こんにちは、Akaneです。
最近は見る頻度が減りましたが、私は大の映画好きです!見始めた学生当時はメジャーなハリウッドなどの大作映画ばかりチェックしていましたが、そこからインディペンデントな世界観に満ちた低予算系映画、いわゆるミニシアター系映画に徐々にハマっていきました。
そして無意識のうちに、「旅」をテーマにした映画やロードムービーなどを好んで見るようになっていました。考えてみればこの学生時代からの趣味が、現在の海外ノマドとしての私を形成した一つの基盤になっている気がします。
せっかくなので、今回はそんな私のおすすめ、旅がテーマの映画・ロードムービー10選!と題して厳選のお気に入りを紹介したいと思います。
先述したとおりハリウッド大作というよりはミニシアター系寄りの選択ですが、ちょっとマイナーだからこそ「こんな映画があるのか〜」なんて新たな発見や興味を抱いてもらえたら嬉しいです!
目次
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Permanent Vacation
まず私の永遠のアイドル(?)、独特の映像スタイルが持ち味の映画監督、ジム・ジャームッシュの学生時代のデビュー作から紹介します。
1980年のマンハッタンを舞台に、毎日裏路地を彷徨う若い主人公が、街のハグレモノ達と他愛も無いやり取りをかわしながら、あてもなく足取りを進めていく様子が、オフビートの映像と音楽とともに淡々と映し出されています。
言葉ではなく映像で物語を語る「ジャームッシュ・スタイル」が生々しく打ち出されている作品で、映画というよりもアートに近い感覚。若くして放浪する主人公の姿は、初観当時平凡な学生だった私の心に何か響くものがありました。
Stranger Than Paradise
こちらもジム・ジャームッシュ監督作品。ニューヨークに住む男2人と、そのうちの1人のいとこであるハンガリーからの女3人組が旅するロードムービーです。
余計な編集やカメラワークは一切なく、主人公トリオと周囲の人々のちょっと笑える絶妙なやりとりが、ミニマリストの極みとも言える淡々とした白黒映像で映し出されています。そして、そこに乗っかるスクリーミング・ジェイ・ホーキンスの音楽がキモ。
この2作品以外のジャームッシュの初期作品もどれもオススメで、旅に出る前、もしくは道中のインスピレーションに一役も二役も買ってくれること間違いなしです。
Bagdad Cafe
アメリカ旅行中に夫と喧嘩別れし、ラスベガス近郊の砂漠で一人彷徨う羽目になったドイツ人女性がたどり着いたのは、さびれた小さなモーテル兼カフェ。
彼女とここに集う奇妙な人々によって繰り広げられる騒動とモーテルの再生を描いた、心温まる人間ドラマです。
詳細に言えば旅映画ではありませんが、旅を通じて出会った一期一会の人々が通じ合っていく様子は、現代にも通じる国際交流の素晴らしさを教えてくれているかのようです。
Into the Wild
実在した若者の遠征の顛末を描いた旅映画。
アメリカの裕福な家庭に生まれ育った主人公は、大学卒業と同時にそれまでの所有物をすべて寄与し、身分を捨て名前を変え、人生の真理を求めて一人アラスカへと旅立ちます。
旅道中で出会った人と映画の話題になると、必ず名前の挙がる作品。2007年制作と割と最近の作品ため、主人公の身分や状況など現代に通ずるリアリティをベースとして見ることができます。
「幸福が現実となるのは、それを誰かと分かち合った時だ」という言葉が重い…
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Motorcycle Diaries
アルゼンチンの革命家、チェ・ゲバラの若き日の南米旅行記が原作のロードムービー。
持病持ちの医大生が友人と無計画なバイクの旅に出て、アルゼンチンから始まりベネズエラにいたるまで、訪れた先々で出会う人々との交流や労働者の生活の実態を描き、ゲバラが革命家への道を歩むことになったきっかけの部分を美しく物語っています。
南米の現実問題を突きながらも、そこはとっつきやすい青春ドラマとして仕上がっています。旅好きであれば、南米大陸をバイクで疾走するシーンに心熱くなるはず!
The Darjeeling Limited
父親の他界後、お互い1年以上音沙汰のなかった3兄弟がインドの列車で再開。道中で繰り広げられるドラマを通じ、離れ離れになっていた3兄弟の心が再び通じ合う様子を描いた、コメディタッチの旅映画です。
ユーモアに溢れ、クセのある内容が特徴のウェス・アンダーソン監督の映画というだけあり、面白おかしく、クスッと笑える内容!
Gerry
「グッド・ウィル・ハンティング」などの青春映画で有名なガス・ヴァン・サント監督作品。
友人同士の若い2人組が広大な砂漠に入り込み、次第に方向感覚を失ってゆき、疲弊と苛立ちが重なった先に待ち受ける顛末までを描いた旅映画。
最初は活気のあった2人が、次第に自分たちの取り囲まれている状況に気づき、徐々にその足取りが重みを増していく様子がカメラワークや音を通じて生々しく伝わってきて、終盤になるにつれてぞっとするような感覚に襲われます。
実話を元にしているそうで、無計画な冒険のリスクと、その先に起こりうる悲劇を描いた貴重な映画といえます。
Tracks(邦題『奇跡の2000マイル』)
オーストラリアのアリス・スプリングスからインド洋までの砂漠地帯を、相棒の犬とラクダと共に踏破した、実在する女性の伝記を元にした旅映画。
彼女を追いかけまわすカメラマンとのロマンスも描きつつ、過酷な大自然の状況下を生き抜く女性の姿をリアルに描き、女性本来のたくましさが旅を通じて伝わってきます。
都市部に人口が集中するなか、実際は国土のほとんどが砂漠地帯であるオーストラリアのワイルドさも存分に味わうことができます。
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Easy Rider
デニス・ホッパー監督、言わずとしれたアメリカン・ニューシネマの代表作。
2人のヒッピーが麻薬密輸で獲た大金をバイクに隠し、ニューオーリンズの謝肉祭に向けてロサンゼルスから疾走する様子を描いたロードムービーです。
途中立ち寄るヒッピーコミューンの様子やドラックでハイになった幻覚症状まで、60年代サイケ・アートとドラッグ文化の雰囲気に満ちた作品です。近代化するマッチョなアメリカ社会との対比と、圧倒的勢力である彼らの前に散るヒッピーたちの姿が切ない…
Paris/Texas
ドイツ人監督ヴィム・ヴェンダースの傑作といえば、タイトルが印象的なこの映画。
4年間失踪していた男がテキサスの砂漠地帯で発見され、介護的な兄弟を通じてかつての妻子と再開するまでを描くロードムービーです。
2時間半の大作ですが、美しい映像とともに静かに紡がれるヒューマンドラマは、飽きることなく見ていられます。ライ・クーダーの雰囲気あふれるギターサントラも渋い。
7歳になる息子との突発的な旅、そして妻との壁越しの会話シーンは有名。
まとめ
いかがでしたか?気になる作品はありましたか?
今回自分のお気に入りを書き出してみて思ったのは、やっぱり旅の醍醐味って、行く先々で出会う人々との交流があってこそなんだなということです。
予想のつかない出会いがドラマを産み、それが旅をよりカラフルに彩り、より深い想い出を刻んでいく…。素敵なことです。自分の経験も重ね合わせてみて、よりそう思いました。だから旅はやめられないのです 🙂
これらの映画が、次の旅行のインスピレーションになれば嬉しいです!
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