【海外で働く】英語力と価値観の違いが産む現実、そして現場から私が学んだこと3点

ウェリントンの町外れのニュータウンにある、小さなカフェ

こんにちは、Akaneです。

グローバル化が進む中で、海外で英語を使って現地の人達と仕事をしてみたいと考えている方は多いのではないでしょうか?ワーホリさんの中では、単にネイティブと仕事して英語力を伸ばしたい!という方もいることでしょう(はい、私もそうでした)。

実際にワーホリを通じて海外就労した私が経験から言えることは、ということです。聞こえほどかっこ良くもないし、いい事ばかりではありません。それでも、挑戦に見合うだけの価値は絶対にある、とは胸を張って言えます!

 

ということで今回の記事では、海外で仕事をするという現実について、私が経験から得た学びや教訓をシェアしたいと思います。

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英語ネイティブと仕事する上で必要な英語力+@

沢山の人々が関わる職場においては、何よりも円滑なコミュニケーションが大切です。そして、コミュニケーションを設立させる4大要素といえば、話し・聞き・読み・書きです。

主に読み・書きを行使する職種もありますが、上司や仲間との意思疎通にかけては、話し・聞きのスキルがより重要になります。

職場で障壁となる、学校では教えてくれないこと

英語での話し・聞きは、私達一般的な日本人が一番苦手とする分野です。

かくいう私もその一人なのですが、英語ネイティブと共に働くことになれば、この話し・聞きのスキルをフルに使わなければ、円滑に仕事を進めることはできません。

 

ここでやっかいになる要素が、ネイティブの使う口語英語、そして相手の持つ文化背景です。

彼らは、教科書にある例文など永遠に使わぬまま話すと言っても大袈裟ではありません。生まれ育った地域・国によって独特のスラングやアクセントがある上、ある地域の人々は一定の音を落としたり、または違う音で発音したりなど、英語のバリエーションの例をあげればキリがないです。

晴れた日の週末にリラックスする若者たち

 

言語は、文化をも語るコミュニケーションツールです。

相手の文化背景を理解していないと、ちゃんとした文法の英語を話していても、ニュアンスの違いなどにより、自分の意図した通りに伝わらないこともあります。

 

そして私達と同じく、第二言語として英語を使う人も現場では沢山働いているので、英語のパターンや無限大になります。

言葉のコミュニケーションの重要さ

長い間、ずっと日本で日本人とだけ仕事をしていた後に、いきなり国際的な人々が働く現場に放り込まれたら、一体どうなると思いますか?

 

たとえ英語が意思疎通が出来たとしても、上記で挙げた職場の人々の多様性までは、当初の段階では把握しきれないものです。

そのため、殆どのケースにおいて、実際に適応するまでには一定の苦労、忍耐、そして理解力が必要となるのです。

失ってみて気付く言葉の重み

職場においては、チームで働くにせよ個々で働くにせよ、上司や仲間とのクリアなコミュニケーションは不可欠であり、大きな責任も発生します。

私は、日本で仕事をしていた時にはそこまで気に留めていなかった言葉による意思疎通が、第二言語で仕事をしているといかに重要であるのかを、身をもって体感しました。

 

その反面、実際に海外で仕事を始める前に、英語環境に自分を慣らしておくといささか楽です。

そういう意味でも、ワーホリは若年層のうちから海外の文化を生活を通じて学ぶ手段(もしくは入り口)として完璧なビザ言えるでしょう。

 

スタートが若ければ若いほど、環境の変化にも柔軟に対応していけるものです。

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寡黙に仕事する日本人 = ハードワーカー

しかし、海外での職場において日本人は重宝されがちます。そう、私達は日本人であること自体を売りに出来るのです。

なぜなら、日本人ほど几帳面で真面目な気質の人は、他のどこの国出身の人にもいないから。

 

日本人基準の「普通に仕事をする」が、一旦海を越えれば「真面目に仕事をする」になり、だいたいどの国でどんな仕事に就いても「あの日本人は真面目(ハードワーカー)だ!」と言われます(笑)。

日本人の仕事観は世界規模で見ても稀

具体的に、日本人が評価されている点をいくつかを挙げてみると、

  • 遅刻しない
  • 言われたことはきちんとこなす
  • 挨拶をきちんとする
  • 期限を守る

 

日本で仕事していたらどれも常識ですが… 世界においてはそうでもないんです!

ネイティブ達の仕事に対する姿勢は、もっとリラックスしています。

 

ウェリントンの町外れのニュータウンにある、小さなカフェ

カフェやショップに行けば、暇な時にはいつも店員同士でおしゃべり。お客さんとの世間話に花を咲かせていたり、焦る様子もなく遅刻してきたり(これはいただけないけど…)。

この反面、私情を挟まずてきぱきと働く日本人は、仕事に対する自然と真面目な態度を買われる事が多いのです。

 

この仕事に対する姿勢に大きなギャップがあることを踏まえて、私が海外の職場で働くなかで心がけていることは、3つあります。

心構え1:完璧主義を捨てること

私も割とそうなのですが、日本人は仕事にこだわりや情熱を持った人、完璧主義な人が多いです。

 

会社への貢献や自己発展を考えると素晴らしいことなのですが、海外で働く上で必要になる言語力、コミュニケーション力がまだ不十分なままだと、これは落とし穴にもなりかねます。

なぜなら仕事内容の不満や改善の提案を訴えようにも、言葉がうまく通じないとフラストレーションになり、自尊心が傷つく可能性があるから。

 

これを改善するためには、意思疎通の面でフェアな立場になること。その為には流暢に会話が出来るようになるとベストですが、言語力はすぐにはどうやったって伸びません。

その長期戦の中で自分に出来るこは、完璧主義を捨て、寛容な心で仕事に望むよう努力すること。

そうでもしないと、現場にどんどん苛立ちが募り、でも発言できない・改善できない自分に、自さらに己嫌悪がさしてしまうかもしれません。

心構え2:楽観的でいること

根っからの真面目な日本人気質のままでいると、「海外で仕事をする」という大きな価値の真髄が味わえません。

日本人ならではの仕事を提供することも大事ですが、現地なりの仕事のやり方にならい、もう少しリラックスした態度で望んでみても良いと私は思っています。

 

公園でくつろぐカップルと鳩

仕事によっては大きなプレッシャーがあるかもしれませんが、できる限り楽観的でいたほうが自分に負担をかけませんよね。

「楽観的=責任感がない」裏表一体なのですが、こちらの人は残業をしない、家庭を何より大事にすると言われている所以が、実際に海外で働いていると、その実情から背景まで身を持って体感できますよ。

 

逆に黙々と仕事をしてると、大丈夫?具合悪いの? Are you okay?? と心配されます(笑)。

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心構え3:1人で抱え込まないこと

こちらでは誰かが欠ければ、その分を他の皆で補い合います。とても自然なことで、皆で責任を分担する文化があるのです。

自分がミスをした、病気になった、意思疎通が上手くいかなかったせいで100%実力を出し切れなかった…でも、自己険悪になる必要は一切ありません。

 

特に英語圏は多国籍文化が多く、人々は英語が流暢でない人に対してかなり寛容です。

そこまで専門的でない仕事なら、ある程度の意思疎通ができればたいてい回せてしまいます。そんな状況でも、国は成り立っているんです。

 

皆、そこまで個々に深い責任感を持たなくても良いような空気があるのは、この国の成り立ちによる部分も影響しているのかな?と私はひそかに思っています。

まとめ

いかがでしたか?私がローカルの職場にいて学んだことをざっくりあげてみました。

世界に出ると、自分でも意外なほど日本人としての自分を痛感します。仕事観に対するギャップがあまりにも深すぎて、時には呆気に取られることもあります(笑)。

 

しかし、ここで思い悩んだり頑固になったりするのではなく、郷に入れば郷に従え。すべてを現地流に捉えて、そのまま流してしまう(let it go)ことが、海外で働く醍醐味の一つではないかなと思っています。

 

この記事が、海外で働きたいと思っている方へのちょっとした豆知識となれば幸いです!

 


 

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