こんにちは、Akaneです。
今回は数週間の登山休暇を兼ねて、ネパールの首都カトマンズで長期滞在しながらノマド(リモート)ワークをしてみたので、現在のリモートワーク環境、またオススメの仕事場所などをシェアしようと思います。
ネパールというと登山の聖地というイメージが強く、海外ノマドの間で滞在地候補に挙がることはなかなかありません。でも個人的な本音を言えば、実際はかなり見過ごされてる気がすると感じました!
最終的には好みが分かれると思いますが、リモートワークの上で障害になりうる問題を事前に把握して、できる限り回避するようにすれば、ネパール独自の文化を楽しみつつ快適にノマドできますよ。
目次
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ネパールと首都カトマンズについて
ネパールに空路で入国する場合、空の玄関口は首都カトマンズのトリブバン空港になります。ネパールの6〜8月はモンスーンで降雨量が半端ないため、10月〜11月の秋と3〜4月の春が訪問のベストシーズンです。
ネパールの主な宗教はヒンドゥー教を筆頭として仏教など数類が混在し、また様々な地方・山岳民族がいるため、一概にネパールといっても様々な文化があり、また民族的ルーツを持った人々が暮らしています。
そんなネパール最大の都市であり首都でもあるカトマンズには、国内の村々から多くの人々が出稼ぎに来て生活しています。まだまだ発展途上の状態にあり、生活費は先進国と比べて実に安値です。
カトマンズの人々と治安
外国人にとって気になる治安ですが、カトマンズ中心部で言えば良好だと思います。これまで何度も夜に出歩きましたが、身の危険を感じたことは一度もありません。
少し外出するとすぐ分かるのですが、ネパール人は実に温厚で人懐っこく、来る者拒まず(むしろ積極的に絡んでくる 笑)な雰囲気があり、ある種の安心感が持てます。
(それでも外を出歩く際は、最低限の防犯対策をお忘れなく!)
また、多くのネパール人がある程度日本語を話せるので、少し驚きます(昔は日本人観光客が大量にいたよ〜とか色々話してくれます)。
カトマンズの主要な観光地
通称モンキー・テンプルことスワヤンブナート寺院、国内最大の寺院ボダナート寺院、市民たちの憩いの場でもあるダーバー・スクエアなどがあります。
バスやタクシーでアクセスできるカトマンズ郊外には古都バクタプル、ボタニック・ガーデンがあり数日間の登山も楽しめるゴダワリ、ヒンドゥー寺院のパシュパティナートなどがあります。
時々パソコンから離れて、独特の文化に身を浸しながらリフレッシュできる環境に溢れています。
カトマンズ地区案内:タメル
カトマンズに到着したら、まずほとんどの人が向かうであろう地区が、空港東側にあるタメルです。
この地区には5つ星から安宿まで様々な宿泊施設、ヒップなレストランからローカルな雰囲気のバー、また登山用具店などが密集しています。
様々な店が乱立する区内は少々カオスな状態で、空気や道路の状態は良好とは言えません。また観光地らしく、客引きも日常茶判事。
一般的には旅人が一時的に拠点にするか通り過ぎるハブ的場所なので、落ち着いてリモートワーク、または長期滞在したい人には向かないかもしれません。
かくいう私も、タメルは拠点移動時に滞在しただけで、アパートを借りて長期滞在をしたのは次に紹介するパタン地区です。
カトマンズ地区案内:パタン(ラリトプル)
タメルからバグマティ川を挟んで南側にある地区が、旧市街とも呼ばれているパタン(ラリトプル)です。
中心部は北側の高速内側で、タメルとは打って変わって実にローカルな雰囲気。腰を据えた長期滞在を視野に入れたノマドにオススメの地区です!
パタン・ダーバー・スクエア周辺が最も賑わっていて交通量も多いエリアですが、そこから少し西側へ歩けば、モダンなレストランやカフェが連立し始めている地区ジャムキセルがあります。
駐在員などの外国人が多く滞在している住居地区で、私も主にこの地区にあるカフェで仕事をしていました。
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カトマンズのWiFi状況
リモートワークに欠かせないWiFiは、カトマンズのほとんどの商業施設にて無料で利用可能です。
しかし残念ながら、どこでも常に安定しているとは言えません。また、速度もいまひとつ…。安定してるなと思っても、突然切れてしまうことが多々あります(もちろん、そうならないケースもあります)。
そんな時は、復旧するまで本でも読むか、店のスタッフのネパール人とおしゃべりでもしてリラックスしながら待ちましょう(笑)
不安定なインフラ
WiFiだけでなく電気や水道など、一般的なインフラ自体が常時不安定なので、常に安定したWiFiを必要とする人には少し厳しいです。
例えば私の滞在先では、数日おきに30分〜数時間程度の断水や停電がありました。
しかし、一定の商業施設には予備電源があるので、どうしても常時WiFiが必要な場合は事前に確認すると良いと思います。
安定のデータプラン
インフラは不安定な反面、4Gなどのデータ供給は割と安定しています!
ネパールの主なモバイルキャリアはNcellとNepal Telecomですが、前者がほとんどの供給を占めているようです。私もNcellを使用していました。
Ncellのデータプランは28日間・20GBが400ルピア(約440円)と格安なので、到着したらまず現地SIMを購入しておくと安心です!
SIMはキャリア名の看板があるキオスクなどで購入できますが、タメルなどの観光地のお店ではぼったくってくる場合がほとんどなので、キャリアの公式店で手続きしてもらうと良いでしょう。
(しかし、店の人の話していた内容にも関わらず、私はSIMをホットスポットとして使用できませんでした…。)
カトマンズでリモートワークできる場所
先述した通り、不安定ながらもカトマンズでWiFiが利用できる場所はたくさんあるので、リモートワークできる場所も豊富にあります。
たとえば滞在先の宿、カフェ、レストラン、コワーキングスペースなどなど、種類で言えば他の都市とほぼ同じです。
これらの場所はオンラインで情報を得られるものの、実際には行ってみないと仕事に適した場所か分からないケースが多いので、ここからはカトマンズの色々な場所でノマドした私が選ぶ、オススメのリモートワークスポットを、カフェとコワーキングの2種類に分けて紹介したいと思います。
カトマンズのオススメカフェ
カトマンズには多くのカフェがあり、昔ながらのローカルカフェでも、観光客向けのカフェでも、だいたいどこでもWiFiは使用可能です。
でも仕事のしやすさで言えば、外国人を客層に入れた西洋風のカフェに軍配が上がります。
Roadhouse Cafe(タメル)
まず紹介するのは、常に外国人で賑わうモダンなイタリアンレストラン。カトマンズと並んで人気のポカラにも店舗があります。
食事の内容、接客レベル、内装など全てがハイクオリティで、ここは本当にネパールか?と疑ってしまうほど。値段もネパールのそれではありませんが、ちょっと贅沢したい時にはうってつけです。
実に広々とした店内には、テラスからテーブル、ソファ席まで様々な種類の席があります。贅沢にイタリアンコーヒーを飲みながらが仕事できますよ〜。
人気店なので、混み合うランチやディナータイムのリモートワークは避けたほうが無難。
PUMPERNICKEL BAKERY(タメル)
タメルの中心地にありつつも、落ち着いた雰囲気のカフェ。ヨーロピアンスタイルのメニューが特徴で、種類な豊富のパンやスィーツが魅力です。
WiFiは常時安定しています。コンセントも各階に多数有り。6時半と朝早くからオープンしているので、朝ごはん兼ねて仕事をしたい人にもぴったり。
リモートワークには2階、時に晴れた日の午前中は明るい窓際の席がオススメです。
Hand Brew Coffee(パタン)
パタンのジャムキセルにあるオシャレなカフェ。開放的かつノマド好みの内装で、長机やテーブル席で心地よく作業できます。くつろぎたい時はプライベートなポッド席へ。
サンドイッチなどのランチメニューは、自分好みの食材を選べるカスタムスタイルです。ケーキなどのスィーツも有り。
WiFiは割と安定していますが、コンセントは少なめなので、事前に充電してくるといくらか安心。
ga: baha cafe(パタン)
パタン・ダーバー・スクエアへと続くメインストリート沿いにある、比較的新しめのカフェです。ヴィンテージ調の内装がオシャレで、本棚には日本語の本が数冊あります。
席数は多くありませんが、比較的いつでも空いています。壁沿いにはコンセントもあり。
ポイントカードがあるので、何度か通えば無料コーヒーがついてきます。ぜひ、フレンドリーなオーナーとお喋りしてみてください!
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カトマンズのコワーキングスペース
現在のカトマンズのコワーキングスペースは、Coworkerで一覧を確認できます。
しかしコロナの余波あってか、オンラインに情報を載せたまま閉鎖している場所も多いので、訪問の前にはかならず連絡を入れて、現在利用可能かどうかを確認することをオススメします。
また今回は訪問しませんでしたが、カトマンズ北側にあるRem.work HQ(綺麗なオフィス空間)、空港に近い西側にあるWork Around(カフェのような雰囲気)も良さそうでした。
Bikalpa Art Centre(パタン)
こちらはパタンの隠れ家的アートセンター。アトリエ、ギャラリー、カフェ、バー、そしてコワーキングの複合施設になっています。
トークショーや映画上映会など、常時様々なイベントが催されています。詳細は彼らのインスタをチェック!
(一昔前はノマドによるコワーキングイベントも定期的に行われていたようですが、今ではやってないみたいです)
コワーキングスペースはグループ、個人の利用どちらも可能。プライベートオフィスは月25,000ルピア(約27,000円)、共用のホットデスクは月6,500ルピア(約7,200円)です。
私は500ルピア(約550円)で1日だけプライベートオフィスを利用させてもらいました。吹き抜けのアトリエだったのですが、緑に囲まれて快適に作業できました。
でもWiFi速度はいまいちで、併設のカフェには当日インスタントコーヒーしかなく、少しがっかり…。でも、雰囲気は◎です。
Tumbahalaya(パタン)
パタン・ダーバー・スクエアから歩いてすぐ、独特の古風な雰囲気漂う旧市街に新しくオープンしたばかりのコワーキングスペースです。
日本の古民家のような雰囲気で、席はすべて座席、こじんまりとしていて落ち着ける空間です。伝統的な建物内の1階にレストラン、2階にコワーキングスペース、そして3階に宿泊施設があります。
WiFiはサクサク、しっかりと安定しています!
フルの利用で月6,000ルピア(約6,700円)で、3ヶ月以上まとめて支払うと割引になります。また、1日だけの利用は半日(4時間以内)で300ルピア(約330円)、フルで500ルピア(約560円)です。
利用料金は常時変化するようなので、事前に彼らのFacebookページから詳細を問い合わせてみてください!
まとめ
カトマンズにおけるリモートワーク環境は、世界でノマド・ハブとして知られる他の都市と比較すると確実に遅れをとってはいるものの、時間をかけて着実に整ってきていると思われます。
環境に安定や品質を第一に求める方には向かないかもしれませんが、全てがゆっくりと回っているネパールのお国側は、仕事以外の時間を充実させ、心身ともにリフレッシュする上で理想的だと私は感じました。
基本どこにいても毎日やってることはあまり変わらないけど、一歩外に出るといる場所によってまるで違う環境を目の当たりにする。
この非日常を日常として生きられる感覚が私は好きなんだとおもう。
あと誰にでもなくなれるみたいな。
私にとってのノマドの価値の一部🙂 pic.twitter.com/cVqeHJ34el— Akane 🌍 (@hive_aka_en) 2022年9月24日
海外ノマドの訪問先候補の1つとしてカトマンズをお考えの際は、この記事が参考になれば幸いです!
ネパールの第二の観光地ポカラの観光、生活、リモートワーク情報は、こちらの記事をどうぞ。
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