こんにちは、Akaneです。
観光地としてだけでなく、今やスタートアップやノマドの聖地として有名なインドネシアのバリ島には、たくさんのコワーキング・コーリビングスペースがあります。
私は4ヶ月のウブド滞在期間中に3つのコワーキングスペースを利用しましたが、それぞれに特徴や個性があって一辺倒でないのが印象的でした。
最終的には自分にとって一番使いやすい場所に落ち着き、イベントやレクチャーに参加したり、毎日会う人と雑談から仲良くなったり、仕事・プライベートともに充実した時間を過ごすことができました!
というわけで、今回はバリ島のコワーキングスペースの特徴と、私が利用したウブドの3つのコワーキングスペースの紹介、そして実際使ってみた感想をシェアしたいと思います。
目次
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バリ島コワーキングスペースの特徴
バリ島は現在のノマドムーブメント発祥の地。コワーキングスペースには先人たちの知恵がしっかり活かされているな〜と感じました。
仕事、交流、休憩など、全ての利用者が快適に施設を使用できるように考え抜かれた配慮がなされています。
用途や目的によって区切られた作業スペース
コワーキングスペース内は大小いくつかの部屋に区切られていて、それぞれ雑談禁止、飲食不可、カフェ併設、冷房つきなど、独自の設備やルールが設けられています。
常に作業環境が変わるノマドでいると、集中するはずが雑談してしまったり、近くのグループの話し声が耳障りで集中できなかったり、部屋が暑すぎて生産性が保てなかったり…なんていうことはしばしば起こります。
でもこのように区画分けがされていると、仕事内容やその日の気分によってスペース内で陣取る場所を自由に変えることができるのですね。
コワーキング内の活発なコミュニティ・イベント
各コワーキングスペースでは利用者間やローカルとのコミュニティ形成が活発で、ワークショップやレクチャー、メンバー間ランチ、観光ツアーなどのイベントが盛りだくさん!
週末を覗き、ほぼ毎日どこかで何かのイベントが催されているので、交流を広めて友達を作りやすい環境です。
また、メンバーは常に流動的なため、気の合う仲間や将来のビジネスパートナーに出会えるチャンスは毎日のように訪れるのも魅力。
コワーキングのメンバーとバリ島の火山の一つ、Mt Baturの日の出登山に参加してきました 🌅ナマの状態で十分綺麗な写真をそのままアップ⤴️
道中はゴツゴツ&滑りやすくて下山中に足を捻ってしまいましたが、登る価値あり!最近は政府のSNS制限も手伝ってITから離れている時間の尊さを感じてます☺️ pic.twitter.com/dTfkMNJuYf
— Akane 🌍 (@hive_aka_en) May 24, 2019
ノマド生活を容易にするコーリビング施設が併設
過去のノマド生活のリスクについての記事でも紹介しましたが、多くのノマドが抱える現実問題、それは異国の地で孤独に陥りやすいことです。
そんな問題を解消する一環として、最近日本でもムーブメントが起こりつつあるのがコーリビング(共同生活施設)。
バリ島のコワーキングスペースはコーリビング併設であることが多く、ノマドにとって尽きない悩みのタネの一つである部屋探しの手間を解消するだけでなく、同じような境遇のノマド達と到着後すぐに交流できます。
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豊かな自然と隣あわせの快適な仕事環境
もともとバケーションの滞在先として人気のバリ島には、神秘的なバリ・ヒンドゥー文化、トロピカルな気候、田んぼが延々と続くのどかな光景など、忙しい現代人にとって心癒される要素にあふれています。
パソコンから離れて少し外へ出れば、そこはニワトリやカエルの鳴き声が響き渡るどかな田園地帯。特に何もせずともオン・オフの切り替えが容易にできちゃう環境が広がっています。
この環境は、自分でも驚くほど仕事の生産性アップの手助けになっていました。
#ウブド 生活、知らんうちに自然に癒やされてます🍀
パソコンから離れるとそこは田んぼやカエルの世界で、育った田舎を思い出すからかな、夢中でなんでものめり込んでた子供の頃の心の状態を引き戻すのに、この環境はじわじわ効いている気がする。
自分と向き合う瞑想や起業家の聖地であるのも納得。 pic.twitter.com/ydDpUckmkZ
— Akane 🌍 (@hive_aka_en) April 14, 2019
バリ島コワーキングスペースの施設・設備
メンバー登録をすると、以下のようなスペース内の施設・設備が使用できるようになるだけでなく、様々な特典もついてきます。
- 共用キッチン
- ミーティングルーム、Skypeルーム、グループ用オフィス
- フリードリンク(水、コーヒー、紅茶)
- 併設カフェ
- スキャナ&プリンター
- メンバー内コミュニティツール(Slack、Facebookなど)
- 提携施設の割引特典(レストラン、スパ、ヨガスタジオなど)
また、施設内の受付・管理スタッフのほとんどは英会話に問題のないインドネシア人で、みんな気さくでとっても親切です!
誰かが常時受付にいるので、困ったときにはいつでも頼れる心強い存在です。
ここからは、私が実際に利用したウブドのコワーキングスペース3つを紹介していきます!
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【Hubud】ウブド中心部に位置する活発なコミュニティスペース
※残念ながらHubudは2020年3月のパンデミック以降、無期限閉鎖中のようです…
私がウブドに来て最初に利用したのが、ウブドのコワーキングスペース立役者であるHubud(Hub-in-Ubud)です。
【Hubud】
ウブドのコワーキングを見学中。有名なHubudは竹のインテリアと小さなガーデンがいい感じ。結構小さくてかなりの数のノマドで賑わっていました。噂に聞いた通り、コミュ感が凄い!#ウブド pic.twitter.com/7v5kh2CpBs
— Akane 🌍 (@hive_aka_en) March 12, 2019
バリらしい竹のインテリア、屋根やガーデンで遊び回る猿たちと、開放感あふれるオープンスタイルのカフェが特徴です。
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世界を見回してもここまで個性的で、現地の文化と空気を帯びた(キャラ立ちした)コワーキングスペースはないんじゃないかな?
基本24時間使用可能な施設内のWiFiは安定していて、清掃も含めて常にしっかりと管理されています。
サービス面では、住所のないノマドにとって有り難い宅配物受け取りサービスや、Macの調子が悪いときの相談口・MacドクターBramは頼もしい存在です。
(私は滞在中MacもiPhoneも調子が悪くなり、彼にはかなりお世話になりました!)
流石ノマドの聖地ウブド、急なパソコンのトラブルでも対応可能な環境があります。
修理はiStore https://t.co/3q0EH3vx4w のRob、もしくはMac DoctorことBramにお願いしてみてください(DMくれれば個別に連絡先教えます) !
修理中のAdobe入り代理MacはBramから借りてました(写真)。超助かった🙏 pic.twitter.com/gZkMtkSL25
— Akane 🌍 (@hive_aka_en) March 28, 2019
またHubudはチャングーにあるDojo Bali Coworkingとパートナーシップを結んでいて、どちらかのメンバーであれば両方のスペースを利用することができます。
現在は月イチでメンバーBBQが開催されていますよ〜
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Hubudの良い点
◯ ウブド中心部に位置し、アクセスが容易
ウブドの主要観光地の一つ、モンキー・フォレスト駐車場入り口の目の前に位置していて、利便性は抜群です。
レストランやお土産屋さんが周辺に立ち並んでいるので、ちょっとした買い物も楽ちん。
◯ 超活発なノマド・コミュニティ
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Hubudの一番の特徴はそのコミュニティ感の濃さ!
超元気なマネージャーVittoとKasyfiの手腕により、月〜金の基本は毎日(!)何かしらのイベントが開催されています。
トーストマスターズだったり、レクチャーだったり、映画上映会だったり、ハイキングだったりと様々ですが、パーティー好き・交流好きなら迷わずHubudをオススメします!
Hubudのイマイチな点
☓ 竹建築の性質上、騒音が筒抜け
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竹建築のバリらしい雰囲気の中で仕事できるなんて最高〜と思いきや、天然素材は天然素材。
残念ながら防音効果はまったく期待できません(してあるのか謎…)。
スペース内は全体的に小さめなので、足音や話し声などがどこにいても響いてきます。集中したいときはイヤホン持参でどうぞ。
☓ 可愛いけどずる賢い猿たちに要注意
隣のモンキー・フォレストからやってくる猿たちはマスコットみたいで可愛いのですが、実際には猿知恵が働くずる賢〜い動物。
ガーデンカフェにいる間、油断してるとバナナやチップスなどをつかみ取られたりするので要注意です!
また屋根を集団でドタバタ走り回るので、2階の部屋(雑談禁止の冷房部屋)にいるとその騒音や振動が結構響きます…可愛さ余って憎さ百倍ってやつです(笑)
最近サインアップしたコワーキング #hubud の屋根にはお猿さんがいる🐵💕
ここの竹インテリアと自然の空気に囲まれて作業するのがありえないくらい快適です。将来はこんな空間に自分オフィスを作りたいという欲望が一気に芽生えた🔥#ウブド pic.twitter.com/tZDf9RSoBa
— Akane 🌍 (@hive_aka_en) March 15, 2019
【Outpost】バリ島内に3拠点!生産性を高められる広々とした空間
今回私が最も長く利用することになった、私的に太鼓判を押すコワーキングスペースがOutpostです。
見よ、この広々とした週末のコワーキングスペースを…快適すぎるー😙
友達がいるのとリコメンドがあったので、こないだからOutpostを利用し始めました。
色んな面でHubudとは対照的で、Hubudが陽ならこっちは陰ってとこかな🌞🌑仕事がはかどるのはこっち、話しやすいのはあっち(ざっくり)#ウブド pic.twitter.com/vasEkfkY1c
— Akane 🌍 (@hive_aka_en) April 21, 2019
現在バリ島にはウブドのニュークニン村とペネスタナンに2拠点、ビーチ沿いの人気エリア・チャングーに1拠点あります。
コワーキングだけでなく、コーリビングも利用可能!
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私は普段ウブドの拠点を利用していましたが、週末に一度チャングーの施設を利用してみました!
【Outpost Canggu】https://t.co/4fAtQw1K9P
現在利用中のコワーキング、Outpostは1Day以外のメンバーシップがあればウブドとチャングー両方の場所が利用できます。ってことでチャングーに潜入!
敷地は小さめだけど高い天井が開放感あっていい感じです。バリらしいプール付きのカフェもあり〜 pic.twitter.com/amUpWZ6ZwI
— Akane 🌍 (@hive_aka_en) June 23, 2019
私がOutpostに惚れたポイントは、高い天井で開放感溢れる作業空間と、緑あふれる広い敷地内を自由に動き回れることです。
仕事中、一息つくのにぴったりなテラスやガーデンも併設されていて、私のようにマイペースに作業したい人にはピッタリ。
ちなみに、チャングーでは施設内に小さなプールがありますが、ウブドでは隣のホテルの大きなプールが無料で利用可能です。
プールなくしてバリ島生活は完成しない、というモノねだりなノマドは多いです(私的見解)。
Outpostの良い点
◯ 併設カフェの食事デリバリーサービス
コワーキング併設のカフェ、Green Window Cafeにメンバー間のコミュニティツールSlackから注文(写真)すれば、自分のいるデスクまでドリンクや食事を届けてくれます!
支払いもデスクで済ませられるので、カフェまで出向く時間も惜しい!なんて忙しいノマドには嬉しいサービス。
西洋とインドネシア料理の両方を取り入れたカフェメニューはなかなかお手頃価格で、私のオススメはココナッツラテ(25,000ルピア=約200円)。
このコーヒーとミルクのバランスが絶妙〜で、なかなか腕の立つバリスタがいるものと思われます…!
◯ 選べる数種類のデスクやクッション
長期滞在している方の話によると、元々は病院だった建物を改装して造られたそうで、広い敷地をまるごと活かして作られた開放的なスペース内には、様々なタイプのデスクが整備されています。
長机やソファ、快適なオフィスチェアから、クッションベッドやハンモックもあるので、ラップトップ一つで様々なデスクをハシゴできちゃいます。
寝ころびながらメールする贅沢…(笑)
Outpostのイマイチな点
☓ 中心部から少し離れた村に位置する
ウブドのOutpost2拠点は、中心部であるモンキー・フォレストエリアからそれぞれ20分弱歩いた先の村にあります。
バイクに乗れる人は問題ない距離ですが、交通手段が歩きのみだったり、気温の高い日中の訪問には少し苦労するかも。
ペネスタナンは観光地化していますが、ニュークニン村は地元の人々が暮らす小さな村です。しかし、Outpost周辺には観光客向けの宿泊施設やレストランが多くあるので便利。
☓ コミュニティ感はHubudに少し劣る
「狭くて密」なHubudに比べると、Outpostは広い空間に対してコミュ感が少し劣るようなきらいがあります。よりプロフェッショナルで、仕事に集中できる空間。
イベントやメンバーランチなどは定期的に企画されているので、私的には好みの頻度と距離感が上手くハマったのですが、密な繋がりを求める人には少し物足りないかもしれません。
でも全体的にみて、私にとってOutpostのイマイチな点はあまり思い当たらないです。それくらいパーフェクト!なコワーキングスペースでした。
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【Onion Collective】お手頃価格が魅力なコワーキング☓リビング☓カフェ
最後にご紹介するのは、マイノリティながらも存在感を放つコワーキングスペース Onion Collective。
【Onion Collective】
Hubud近くのコワーキング・コーリビング・カフェ。それぞれの敷地が分かれてて利用しやすい。プールもあるよ。お手軽な利用料金と小規模ならではの心地よさが魅力かな。空調もばっちり👌ヨガや勉強会などのコミュイベント活動も活発のようです。#ウブド pic.twitter.com/7mpfW78we9
— Akane 🌍 (@hive_aka_en) March 13, 2019
私は1日だけ利用したのですが、上記2つのコワーキングと比べると小さめで、空調の効いた居心地のいい作業空間が魅力です!
そして、ここの利点はなんといってもお手頃な利用料金。1ヶ月使い放題プランで1,000,000ルピア(約7,800円)という破格!
財政状況が少し厳しいときには、有り難い存在となりそうです。
コワーキングスペースの隣にはコーリビングスペース、小さなプール、そしてカフェ&バーが併設されていて、全てが同じ敷地内にあります。
全体的にお庭みたいな開放的な雰囲気で、騒がしいウブド中心部とは思えないほど。
私はレストランを何度か利用しましたが、友達とシェアした西洋とインドネシアのフュージョン料理のようなメニューは絶品でした!
また夜には基本毎日ライブ・ミュージックイベントがあるようなので、隣のプールとあわせて仕事の後にチルしたい人には最適な環境です。
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オーナーの女性と話したのですが、ここのコミュニティは他のコワーキングスペースと比べると小さめだけど、小さいからこそ一人ひとりに配慮が行き届くため、皆が心地よくいられる空間造りを心がけていると話していました。
利用者によるレクチャーや交流会などが頻繁に開催されているので、気になったらアップデートが盛んなFacebookページを定期的にチェックしてみてください!
まとめ:自分に合ったコワーキングスペース選びを
ノマドにとって、コワーキング・リビングスペースは一日のうち長い時間を過ごすことになるため、自分に合う場所を見つけることはとても重要です。
でも、実際使ってみないとわからない部分も多いのも事実。そんなときはお試しで1日パスを購入、または初日無料パスを利用して、施設や利用者の印象を確かめてみることをオススメします。
上記3つのコワーキングスペースでは、Outpostのみが初回利用無料パスを提供しています。Cowoker.comという世界中のコワーキングスペースのデータベースサイトから問い合わせてみて下さい。
コワーキングで毎月最初の金曜夕方に駐車場でゆるいパーティやってます。通りすがりの人もおる。アメリカの大学で定番らしいビールピンポンで遊びました…🏓🍻
毎日見る人も仕事中はあまり話さないから、こうやって気兼ねなく話せる機会を定期的に作ってくれるのは嬉しいものです😊居心地良い。 pic.twitter.com/mKdpxVXRYJ
— Akane 🌍 (@hive_aka_en) June 8, 2019
同じような設備を備えたコワーキングスペースでも、場所によって雰囲気や方向性は千差万別です。
ノマドの聖地・バリ島ウブドでの生活を最大限味わうためにも、自分に適したコワーキングスペース選びには時間をかけてみてください。
そして、この記事が少しでもその手助けになれば嬉しいです!
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