世界のノマドから学ぶ「なりたい自分」になるための勇気と能力とは?

世界のノマドから学ぶ「なりたい自分」になるための勇気と能力とは?

こんにちは、Akaneです。

デジタル・ノマドが集まる聖地と呼ばれ続けて久しい、私の現在地・タイ北部の街チェンマイ。1年のうちで過ごしやすい時期である冬にノマド人口はピークを向かえ、ノマド達の交流イベントが街のいたるところで開催されているため、私は積極的に参加して親交を深めるようにしています。

しかし一概にノマドといっても、オンラインビジネスのオーナーから英語教師、リモートワーカー、新参者の営業中フリーランサーまで、様々な人がいます。彼らはそれぞれのステップを経て現在ノマドとして生活しているわけですが、そんな現在までの話を数多く聞いてきて気づいたのは、「ノマドになる前にしっかり準備をしてきた人は実はそれほど多くない」ということ。

 

実は私もそのケースに結構当てはまっているのですが、興味深いのは、日本では何かを始める前には下準備をしっかりして、始めたあと失敗しないよう慎重に進める風潮があるなか、世界のノマドたちはもっと能動的で「とりあえず始めて、やりながら発展させる!」という部分がより強いようなのです。

 

これってちょっと面白いし、参考にできるものがあるなぁと思ったので、今回はそんな世界のノマドたちの姿勢から学び取る「なりたい自分」になるまでに、必要となりうる能力や姿勢はなにか?ということについて、私の実体験も交えて書いてみようと思います。

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「鉄は熱いうちに打て」

まずは、これ。新しいことを始めたければ、その情熱が冷めてしまわないうちに行動する。

 

何をするにおいても重要な姿勢ですが、ノマドという私生活と仕事という人生の二大柱に大きく影響する生き方を目指すときには、パッションの部分は時にロジカルの面を上回るほど重要になると思います。

 

スペイン・バレンシアでのノマドパーティの様子

チェンマイで出会った、あるノマドの分かりやすい話を紹介します。

 

彼はあるマドリードの会社でウェブ・ディベロッパーとして高給で働いていたものの、9時ー5時の通勤生活にまったく面白味を見いだせずにいました。

しかしとある金曜日の夜6時、まだ会社に残って仕事をしていた時に、窓の外を楽しげに走り去る学校帰りの子どもたちをみて、「ちくしょう、こんな缶詰生活辞めてやる!」と衝動に駆られ、その翌週には辞表を出していたそうです。

辞職後の具体的なプランも、十分な貯金もなかったそうですが、勢いで辞めてしまった彼はフリーランサーになり、そののち、更に最先端のビジネス環境を求めてエストニアに会社を設立。現在は完璧ロケーション・フリーのノマドとして世界を飛び回る日々を送っています。

 

このように、世界のノマドは頭よりも体が先に動く傾向があります(結構本当)。彼の場合ニーズのあるスキルをすでに持ち合わせていたという事実がありますが、衝動が行動を産み、情熱が行動を加速させて結果を生み出した良い例です。

ときには深く考えすぎず、勢いに乗ることも大事です。

ほどほどの準備で飛び込む勇気

反面、世界的に見ても慎重派の日本人は準備に最も重点を起きがちなように思います。

もちろん、手の行き届いた準備をし、先を予見することは後々のリスクを抑える上で重要ですが、やりすぎるのは良くないです。

 

Nomad Coffee Clubでのレクチャー

 

なぜかというと、過去の記事でも何度か書いていますが、いくら準備して計画したからといって、その先全てが自分のシナリオ通りに進む保証なんて無いからです。

特に想定外の事態が頻発する海外というフィールドでは、なにごとも臨機応変に対応、そして適切化させていくことが成功への鍵となってきます。

 

そのため、準備は自分の基準でちょっと足らないくらい(大体6〜8分目くらい)のところで手を止めて、あとはもう始めてしまうのも良いと思います。

個人的な経験から言えば、そのちょっと足りないところで始めるくらいが、初期の火力(情熱)が持続するというか、後々フレキシブルに発展させていくにあたって最適なころあいだと思います。

 

準備をしないと恐れと焦りを産みますが、準備しすぎると余裕と怠惰を産み、後々のフレキシビリティに制限がかかってしまう可能性もあります。その中間くらいを取るのがオススメ。

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「なんとかなる(するしかない)」心構え

こころもとない準備で始めてしまうのは、心の準備がまだできていない段階でお尻に火をつけるようなもの。そうなるともう走り出すしかなくなるわけです。

こう書くとスパルタっぽく思うかもしれませんが、これが案外有効です!

 

ノマド向けとも言えるカフェが多いチェンマイ

私がまさにこのケースで、ぶっちゃけてしまうと、1年半前にノマド生活をタイで始めた段階では、毎月食べていけるだけのフリーランスの収入はありませんでした。

でも「なんとかなる」と言い聞かせ、行っちゃって、がむしゃらにやっていたら、不思議なくらい、なんとかなっていったのです。行動は結果を呼ぶとはこのことだと思いました。

 

ただ私の場合は、4年に及んだワーホリから帰国したあとで当時日本に留まっている理由がなく、「行くしかなかった」ため、一般的な方とは事情が異なりますが、退路がすでにない状態(もしくは自ら断ってしまった状態)というのは、その恐れを先の行動力へと変換することができるのです。

 

ビジネスオーナーやフリーランサーが多いノマドに一番必要なのは自己管理能力、問題処理能力です。それも、速いスピードで。その初期修業だと思えば、自分のまだ見ぬ「火事場の馬鹿力」を開花させることができるかもしれないですよ。

とはいえ全ては自己責任なので、そこはお忘れなく…!

やりながら発展させていく能動性

世界のノマド達に話を戻しましょう。

チェンマイに集まる多くのノマドに共通すること、それは「他のノマドと絡んでビジネスする」ことです。

 

チェンマイでであった、たいさんと一緒にプロジェクト!
Photo by @tabinoshiori_CM

 

彼らは日常的に交流会やネットを通じて、自分の求めているスキルを持つノマドを見つけたり、自分の持つスキルを求めているノマドを探します。自ら出れば出るほど広がりは増えていきます。

ビジネスするとは書きましたが実際そんなに堅苦しいものではなく、単純に友達作りや、ネットワーク構築のノリでいる人がほとんどですが、たとえ初期の目的は違っていても、最終的には利益の発生につながることが多々あります。

 

このフットワークの軽さがあれば、ノマドになってしまってからでも十分ビジネスやネットワークを構築・発展していけます。実際、無計画でノマド生活を始めたけど行く先々で交友を広めていったら自然とお金が回ってた…というツワモノもいますよ。

 

このように海外でノマドしてネットワークを広げたいなら、基本的な英会話能力はやはりかかせません。

基本ができたらあとは飛び込んで、度胸と愛嬌と思いやりを振りまいていけば友達はいくらでも増えていきます。

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誰かに教えを乞う図々しさ

ノマドになるためのスキルが欲しいな〜、でも勉強に割ける時間や予算はあまりない…むしろノマド生活始めちゃってるし…誰かその辺の人教えてくれないかな??

そんな駆け出しノマドがFacebookグループでよくやるのが、「教えて・先生募集」系のポストです。

 

具体的には、「◯◯を教えられるから、代わりに〇〇を教えてくれる人はいない?」「〇〇したいんだけどどうしたらいい?」「〇〇のエキスパート、経験を聞かせて欲しい!」といった内容です。

 

これ反応する人なんているの??と思うような(図々しい)内容のポストでも、意外とリプライはたくさんつきます!

世界のノマド・コミュニティは誰にでもオープンで温かく、来る者拒まずな雰囲気があります。その反面、「現実を見ろ」系のリプライやちょっと意地悪な人など、ネットでいるいるな人も健在ですが、ドアはかなり開けっ放げられています。

 

これはネットに留まらずオフにおいても言えること。周りの人の目があるなかで、ちょっと恥ずかしいな〜思うことでも堂々とやる大胆さ、そしてある意味図々しさも、「なりたい自分になる」という目的を叶えるうえでは、必要なこともありうるのです。

まとめ

 

日本にいると「それどうなの?」と思われてしまうような行動を気軽に起こせたり、枠にとらわれない考えや斬新なアイデアを持つ人達と知り合いになれるのが、世界のデジタル・ノマドコミュニティのいいところの一つです。

 

ノマドの間で決められたルールなんてものはなく、自分たちでルールを作り上げちゃうのが彼ら流。彼らの思想や行動から学べることは多く、こんなコミュニティが存在する現代に生きられていることに私は喜びを感じます。

 

あなたが「なりたい自分」になるためにやっていることは何ですか?

ぜひ、コメントやSNSで教えてください!

 


 

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