こんにちは、Akaneです。
ネパールの湖畔沿いの町ポカラは、カトマンドに続く国内第二の観光地として知られています。今回、私はカトマンドでの1ヶ月のノマド生活、続くエベレスト街道でのトレッキングを終えた後、ポカラで2週間ほど短期滞在をしてみました。
事前情報が少ないまま興味本位で行ったのですが、温暖な気候にノンビリした空気、様々なアクティビティの選択肢、フレンドリーな地元のネパール人、そして観光地化しすぎていないところなど、ポカラの街がすっかり気に入ってしまいました!
また以外にもコワーキングスペースがあるので、リモートワークしながら中〜長期滞在のノマド生活拠点にもなります。
そんなわけで、今回はネパール・ポカラの2022年現在の生活、観光、リモートワーク情報をシェアしようと思います。
目次
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ネパール第二の観光地ポカラについて
フェワ湖沿いに位置し、湖畔の町として知られるネパール第二の観光地ポカラは、首都カトマンドから西の200キロ先に位置しています。
カトマンドよりも低地にあるため気候は温暖で、まるで東南アジアのリゾート地のようなトロピカルな景観が垣間見れます。ちなみに、私が訪問したモンスーン後の秋はかなり空気が乾燥していました。
そんな温暖な気候の影響もあってか、ポカラの人々は実にのんびりしていてフレンドリーだなと感じました。特にローカル地区へ行くと、子供からも大人からも興味を持たれて頻繁に話しかけられます!
彼らのリラックスした雰囲気はポカラ全体を通じても言えることで、カトマンドの喧騒に疲れたり、またはトレッキングから帰還後にリラックスしたい場合、ポカラには絶好の環境が揃っていると言えます。
アンナプルナ山脈を望める街
ポカラはネパールでエベレスト街道と並んで人気のトレッキングコース、アンナプルナ山脈を訪問する登山客の拠点の街としても有名です。
私がポカラでなんともユニークだなと思った点は、低い標高に位置していながらも、このアンナプルナ山脈を街から見渡せるところ。晴れていれば、まるで背後から街を守るかのように雄大に佇む山脈を拝むことができます!
レイクサイドと空港側
ポカラの主要観光エリアは、フェワ湖沿いの地区(レイクサイド)です。歩いて回れる範囲内にお土産屋やマッサージ店など様々なお店が並んでいます。
多くのレストランやバーが並ぶ湖沿いには遊歩道が設置され、特に湖の幻想的な光景を見ることができる夕暮れ時には、多くの人々で賑わいます。
レイクサイドから反対側は、中心部にポカラ空港があるローカル地区です。私はこの地区でアパートを借りたのですが、これは正解でした!
この地区には地元の人で賑わうカフェやベーカリー、小さな生鮮食品点、ネパールでは珍しいスペシャリティコーヒーショップ、またコワーキングスペースがあり、中〜長期滞在者にとって便利な施設が揃っているのです!
ポカラへのアクセス
ポカラへは、首都カトマンズから飛行機、バス、またはタクシーなどでアクセスできます。
時間を優先するのであれば所要時間約30分程度の飛行機、コストを優先するのであればツーリスト用のバスが最適です。
私は1,200ルピア(約1,300円)のツーリストバスを利用しましたが、所要時間は7〜8時間でした。途中、お手洗い・朝ごはん・ランチ休憩が3回あります。
ちなみに、まだまだ整備されきってない道を走るため、車内は常にガタガタと揺れます…。乗り物酔いする人は、事前に酔い止めのご準備を!
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ポカラ周辺の観光地
ネパール第二の観光地と銘打たれているだけあり、ポカラの周辺には滞在中に訪れることのできる様々な観光地があります。
日帰り観光から、2〜3日などの数日間、もしくは数週間にまで及ぶトレッキングコースなど、様々な選択肢がある点は大きな魅力!
サランコットの丘で日の出鑑賞
サランコットはフェワ湖の北にある高い丘で、ポカラ中心部から一番気軽にアクセスできる日の出鑑賞地として有名です。
日の出スポットはいくつかありますが、私は丘の一番高い頂上にあるサランコット展望台に行きました。
街から頂上まで登ると3時間程度かかりますが、タクシーを使えば30分程度で着きます。また、丘の麓には朝の5時から運行しているケーブルカーがあり、丘側の出口から10分ほどで頂上の展望台までたどり着けます。
料金は外国人・片道で8USドル、往復12USドルです。また、展望台への入場料として60ルピア(約60円)かかります。
ケーブルカーの詳細は、ウェブサイトにて確認できます。
私が到着した時は日の出予定時刻の1時間ほど前でしたが、徐々に多くの人々が集まってきました。
ここからはアンナプルナ山脈を目前に拝むことができ、この雄大な山脈に徐々に朝日が指してくる光景は、まさに絶景です!
日の出を拝んだ後は、展望台周辺にあるレストランで朝ごはんセットやコーヒーをいただけます。丘からの下山は徒歩1時間程度でした。
ワールド・ピース・パゴダ(日本山妙法寺)
サランコットから反対側にあるフェワ湖南側の丘の上には、かつて戦後に平和を啓発するために日本の僧侶が世界中に立てたという仏教寺院、ワールド・ピース・パゴダの1つがそびえ立っています。
真っ白な寺院にはネパール、日本だけでなく、タイ、スリランカから提供された仏像が祀られていました。
また、この丘の上からも、ポカラの街とアンナプルナ山脈を一望できます!
寺院へのアクセスは、ポカラ中心部からタクシーで直接寺院の入り口付近まで行くか、寺院のある丘の麓まで歩いてそこから登るか、もしくは湖からボートで登山道の入り口まで行き、そこから1時間かけて登るかの選択肢があります。
私は街の反対側の光景を見ることに興味があったので、早起きして街から直接寺院まで歩きました。丘の麓地点までは1時間程度、そこから寺院までは(結構急な坂と階段を登りますが)40〜50分程度でたどり着きました。
(私は下のGoogle mapで示されているのとは別のルートで登りましたが、所要時間はだいたい同じです)
ポカラのおすすめアクティビティ
ポカラは観光地の数だけでなく、滞在中に体験できるアクティビティの選択肢も豊富です。
トレッキング、ボーティング、パラグライディング、ジップライン、ヨガ、瞑想など、興味のあるものが必ず一つは見つかるはずです。
ボーディング
ポカラの雰囲気を象徴するフェワ湖でボーディングを楽しめます!週末に船乗り場に行くと、船待ちのネパール人たちでごった返しています。
値段は船乗りさんに漕いでもらう場合は1時間500ルピア(約530円)から、自分でペダルを漕ぐ場合は1時間450ルピア(約480円)からです。これに加えてライフジャケットのレンタルも必須で、こちらは10ルピア(約10円)かかります。
湖の中心にあるタルバラヒ寺院行きのボートは、1人につき100ルピア(約110円)です。
ヨガ、瞑想
暖かい気候と自然に恵まれた環境のポカラでは、ヨガや瞑想リトリートなどのリラクゼーション体験も豊富です。
特に、ネパール中で見かけるチベットのシンギングボウルを使用したサウンドヒーリング体験はマストです!
また、フェワ湖沿いの北部に立ち並ぶビーガンカフェの一部では定期的にヨガや瞑想クラスが開かれていて、500〜600ルピア(約540円〜650円)といったお手頃価格で参加できます。
スケジュールや値段などの詳細は、店内のボードをチェック!
パラグライディング
先述したサランコット、またプーン・ヒルなどのポカラ近辺の丘では、海抜1,600メートルの空中から景色を眺められるパラグライディングが楽しめます。
街中の旅行代理店を通すか滞在先のホテルで手配してもらうことができ、滞在先からの送迎と写真撮影などがパッケージになっています。
時間と値段は季節、また代理店によって多少差はありますが、ハイシーズンの平均で時間は20分〜30分程度、値段は7,500ルピア(約8,000円)〜8,500ルピア(約9,100円)ほど。
ポカラのおすすめカフェ
ポカラにはあちこちにカフェがあるため、ちょっとした足休めに困ることはありません。
外国人向けのトレンドを意識したカフェから、超ローカル仕様なカフェまで様々ですが、ほとんどのカフェが無料WiFiを設置しているため、リモートワークの場所としても利用可能です。
Goodday Bakery
こちらは私が滞在中足げに通ったベーカリー兼カフェ。レイクサイド沿いではなく空港沿いに数店舗あり、常に地元のネパール人たちで賑わうカフェです。
ドリンクに加えて、焼き菓子やスィーツなどのお菓子が欲しい場合に特にオススメ。クロワッサンやシナモンロールなど、数種類の焼き菓子が常にキャビネットに並んでいます。そして、これらのお菓子はおそらくポカラ最安レベル!
また、1斤から購入できる様々な種類の自家製パンも美味しいです。私のオススメは全粒粉。
Cafe Camellia
レイクサイド近くのホテル1階にあり、屋内とテラス席とに分かれた新しめのオシャレなカフェです。
トレンドを意識したインテリアで、小さい敷地ながらも実に安らげる空間。カフェに入ると、2匹のマスコット犬(ココとラテ)がお出迎えしてくれます。
(彼らは完璧に人馴れしていて、とってもおとなしいのでご安心を!)
ドリンク、食事ともに値段設定はやや高めですが、ここの自家製ケーキは絶品です!私はきっとネパールNo. 1だと思い込んでいます(笑)
Pokhara Coffee Roastery
なんと、スペシャリティコーヒーをポカラで味わえます!
V60、フレンチプレス、サイフォンなど、様々な抽出方法と豆の生産国別から選んでオーダーできます。
敷地はかなり小さめですが、テーブルと椅子が数個設置してある屋内スペースがあるので、パソコン作業も可能。
私が訪問した時は熱心なバリスタが各生産国の豆の詳細を説明してくれ、またテイスティングまでさせてくれました!
このバリスタの彼いわく、ポカラにあるもう1つのスペシャリティコーヒーカフェ、Lake City Coffeeもオススメだそうです。
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ポカラのおすすめコワーキングスペース
首都カトマンド同様、ポカラにも複数のコワーキングスペースがあり、一覧はCoworkerで確認できます。
インフラの弱いネパールの地方にいても、比較的安定したWiFiが利用できるのはありがたい!
あるコワーキングのスタッフによれば、絶対数は他国と比較してまだまだ少ないものの、ネパールでもスタートアップが徐々に活発になってきているそうです。私も若手ネパール人のチームが利用しているところを見かけました。
BROWNDESK co-working space
おそらくポカラの中では老舗っぽいコワーキングスペース。大きな建物内の3階にあり、屋上には小さなカフェがあります。
スペース内の壁には様々なペイントや偉人の引用などが描かれていて、堅苦しくない雰囲気の中で快適に作業できます。
ミーティングルーム、プライベートルーム、プリンター、そして様々な本が並べられた本棚のあるドリンクスペースなど、基本的な設備が揃っています。ホットデスクの部屋は開放的なガラス張りで、各テーブルには十分な数のコンセント、天井には扇風機があります。
ホットデスク利用は月6,500ルピア(約7,000円)、1日だとたったの300ルピア(約320円)で、1日の利用ごとに屋上のカフェから1杯無料コーヒーがついてきます!
Pokhara Coworking and Coliving Space
先述したBROWNDESKと同じオーナーがオープンした、モダンなオフィス環境が特徴の新しいコワーキングスペースです。
建物内の2階にあり、ワンフロア内にプライベートルーム、ミーティングルーム、ホットデスク、ウォーターサーバー(+インスタントコーヒー)など、利用者のニーズを満たす施設が揃っています。また、席は全てデスクチェアなのもポイント高し。
観光客で賑わうレイクサイドから少し離れて、ローカル地区に拠点を置きながら日々集中して作業したい人にぴったりです。
ホットデスクの利用料金は月8,000ルピア(約8,600円)、週2,000ルピア(約2,100円)、1日400ルピア(約430円)です。
まとめ
ポカラは実にノンビリとした空気がありながらも、様々なアクティビティを楽しむことができ、また街にいながらにして雄大な景色を楽しめる、まさになんでもありの観光地です。
私は予想していた以上に気に入ってしまい、もっと多くの人にポカラの魅力を伝えたい!と思いこの記事を書くことにしました。
観光だけでなくリモートワーク環境もあるため、中期〜長期の滞在であれば私は正直カトマンドよりもポカラをおすすめします。
この記事が、ポカラに興味を抱くきっかけの1つになれば嬉しいです!
ネパールの首都カトマンドの基本情報、ノマド・リモートワーク情報は、こちらの記事をどうぞ。
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