¡Hola!、Akaneです。
ブログで報告するのが遅くなりましたが、7月中旬にスペイン第3の都市・バレンシアにやって来ました〜。そろそろ到着して3週間、新しい滞在先にも落ち着いて、街の雰囲気や仕組み、文化、天気などにも馴染んできたところです。
個人的にヨーロッパは8年ぶりの訪問となりまして、スペインに来るのは今回が初めてです。スペイン語含め色々と未体験な要素が多かったのですが、想像以上に素敵なバレンシアという街のおかげもあって、毎日刺激的な生活を送れてます!とりあえず、幸先は良い感じ。
新天地に着いたらまずは開拓ということで、色んな場所に行ってたくさんの人に会うようにしています。移住初期の観光と日常の中間のような生活を通して、街の魅力がじわじわと理解できてきました。
初対面の人からよく「なんでバレンシアに来たの?」と聞かれるのですが、今回はこの理由も含めて、スペイン・バレンシアの持つ魅力を、特にノマドの観点から8点ご紹介したいと思います。
目次
スポンサーリンク
スペイン・バレンシアって?
バレンシアはマドリード、バルセロナに続くスペイン第3の都市で、人工は約80万人。スペイン国土の東・バルセロナの南西に位置し、地中海に面しています。
街の中心部はぐるっと円形状になっていて、端から端まで歩いて30〜40分くらい。
南部はバレンシア北駅(Valencia Nord)を起点とした観光商業地。北部の旧市街エル・カーメン(El Carmen)は細い路地が複雑に入り組んで、迷路のようになっています。
中心部の南にはバレンシアきってのお洒落地区であり、カフェやブティックが並び活気のあるルサファ(Ruzafa)があります。
東の海岸沿いには陽の光で色あせた古い建物が並び、昔ながらのコミュニティ感の残るビーチ沿い地区、エル・カバニャル(El Cabanyal)があります。
これら地区間の移動にはメトロ(地下鉄)やバスで20〜30分程度なので、ちょうど良いくらいの規模です。年間約890万人の観光客が訪れますが、そこまで観光地化しすぎていない点も魅力です。
私がバレンシアを滞在先に選んだ理由
バレンシアのことは、私のお気に入りのイギリスの旅行番組「Travel Man」のエピソードで初めて知りました。
番組中に紹介されていた芸術科学館が印象に残っていたのですが、ある折に「Teleport Cities」という自分にぴったりなノマド先を検索できるサイトを試してみたところ、第一に表示されたのがバレンシアでした。
後に西ヨーロッパの中でもスペインはノマドに人気であるということを知り、偶然にも知り合いのノマドがバレンシアに滞在している・していたとのことで、リアルな情報を得ることができました。
これらの情報が重なって興味が膨らみ、加えてスペインは行ったことがなかったので、単純に行ってみたい!と思ったのです。
ということで前置きが長くなりましたが、住んでみてじわじわ分かってきた、バレンシアの魅力をご紹介していきます。
1. 晴れの日が多く活動的でいられる
地中海沿いのバレンシアはお日様に恵まれていて、年中通して温暖な気候です。現在の夏は安定した晴れの日が続きます。
日中は焼けるような暑さですが、海からの風と乾燥した空気のおかげで、朝晩や日陰は快適に過ごすことができます!
自然光は人間を活動的にさせる大事な資源。基本インドアでパソコン相手に長時間仕事するノマドにとって、外に出た時に浴びるお日様の光の心地よさには時に尊いものすら感じるはずです(私はそう…)。
場所によってはエアコンが強すぎて寒いので、軽い羽織があると便利。朝や夕暮れ後の涼しい時間帯に外のパティオで仕事するのも気持ちいいです!
2. 地元のスペイン人は温厚で友好的
ラテンの血が流れるスペイン人はとにかくフレンドリー!挨拶を交わす際にはいつでも笑顔で返してくれ、来るもの拒まずの寛容性が感じられます。
近郊のドイツやオランダなどに比べるとスペイン人は英語あまり話せない人が多い印象。でも何語だろうがお構いなしにみんな話しかけてくるし、話そうとしてくれるところにキュンとくる(死語?)
あと会話の「沈黙の間」が我慢ならないのか、鼻歌歌ったり独り言つぶやいたり常に何かしてるのが可愛い😂
— Akane (茜) 🌍 (@hive_aka_en) July 16, 2018
基本はスペイン語ですが、挨拶程度なら簡単に覚えられるのでコミュニケーションに困ることはそれほどありません。観光客や現地に住む外国人も多くいるため、独り身でやってきても特に疎外感を感じることなく過ごせます。
ちなみに両頬を擦り合わせるスペイン式の挨拶をあらかじめ覚えておくと、交流がスムーズにいくかと思います(私は最初知らなかった w)
スポンサーリンク
3. 生活費がスペインの他都市に比べてお手頃
西ヨーロッパの中では物価が安い方と言われるスペインですが、バレンシアではアパートなどの物件において特に躊躇です。
アパートはピソ(piso)と呼ばれるシェアハウスであれば1部屋月€170〜400(約¥23,000〜¥53,000)、単身用またはカップル用のスタジオを借りると、月€600〜1,000(約¥78,000〜¥116,000)ほど。
光熱費は1人あたり€30〜60(約¥3,800〜¥7,800)あたりが相場で、これは普通かやや高め程度ですね。これらの相場は街の中心部になればなるほど高くなります。
バレンシア部屋探し事情ざっくりメモ
✅シェアハウス(ピソ)は安いところで€170=¥23,000から(内容もそれ相当)〜€400=¥53,000が相場
✅3ヶ月などの短期スタジオ契約(単身・家族用)はかなり難しい
✅実りのある探し方👉ネット(代理店経由、要手数料) < フェイスブック < 口コミ— Akane (茜) 🌍 (@hive_aka_en) July 12, 2018
バレンシア部屋探しメモ#2
市内中心部には築100年以上の素敵外観アパートがごろごろ並んでる。内装はほぼリノベされてるけど、一戸あたり5人くらいが住んでる場所もあり1人当たりの空間は狭い💧
外は暑くて明るいけど部屋はなかなか暗くて小さいところはヨーロッパだなーと感じる。 pic.twitter.com/QDp7NBiUI6
— Akane (茜) 🌍 (@hive_aka_en) July 14, 2018
食費はコーヒー1杯€1〜2.5(約¥130〜¥320)、ビールも同じくらいで1杯€1〜2.5(約¥130〜¥320)、サンドイッチ€3.5〜6(約¥450〜¥780)、デル・ディア(Del Dia)と呼ばれるランチセットメニューが€9〜12(約¥1,160〜¥1,550)ほど。
スペインのランチコース、デル・ディア(Del dia)を食す🍽
前菜、主菜、デザートに食前・食後のドリンク付いて€9〜(約1,100円)から。ランチは2時くらいからゆーっくりいただくという伝統的なスペイン文化を代表するかのようなお食事でした。
でも私は1ヶ月に一度でいいな…🥗🍕🥙🍷☕️😅 pic.twitter.com/FtQwZkkSuH
— Akane (茜) 🌍 (@hive_aka_en) August 3, 2018
有名なパエリアは1人分で€8〜11(約¥1,100〜¥1,420)くらいです。
大家さんと一緒にバレンシアのパエリア、Paella de Valencianaを作った🥘
パエリアはバレンシアが発祥の郷土料理で、オリジナルはうさぎ肉(写真は鶏肉)、平たいインゲン豆やカタツムリ🐌を入れる
1時間半くらいかけでじっくり作るパエリアは間違いなく今までのNo.1 😍 バレンシアに来たらお試しを💕 pic.twitter.com/r6x92E5dXW
— Akane (茜) 🌍 (@hive_aka_en) July 29, 2018
野菜や果物は歩道沿いに並ぶ個人商店などで購入すると安いですよ。旧市街の中央市場も有名ですが観光地化されているので、お値打ちな価格は期待しないほうが良いです…
4. コワーキングとWiFi設置のカフェが充実
コワーキングスペースは街のいたるところにあり、その多くは旧市街〜ルファサ地区に集中しています。
私が現在利用中の、旧市街北東部にあるWayCOはバレンシア・コワーキングの老舗。メンバーシップは1日利用から固定時間内プランから選べて、初回は1日無料で使い放題です!
コワーキング、waycoに進入。バレンシアには現在2拠点。小さい敷地ながら中庭や併設カフェがあって気分転換できそう!
地元のスペイン人が多かった(あんまり写真撮れる空気でも無かったので、中庭の写真だけ w) pic.twitter.com/pEiBQtHiuZ
— Akane (茜) 🌍 (@hive_aka_en) July 18, 2018
海岸地区にあるVortex Coworkingは指紋認証で24時間出入り可能、仕事の後に泳ぎたい人のためにシャワーも完備されているそうです。
また、ほとんどのカフェでWiFiが設備されていて店内にはコンセントも多いため、いたるところでノマドが可能です。
人気のカフェ、そして多くの外国人はトレンディなエリアであるルサファに集中しているため、他のノマドと隣り合わせになることが多くあります。
【Ubik Cafe】https://t.co/x3L3IS6CCw
トレンディなRuzafa地区にあるUbikは小さな図書館ちっくな内装で、なんともくつろげる雰囲気のカフェ。ノマドや学生、地元の人達の集まりによく利用されてて、みんなの社交の場って雰囲気。
昼はノマドして夜は飲めるので、一日中いれちゃう心地よさ…😋 pic.twitter.com/MkzZIOHDNB
— Akane (茜) 🌍 (@hive_aka_en) August 1, 2018
ただし、個人経営のカフェなどは昔ながらのシエスタ(お昼休憩)を1〜2時間挟むところも多く、暇になると早々に店じまいするお店もあるため、昼間の仕事場の確保は慎重に。
5. 美術館や博物館が多く感性を補える
バレンシアは別名・芸術科学都市と呼ばれていてアートの発展に力を注いでおり、美術館や博物館の宝庫です!これはクリエイター職のノマドには理想的な環境。
旧市街には伝統的な陶芸美術館から近代美術館、歴史ある古い建物を改装したギャラリー兼イベントスペースなど、10分〜15分の徒歩間隔で施設が点在しています。
旧市街の美術館が入場無料になる日があったので夕暮れ頃からプラプラしていたら、素敵な野外コンサートに遭遇!建物は中がコンテンポラリー美術館になっていました。
数年間アートや芸術に身近に触れられる環境にいなかったから、こちらの生活は感性の刺激になっていい☺きっと子供にもいいよね。 pic.twitter.com/TQqWP6belc
— Akane (茜) 🌍 (@hive_aka_en) August 1, 2018
それと対を成すように存在するのが、近未来的な建設様式がインパクト大の芸術科学館(Ciudad de las Artes y las Ciencias)。博物館、オペラハウス、3Dシアターなどが一つになった複合施設です。
観光客に大人気のオセアノグラフィック水族館(Oceanogràfic)はヨーロッパ最大規模!(おそらく入場料:大人1人€29.70も最高額…)
バレンシア名物・芸術科学館が今の家から近いので、人の少ない朝に散歩🚶♀️
映画館や科学館などの複合施設になっていて、近代的な建築デザインが垂涎!歩道や自転車道もきちんと整備されてます。
古きと新しきが共存するヨーロッパらしい、都会のオアシス的な空間でした☺ pic.twitter.com/0pDlRwmn2j
— Akane (茜) 🌍 (@hive_aka_en) July 15, 2018
ランゲージエクスチェンジのイベントに乗っかり、オセアノグラフィック水族館へ行ってきました。買うまいと思ってたチケット€30が半額の€15!その場に居合わせた子と3人で文字通り一日中童心に帰ってはしゃいできたw 色々批判はあれど、誰もが楽しめる素敵な空間🐋🦀🐠https://t.co/dtzlzJihtm pic.twitter.com/qA20kCLfMp
— Akane (茜) 🌍 (@hive_aka_en) August 19, 2018
施設内に入らなくても、古代の趣を残す旧市街の細い路地をぬって歩いたり、海岸沿いの褪せたタイル建築を眺めているだけでも、感性が刺激されます!現代ユースカルチャーを象徴するストリートアートシーンも健在。
「You can’t stop street art」
人で賑わう中心部から少し離れると、道は途端にストリートアートに溢れる。よく見るのが監視するような目つきをした二重目の女性のポートレートで、バレンシアのバンクシーと呼ばれているアーティストによるものだそう。新旧アートが折り混ざった街は歩いてて飽きない pic.twitter.com/alO428mZo9
— Akane (茜) 🌍 (@hive_aka_en) August 2, 2018
6. 海や公園など身近にリフレッシュできる環境がある
海や公園など自然に恵まれたバレンシアは運動に最適!仕事で凝り固まった体をほぐす為にかかせない環境があります。
川の跡地を利用して建設された全長7km以上にも及ぶトゥリア公園(Turia Park)は、ジョギングコースやレクリエーション施設が完備されている市民たちの大切な憩いの場。
猛暑が続く現在・夏の間は、涼しい日没後に芝生でくつろいだり、グループでヨガをしたり、サイクリングする人たちで溢れてます。特にランニングがしやすいので、個人的なモチベーション維持に繋がってます。
一番近いビーチであるマルバロサ海岸(Malvarrosa Beach)までは市内からバスで20分くらいです。暑いの日中は冷たく感じる水温も、日が沈んで涼しくなると暖かく感じるため、何時でも水遊びに来れちゃいます。
夏の間、ビーチ沿いではバレーボールをしたり、日光浴を楽しむ人たちで賑わっています。
家の下見ついでにバレンシアのビーチへ🏖ながーーーく続く砂浜はこれぞスペイン!な光景でした。土曜ということもあって人でごった返し💦
イギリス人がごっつ多い気がする。夏になるとみんなスペインに行くというのも納得…🌞 pic.twitter.com/SOEjPOMnkA
— Akane (茜) 🌍 (@hive_aka_en) July 15, 2018
スポンサーリンク
7.交通網が発達していて移動に便利
比較的小さい街ですが、メトロ、バス、トラムなどの公共交通機関が充実しているため移動は便利。
自転車道も多く設備されていて、街中にレンタサイクルショップがあり、シェアバイク・公共自転車であるバレンビシ(Valenbisi)があるため、自転車派の人にもフレンドリーな環境です。
バレンシア市内の移動にはシェア自転車valenbisiがかなり便利🚴最近は毎日自転車漬け…😄運動不足解消!
結構いつでも風が吹いてるけど平坦なので走りやすく、自転車道もだいたい整備されてます。道の入り組んだ旧市街地の内側は歩き、外側は自転車が良さげ。 pic.twitter.com/fG4sdxHYmT
— Akane (茜) 🌍 (@hive_aka_en) July 17, 2018
各交通期間ではそれぞれ別の種類のチケットが必要になりますが、事前チャージや回数券などでお得な割引が受けられます。
短期滞在であれば全ての機関で利用できる旅行者用のパス、Valencia Tourist Card(バレンシア・ツーリスト・カード)が便利。公共自転車バレンビシも1日〜1週間単位から使用できますよ。
8. 文化交流イベントが盛んでネットワーキングが容易
国際色豊かな街はFacebookのグループイベントや交流会、ミートアップがとても盛んです。
気候と文化に惹かれてヨーロッパの他の地域から移り住んだ人や、芸術や音楽を学びに来た学生、定年退職者など、様々な外国人が住んでいます。
英語とスペイン語のエクスチェンジを筆頭に、山登りやビーチバレーのミートアップ、ヨガのミートアップ、スタートアップのミートアップなど、様々な種類のイベントが毎日のように開催されてます!
人との接点がモチベーション維持にも繋がるノマドには嬉しい環境ですね。
まとめ
スペイン人の考え方や文化、何より街の持つ雰囲気に感化されてか、私の現在の生活は仕事よりも私生活に重きが置かれています。
海外の様々な土地で生活するということは、自分にとって何をするに心地良い環境はどんなものか、生産的になれる生活サイクルはどんなものか、自分を保ちやすい人付き合いはどんなものか、などなど、様々な発見に満ち溢れています。
朝からテラス席で寛ぐ人々やいつもは飲まないオレンジジュースを頼んだりするところや色々スムーズに行かない事務的部分に自分はスペインに来たのだと実感します。
日中を散策してさっそくシエスタを理解。文化ってほんと面白い。そして自分もイン😴 pic.twitter.com/wZu0h7dPc7
— Akane (茜) 🌍 (@hive_aka_en) July 12, 2018
自分でも面白いな〜と思いつつ、今はこの時を楽しむ姿勢で滞在しています。
ヨーロッパでノマドや短期旅行などをお考えの方は、スペインのバレンシアへの滞在を検討されてみてはいかがでしょうか?
関連記事:
この記事が参考になったり面白いと思ったら、よければ下記SNSボタンからシェアしてください!
Facebook、Twitter、Instagram、YouTubeにて、活動の最新情報や旅の写真をUPしてます。お気軽にフォローしてください。
ブログのご感想や記事内容のリクエストなどがあれば、上記SNSで声をかけて頂くか、コンタクトフォームから一言お送りください。
スポンサーリンク