むワット・チョン・クラーンとワット・チョン・カム

メーホンソンで象徴的な肩を並べる2つの寺院が、ワット・チョン・クラーンとワット・チョン・カムです。

この地域の他の寺と同様、ビルマ式の建築様式の影響が見られるこの寺は、タイの伝統的な寺とはまた違った魅力を放っています。

 

夜間に美しくライトアップされるワット・チョン・クラーンとワット・チョン・カム

チョン・カム湖の真正面に建てられており、湖面に反射して見える様子は実にフォトジェニック。早朝、もしくはライトアップされた夜がベストな撮影時間です。

夜間には近郊でナイトマーケットが開催され、にぎやかな雰囲気に包まれます!

 

商工会議所で1,864カーブ証明書をゲットせよ

ここで、メーホンソンループの記念に何か欲しいな〜とお考えの人に朗報です。

メーホンソンにある商工会議所(Chamber of Commerce)では、メーホンソンループに存在する1,864個カーブを達成した記念として、自分の名前入りの証明書と記念ステッカーを入手できるのです!

 

また最近の情報によると、街の郵便局の隣りにある小さなカフェ、Cafe Stationでも同様にこれらの記念品が入手可能なようです。代金は証明書60バーツ、ステッカー1種類につき40バーツだそう。

メーホンソンのオススメレストラン:サルウィン・リバー・レストラン

サルウィン・リバー・レストランは家族経営のシャン料理店
メーホンソン中心地からやや南東にある、家族経営のシャン料理(タイ北部・中国と国境を隣にするミャンマーの地域)レストランです。フレンドリーな犬もいますよ。

メニューはメインのシャン料理からタイ料理、西洋料理まで実に多彩で、ベジタリアンフレンドリーです。新鮮な地元産の食材を使用して作られる手料理はどれも本当に美味しくて、特に自家製パンはクセになる味です!

 

サルウィン・リバー・レストランの美味しい家庭料理

日本の畳を思わせる竹の座席は居心地も良く、メーホンソン滞在中は毎日のように訪問していました。こっそり、「シャンのおふくろの味」というキャッチコピーを捧げたいと思います。

 

メーホンソンの宿:Popeye House

メーホンソンの宿は、三角形の外見が実にユニークなコテージPopeye Houseを予約しました。

 

Popeye Houseは小さな2つのコテージ
Booking.comより転載

小さいコテージの中にはバス・トイレ、エアコン、WiFi、便利なミニ冷蔵庫などの施設がしっかり整っていて、十分に旅の疲れを癒やすことができました。

 

Popeye Houseのコテージ内の整った設備
Booking.comより転載

まだ比較的新しい宿で、敷地内にはたったの2ユニットしかないため、静かな環境で過ごすことができます。

 

メーホンソン〜スートンペー橋 / ワット・タムプーサマ(ルート108経由)

メーホンソン周辺には多くの見どころがあるため多くのサイドトリップを楽しめますが、今回はそれらのうち2箇所への訪問に絞りました。

宿に到着したときにはすでに昼間だったので、1箇所目をその日中に、そして2箇所目を明日の朝に訪れることにしました。

スートンペー橋 / ワット・タムプーサマ

スートンペー橋のゲートにはビルマ文字が刻まれています

まずサイドトリップ1箇所目として訪問したのが、スートンペー橋こと別名バンブー・ブリッジです。

 

スートンペー橋を丘の上にあるワット・タムプーサマから望んだ景色

メーホンソンからルート108を北上し約12キロ、20分ほど走行した先にあります。橋の全長は約500メートルで、タイ国内にある竹の橋では最長だそう。

 

丘の上にある寺ワット・タムプーサマ

この橋は、丘の上にある寺ワット・タムプーサマと田んぼ畑を隔てた先の小さな村を結んでいて、村側に無料の駐車場があります。

 

スートンペー橋から望める一面の田んぼの眺め

広々としたのどかな田舎の光景を楽しみながら、ゆっくりと橋渡りを楽しめます。

 

ワット・タムプーサマの隣にある修道院

寺の隣には、まだ建設中(改装中?)と思わしき修道院があります。この建物もまた、ビルマ様式の影響が随所に見られました。

 

ワット・タムプーサマに多く飾られている東南アジアの民芸品

ワット・タムプーサマのブッダ像と短冊

また、寺の敷地内のあちこちには、東南アジア特有の様々な形をしたカラフルな工芸品が鮮やかに飾られており、願掛けができる短冊も多く飾られていました。

 

橋のふもとには、小さなカフェもあります!

4日目:メーホンソン〜バーンラックタイ〜ソッポン (3時間6分、130km)

メーホンソンとバーンラックタイとを繋ぐ地方ルート4001の風景

4日目の予定は、メーホンソンのサイドトリップ2箇所目であるバーンラックタイをまず最初に訪れ、後に正規経路に戻って北東方面に進み、小さな村ソッポンにある観光地ナムロート洞窟の近場の宿で一泊します。

このあたりの山岳部には、まるで映画に登場しそうな大規模の洞窟がたくさんあるので、もし時間があれば洞窟めぐりなんてのも良いかもしれません。

メーホンソン〜バーンラックタイ (地方ルート4001経由)

メーホンソンを出発した後、ミャンマーとの国境のすぐそばに位置する秘境とも呼べる村、バーンラックタイへと向かいます。

この経路である地方ルート4001は、メーホンソンループで唯一ジャングル環境における走行を楽しめます。トロピカルな景色の中を走行するのは実に楽しいので、オススメです!

 

この経路の動画

バーンラックタイ

バーンラックタイはタイ国内でありながら中国にいるような気分に

地方ルート4001を走行した先にある小さな村バーンラックタイは、別名「タイの中国村」と呼ばれています。

中国革命により雲南省からの逃亡を余儀なくされた中国の移民たちにより作られたこの村には、段々になった茶畑や中国様式の建築物、赤いランタンなど、創設者たちの血筋である中国の伝統が深く息づいています。

 

バーンラックタイの中国を想起させる美しい風景

街の中心にある人口湖を囲むようにして発展した村は実に小規模で居心地が良く、湖の周りをゆっくりと散歩しながらの写真撮影を楽しめます。

 

バーンラックタイには中国茶やお菓子を楽しめる茶屋が多くあります

バーンラックタイを彩る赤いランタンと竹の木

タイ国内でありながら中国っぽさに溢れた村を歩いていると、まさに今自分は異文化が交差し合う国境の近くにいるんだなぁという感覚に陥ります。

歩き疲れたら湖畔のお店で中国茶、または中国料理を楽しむのもご一興!

 

バーンラックタイ〜ソッポン(ルート108/1095経由)

切り立った山岳地帯の中を走るこの経路では、これまでとは少し違った景色が楽しめます。また経路上には、見晴らしの良い素敵な展望台がありました。

ちなみに、メーホンソンループには売店やトイレ設備のある休憩所や展望台がたくさんあるので、走行中の休憩場所に困ることはないです。

 

バン・ルック・カオ・ラム・ビューポイント

晴れた日のバン・ルック・カオ・ラム・ビューポイントからの眺め

こちらはタイとミャンマーにまたがる山々の素晴らしい景色が拝める展望台です。

早朝には霧が立ちやすいことから、「霧の海の展望台」という異名もあるそう。

この経路の動画

ソッポン

小さな村ソッポンは、ルート1095が村の中心を突っ切るようにして走っています。マーケット、ガソリンスタンド、カフェなど、旅の途中で立ち寄るうえで便利です。

 

私達はこの村から少し山奥に入った場所にあるナムロート洞窟を翌日に見学予定のため、村はそのまま通過し、洞窟入り口のすぐそばにある宿へと向かいました。

ナムロート洞窟の隣にある宿:Cave Lodge

今日の宿Cave Lodgeは、ナムロート洞窟の入り口から徒歩5分程度という便利な場所にあります。

 

ケーブ・ロッジはナムロート洞窟の入り口から徒歩5分程度にあり便利

タイらしい竹建築の建物内にある広いダイニングエリアは開放感抜群で、実にのびのびとくつろげます。周辺の観光地などの情報収集、ツアーの予約も行えます。

 

ケーブ・ロッジの朝ごはんは種類が豊富

併設レストランのメニューは実に豊富で、マリファナやビーガンスィーツまであったりして、パーイの近くまで来たなーという感じ(笑)。彼らはバックパッカーのニーズを良く分かっています!

客室は、とっても小さな心地の良いコテージ。周囲のジャングルを望めるバルコニー付きで、実にプライベートでした。しかし、私の滞在した1月の夜はかなり冷えました…。

 

スポンサーリンク

5日目:ナムロート洞窟〜パーイ (1時間10分、50km)

5日目は午前中にナムロート洞窟を見学し、午後から次の拠点であるパーイまでサクッと移動します。

ナムロート洞窟

ナムロート洞窟の内部は季節によって見学できる範囲が変わります

ソッポンからナムロート道路へ入り、ややラフな道を15分ほど走ると、ナムロート洞窟の入り口に到着します。

ナムロートは全長1,666メートルもの長さを持つ巨大な洞窟で、洞窟内の天井、床、内壁のあちこちに鍾乳石が形成されています。

 

ナムロート洞窟内部に見られる数々の鍾乳石

中は真っ暗なので、探索には内部に精通したローカルのガイドを雇う必要があります。

洞窟入り口には彼らの写真、名前などが一覧になって張り出されていました。私達のガイドもそうだったのですが、まだ若年層の人が大半で、地元の学生が多いのかもしれません。

 

ナムロート洞窟の見学にはローカルのガイドによる誘導が必要

3窟に別れた洞窟内は、乾季か雨季かによって見学可能な範囲が変わります。私達が訪れた1月は洞窟内の全てを見て回れるということで、入場料はガイド費用込みで300バーツでした。

 

ナムロート洞窟の内部は真っ暗なのでガスランプが必須

ガイドは明るいガスランプを片手に内部を誘導してくれ、内部の見どころについて一つ一つ説明してくれます。

また、洞窟内の深部には多くのコウモリが住みついていて、先に進めば進むほど彼らの鳴き声と糞の匂いが強くなっていきます…。

 

ナムロート洞窟の途中からは竹の筏に乗って川下り

そして、川が流れているエリアでは、ガイドが竹の筏で案内してくれます!ここまで来ると、もうインディ・ジョーンズの世界そのもの。

さらに、ここで発掘されたという古代人の棺も見学することができました。なんまんだぶ…。

 

ナムロート洞窟内部の川下りの終着地点

ナムロート洞窟の内部は実に広大

3窟すべての見学はかなりボリュームがあり、暗い窟内に設置された階段を上がったり降りたりして、全てを見終えたときにはもうお腹いっぱい!という感じでした。

タイ北部におけるかなりスペシャルな経験になることは、間違いありません。

 

ナムロート洞窟〜パーイ(ルート1095経由)

ナムロート洞窟を満喫した後は、次の滞在地であるパーイへと向かいます。

この経路のあたりから、連続したターンや急な勾配が目立つようになります。そして、経路上には引き続き多くの展望台がありました。

 

この経路の動画

パーイ

パーイはタイ北部の桃源郷とも謳われる平和な街

メーホンソンループ(時計回り)の最終目的地であり、タイ北部の「小さな桃源郷」とも謳われる、ゆっくりした空気が流れる平和な街がパーイです。

私は過去の2017年、チェンマイで始めてノマドとして滞在していた時にパーイを訪問した内容を記事にしています。

 

パーイは朝・昼は眠たい街ですが夜には活気のある街に変身します

世界のバックパッカーたちが今のパーイの雰囲気を形作ったと言われていて、中心部には旅人を引き付ける多くのバー、おしゃれなカフェやレストランなどが立ち並んでいます。

 

パーイのウォーキングストリートで毎日開かれているナイトマーケット

パーイ在住アーティスト達の手による、ユニークなハンドクラフトショップも多いです。また、数々の種類の店が立ち並び、沢山の人々で賑わう、夜のナイトマーケット散策は外せません!

 

パーイ中心部から少し離れると実にのどかな光景に出会えます

パーイ周辺には多くの温泉や滝があり、川下りなどのアウトドアが数多く楽しめる点も、旅人の間で人気の秘訣です。

徒歩での散策だった前回とは違い、今回はバイクで訪問できる近郊の見どころをいくつか回ってきたので、その一部を紹介します。

 

バンブーブリッジ

パーイのバンブーブリッジの入り口

パーイのバンブーブリッジといえば、一般的にここの場所を指します。パーイからルート1095を南下して右折し、小さな村を抜けた先にあります。入場料は30バーツ。

 

パーイのバンブーブリッジの敷地は実に広大

竹の橋が張り巡らされた敷地内には田園風景が一面に広がっていて、まさにパーイ!な光景です。牛もたくさん放されていて、とってものどか。湖面に口をグワグワさせながら観光客を待ち受ける池の魚に餌をやるのも楽しいです。

訪問のベストシーズンは雨季の7月から11月で、この時期には一面緑の稲に覆われた風景を見ることができるそうです!

 

パーイのバンブーブリッジを抜けた先にある寺も見学可能

敷地内はなかなか広く、全長815メートルの橋の先には寺があります。ここも含めてすべて見て回ると結構なボリュームになるので、これで入場料30バーツはお得だと思います。

 

パーイのバンブーブリッジには数々のインスタ撮影ポイントがあります

そしてタイの観光地らしく、敷地内のいたるところにインスタ撮影スポットが設置されています。また、併設の小さなカフェもあるので、疲れたらそこで一休みできます。

 

パーイキャニオン

パーイのグランドキャニオンことパーイキャニオン

パーイキャニオンは、ルート1095をさらに南下した地点にあり、走行中右側に入口が見えてきます。

 

名前の元ネタであるグランド・キャニオンとは比較できないほど小規模ですが、絶壁の間にある狭い岩壁の歩道を登ったり降りたり、ちょっとした冒険を楽しめます。

ただし、岩壁や切り立った丘の上はとっても滑りやすく、一部の歩道はかなり危険なため、動きやすい格好で来ることをオススメします。

 

パーイキャニオンから望む夕暮れは絶景

夕焼け時には、太陽の光を反射した山々と丘の全体が徐々に赤く燃え上がり、やがて紫に変化し、そして闇へと包まれていく様子を360度パノラマで眺めることができます。至福。

 

パーイ・ホット・スプリング・スパ・リゾート

パーイ・ホット・スプリング・スパ・リゾートの温泉プール

こちらはリゾートホテル併設の温泉で、屋外温泉プールと冷たいスイミングプールがあります。入場料は100バーツ。

温度は結構ぬるめなので、ゆっくりのんびりと湯船に浸かれます。スイミングプールの一部は改装中で、トイレを含み、綺麗に清掃が行き届いていました。

 

パーイ・ホット・スプリング・スパ・リゾートの通常プール

ちなみに私達が訪問した午前中は、ホリデーシーズンだというのにまったく混んでいなくて終始快適でした。パーイ周辺には沢山の温泉があるので、訪問客が分散するのかもしれません。

 

パーイの宿:Villa de Pai

今日の宿は小さなコテージ、その名もVilla de Paiです。

 

Villa de Paiはパーイ中心部に位置していながら実にのどかな環境

パーイの中心部という便利な位置にありながら、敷地内は実に静かで美しい緑の環境が広がっています。

タイらしい竹建築の個室コテージはハンモック付きで、一定のプライベートを確保しつつ、ゆったりとした時間を過ごせます。

 

Villa de Paiの客室はプライベートなコテージ
Booking.comより転載

しかし、宿に面する道路を挟んだ反対側には深夜まで営業しているバーがあるので、もし道路側に近いコテージに部屋が割り当てられてしまった場合、夜の騒音が気になるかもしれません。

心配な場合は、予約時に確認してみてくださいね。

 

スポンサーリンク

6日目:パーイ〜チェンマイ (2時間50分、131km)

メーホンソンループ最終日の今日は、ルート1095と途中からルート107経由で、スタート地点のチェンマイまで戻ります。

パーイ〜チェンマイ(ルート1095/107経由)

バイク旅の疲れが見え始めてくるこの頃、これでようやく最終経路!と、思うのもつかの間。

なぜならこの経路上には、時計回りルートの最終難関とも言える762個のカーブが待ち受けているのです…(怖怖)

 

しかし、ご安心あれ。この経路上にも休憩スポットはたくさんあるので、疲れたらいつだって一休みできます!

今回はこれらのオススメ休憩スポットを紹介します。

 

モークファー滝

モークファー滝はパーイとチェンマイの中間地点に位置する滝
パーイとチェンマイのちょうど中間地点くらいにある、隠れスポットとも呼べる滝です。入場料は200バーツ(どうやら2023年10月、100バーツから値上がりしたそう…)です。

 

モークファー滝のプールは安全に泳げる環境

入り口から遊歩道を10分程度歩いた先に、高さ60メートルほどの滝が流れ落ちていて、その先には十分泳げる深さのプールができています。

街からやや離れているため、混むことがあまりないと思われるので、人の少ない場所でゆっくりと涼みたい時に最適だと思います。

 

モークファー滝の周辺のジャングル環境

また、私達は訪問しませんでしたが、この滝の周辺から伸びる遊歩道をさらに進んだ先には、コウモリが住み着く洞窟があるとか。

 

Coffee We / Witch’s House

Coffee Meこと魔女カフェはルート1095で有名な存在(?)

とってもユニークな魔女をテーマとしたカフェ。近郊まで来るとホラーな人形が何体か立っているのが見えてくるので、すぐに分かると思います。

ちなみにここは、共用ミニバンでこの経路を通る際の休憩スポットであるレストラン、マーケットの近くでもあります。

 

Coffee We / Witch's Houseハロウィンを思わせる人形

正直、タイの山道で多くの魔女たちに出会うとは誰も思わないはずなので、不意を突かれた気分(笑)。でも、カフェのメニューはいたって普通です。

このコンセプトの背景にあるのは何なのか不明ですが(昔のホラーハウスの人形を再利用したとか?)、ちょっとしたテーマパーク気分に浸れますよ!

 

AIR DIAMOND CAFE & HOTEL

AIR DIAMOND CAFEはタイ航空の古いA330機体を再利用したカフェ&ホテル

ルート1095と107の交差点付近で確実に目に留まるのが、巨大な飛行機です。実はこれ、使われなくなったタイ航空のA330機体を再利用したカフェ&ホテルなんです。

 

AIR DIAMOND CAFEの客席は機内シートそのまま

航空機内のシート、窓やコックピットなど、すべてがそのままの状態で、まさに飛行機内のカフェ!機体周辺には様々な撮影スポットが用意されていて、子供たちが楽しそうにはしゃいでいました。

 

AIR DIAMOND CAFE周辺に設置されたベンチや撮影スポット

タイの人気カフェチェーン店、Black Canyon Coffeeが出店しているカフェでの注文方法も、空港のそれに倣ったシステムを採用しています。

まず、飛行機の階段付近にある小さな建物内カウンター(チェックインカウンター)で注文し、チケット(搭乗券)を購入してから、店内(機内)に乗り込んで食事を受け取ります。

 

タイ人の持つカフェやコーヒーにかけての情熱とアイデアは、どの国民にも引けを取らないと思います(真面目に)。

 

まとめ:合計15時間28分、658kmの旅

寺では修行僧たちの日常生活が垣間見れます

ルート107に入った後ひたすら南下し、ようやくチェンマイ市街地に近づいてきた時には、ようやくホームに帰ってきた!という感覚でひとしおでした。

 

道中目立ったトラブルもなく、実に快適にバイクツーリングの旅ができました。これはほとんどの経路が綺麗に整備された走りやすい道である点が大きいと思います。

そんな安定した環境のなか、切り立った山岳部やジャングルの中など、徐々に移り変わる環境の様々な景色を楽しみながら走行できる点は、メーホンソンループ・バイク旅の醍醐味の一つだと思います。

 

より自立した形でタイ北部の魅力を体感したいなという方に、ぜひオススメします!

 

前半の記事はこちら。

フルの動画はこちら。

 


 

関連記事:



 

この記事が参考になったり面白いと思ったら、よければ下記SNSボタンからシェアしてください!

FacebookTwitterInstagramYouTubeにて、活動の最新情報や旅の写真をUPしてます。お気軽にフォローしてください。

ブログのご感想や記事内容のリクエストなどがあれば、上記SNSで声をかけて頂くか、コンタクトフォームから一言お送りください。

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク
         
        

4件のコメント

    1. こんにちは!明確には覚えていないのですが1時間は確実にかかったと思います。多分1時間30分〜2時間くらいかと。ご参考になれば。

      1. ありがとうございます。
        1月にメーホンソンループ回る予定なので参考にさせていただきます。

        1. そうなんですね、ぜひ楽しんでください!記事がお役に立てれば嬉しいです。また何か質問があれば、お気軽にお聞きください。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA