こんにちは、Akaneです。
自分で仕事を得て生計を立てるフリーランサー。そんなフリーランサーの営業において、最大の武器となるのがポートフォリオです。特にクリエイティブ業界においてはポートフォリオでその人の実力や特色が一発で分かってしまうため、履歴書(CV)よりも重要視される傾向にあります。
フリーランサーの中でも私のようなノマドワーカーにとっては、従来の紙媒体に取って替わりデジタル上で配布・管理が可能なオンラインポートフォリオが主流です。しかし、ただ作っただけで効果が現れるかは疑わしいところ。ポートフォリオの目的を果たすためには、要点を抑えたユーザーフレンドリーなコンテンツを構築することが重要です。
私は代表作品をアップしたポートフォリオウェブサイトとこのブログを営業ツールの2大柱として活用してきて、開設から半年を過ぎた頃から少しずつお問い合わせが増えはじめ、数件を受注するに至り、ゆっくりとですが効果を実感しはじめてきました!
そこで今回は私が実践して学んだ、効果の現れるポートフォリオウェブサイトを構築するために抑えておきたい5つのポイントを紹介したいと思います。
目次
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フォーマットを決める
まず、オンラインポートフォリオは用途別にPDFとウェブサイトの2種類に分けられます。
PDF:各クライアントに特化した配布用として活用
従来の紙のポートフォリオをデバイス上で閲覧できるPDF形式は、ファイルごとにカスタマイズがしやすいため、クライアントへの配布用として最適です。
どういうことかというと、表紙や略歴ページなどの共通ページをPDFのベースとして作り、実績のページをその都度入れ替えてクライアント別に最適化するということです。
たとえばデザイナーであればウェブサイト実績を集めたページ、イラスト実績を集めたページなど、分野別でPDFのベースを作っておきます。
その内容やページ順序を配布するクライアントの業種・業務内容に応じて入れ替えれば、それぞれに最適化されたポートフォリオの出来上がりです!
また、契約の関係でBtoBなどウェブサイトに公表できない作品も、クライアント配布用のPDFであればOKなケースもあります。
PDFの容量は5〜6MBくらいには抑えましょう。容量圧縮にはAdobe AcrobatやSmallPDFなどが便利です。でも、メールに直接添付は厳禁!Google Driveなどのネット上ストレージにアップしてURLを送れば相手にダウンロードの負担をかけません。
私はDropboxにアップしてURLをクライアントにシェアしています。Dropboxにはコメント機能があるため、クライアントからPDFの任意箇所上にフィードバックをもらうこともできますよ。
ウェブサイト:代表実績を集めた包括的な作品集として活用
一方で、ポートフォリオウェブサイトは自分を代表する包括的な作品集としての運用に適しています。
具体的には交流会などで初対面の人に「どんな仕事ができるの?」と聞かれたときに、スマホからアクセスしてぱっと見せられるような内容です。こういった現場での用途を想定して、モバイルファースト(スマホでの閲覧に比重を置いたデザイン)を心がけておくとよりベスト!(もちろんパソコン版も大事ですが)
過去の実績が膨大であっても、カテゴリーやタグを駆使すれば閲覧しやすいポートフォリオを構築できます。
それではポートフォリオウェブサイトの構築に的を絞って、いくつかのポイントをご紹介していきます。
CTAを設ける
CTAとはCall to Action = 行動喚起のことです。ポートフォリオサイトは誰かに見られて終わり…なのではなくて、そこから行動を起こしてもらうことが目標への第一歩。その一歩を踏み出してもらうためには、意識的にウェブサイトを構成することが大切です。
CTAは一般的にページの下部(長さによっては中盤にも)に入れ、リンク先に名前、メールアドレス・または電話、お問い合わせ内容を含めたフォームを設置するのが一般的。この項目は最低限に絞るとより効果を得やすくなります。CTAを促すリンクはボタンなどにして、目立つようにデザインしてください。
各ページ内で文章と画像を駆使して、自分の作品・実績を短期集中プレゼンするようなものだと考えてみてください!
ウェブサイトの目標を明確にする
CTAを設置する前に、「自分は相手に何をしてほしいのか」という、ウェブサイトの目標をまず明確にしておきましょう。
仕事の依頼が欲しいのか、スタートアップの仲間を求めているのか、CVをダウンロードして欲しいのか…
目標に沿って、CTAへの導き方をうまくカスタマイズしましょう。
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スキルセットを入れる
自分が価値提供できるスキルの内容を分かりやすく記述しましょう。
その道の人であれば作品を見ただけで保有スキルを見抜けるかもしれませんが、ウェブサイトを見てくれる人みんながそういう訳じゃありませんよね。
スキルの経験が長ければ経験年数を強調したり、複数のスキルがあるならその多彩さを売りにしたり、グラフを取り入れて視覚的に表現したりと、やり方はさまざま。自分の持つスキルの内容を効果的に見せる方法を選ぶことが大切です。
具体的な内容と使用可能ソフトも記述する
一つの分野のスキル内容が多岐にわたる場合、ツリー状にしてその具体的な内容を記述すると、ユーザーが参考にしやすいので好ましいです。
たとえばウェブデザインだとすると、デザインだけなのかコーディングもできるのか、WordpressのカスタマイズやPHP構築も出来るのか、プログラマーの場合は使用可能な言語は何か、どの程度まで扱えるのか…などなど、記述できる内容は多岐に渡ります。
また、IT系では使用可能なソフト名を書いておくのも得策です。
将来のクライアントとなるかもしれない相手に見せたい情報と、相手が欲しい情報をマッチングさせることができれば、CTAへの近道となります。
顔写真を掲載して信頼性を高める
顔写真を公開することは、ポートフォリオの信憑性の裏付けに一役買い、信頼性の向上に大きく貢献します。
数年前までは、ネットに顔写真を掲載するのは気が引ける方がほとんどだったと思いますが、今や時代は変わりました。
リモートワークが台頭し、対面することなく仕事が受発注されるのが当たり前になってきた今、顔の面識がある相手と取引するのとそうでないのとでは、お互いの信頼度に大きな違いが生まれるため、他の人と差がつくことは明白です。
SNSを活用して信憑性をより高める
TwitterやInstagramなどのSNSを活用し、ポートフォリオやメールだけでは伝えきれない自分の人間性をアピールしたり、他のユーザーとの繋がりを広めておくことも信憑性の向上に大いに貢献します。
この観点からは、仕事用とプライベート用のSNSを分けるのも一手ですね。
また、LinkedInでプロフィールを作成しておくと、企業に好まれる傾向にあります。
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見やすさを第一に考えたデザインにする
思い切り自己ブランディングにこだわったデザインにするのも自由ですが、一番思慮するべきはウェブサイトの見やすさです。
文字の量、画像の大きさ、使用する色の数に加え、各ページからページへの動線の配置の仕方などにこだわってください。
WordPressはウェブサイト閲覧の快適さを左右するUI/UXの観点から適切にデザインされたポートフォリオのテンプレートが豊富です!専門知識が少なくても自分である程度カスタマイズが可能です。
Less is more
クライアントや採用担当は一日に何重何百というポートフォリオに目を通します。そんな彼らは一つ一つをじっくり隅々まで見ている時間はありません。
この少ない時間枠で、いかに自分のアピールポイントを効率よくプレゼンできるかがポイントです!
まとめ
増加の一途をたどるフリーランサーの中で生き残るには、自分が提供できること=自分の持つ価値は何なのかを理解し、適切な方法で営業を地道にこなすことが重要だと感じています。
その中で最低限するべきことは、オン・オフともにコネ作りなど営業のきっかけを掴む姿勢でいること、名刺代わりにポートフォリオを準備しておくこと。これが一目置かれるための鍵であることは間違いないと思います。
準備できる部分は抜かりなく準備して、やりがいのあるフリーランスライフを満喫してください!
これからフリーランスを目指す方や、ポートフォリオサイトを制作中の方のご参考になれば嬉しいです 🙂
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