こんにちは、Akaneです。
ワーホリビザ(ワーキングホリデービザ)は、気軽に長期の海外生活が体験できる手段として人気です。しかし、ビザ発給の取得条件として、10代後半から30代前半まで(国による)という年齢制限があります。
そのせいか、世間では若者が海外で1年遊ぶためのビザというネガティブな表向きのイメージがあるようです。このビザが秘める価値と人生への影響力に全く目を向けられていないようで、私は残念でなりません…何故なら、この年齢制限はなんとも理にかなった条件だからです。
今回は、20代の約半分をワーホリした私自身の経験を元に、ワーホリビザの本当の魅力と価値とは一体何なのかを紹介したいと思います。
目次
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海外で長期滞在の時に必要なビザについて
前回、最初の記事でも触れたとおり、私はワーホリビザを活用して、国から国へと移動しながら4年以上生活してきました。
若者にとって息苦しい空気が漂う日本を離れ、海外で生活してみたい!と願う人は多いと聞きます。しかし、ここで避けて通れない問題が、ビザ(査証)=母国以外の国への滞在許可証の取得です。
ビザの種類
ビザは様々な種類のものがありますが、日本のパスポートを所有している場合、数多くの国においてビザを事前に取得することなく入国できます。
言い換えれば、入国先の観光ビザがパスポートに自動付属しているということです。
観光ビザはその名前の通り、観光目的の旅行者へ一時的に発行されるビザであって、基本は観光ビザの期限が切れるまでには出国せねばならず、その国で合法的に働くことはできません。
このため、学校へ通う場合は学生ビザ、仕事をして生計を立てていきたい場合は就労ビザというように、滞在目的に沿ったビザが必要になるのです。
海外で働きたいときにはその国の就労ビザが必要
よって、他国で仕事に就いて生活したい場合、その国の就労許可が含まれたビザが必要になるのですが、一般的に労働許可が含まれた種類のビザを取得するのは容易なことではありません。
一般的には、現地人の誰もが有していないほどの専門的な技術、もしくは資格があるか、ビザのスポンサーとなってくれる就職先、またはその国出身の家族や配偶者が必要にあります。
いささかハードルの高い就労許可付きビザですが、実は申請者の年齢が若ければ、誰でも容易に取得できるチャンスがあります。これが、黄金のビザと呼ばれるワーキングホリデー(ワーホリ)ビザです!
ワーホリビザについて
1年(一部の国は2年)のビザ期限があるワーホリビザには就労許可が含まれているため、ビザが有効である限り現地で働くことができます。仕事を見つけ、生計を立てていくことが可能なのです。
加えて、国によって期間制限はありますが、現地の学校へ通う事もできます。
2022年8月現在、日本とワーホリ制度を提携している国は22カ国。申請可能な年齢は国によって多少の違いはありますが、基本的に20代なら誰でも可能です。
なぜワーホリは黄金のビザなのか?
先に述べたとおり、ワーホリビザは年齢が許す限り(他にも条件はありますが、さほど厳しいものではありません)ほとんどの人にとって取得が可能な長期滞在ビザです。
ざっくりいえば、現地で暮らす人達とほぼ同等な権利が誰でも手に入るのです。ピンとこないかもしれませんが、これほど自由度の高いビザは永住ビザを除いて他にありません!
そして20代という、まだ人間として熟しきっていない時期にこそ、ワーホリを活用して海外に長期滞在する意義があるのです。
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ワーホリ世代=20代について
20代は言わずもがな、体力的に人生で一番ベストな年代です。その反面、精神的にはまだ熟しきっていない段階で、新しいものを受け入れる余地がまだ十分にあります。
趣味に没頭したり、スキルをとことん磨いたり。加えて、私生活では仕事や人間関係、恋愛などで何かと多忙な時期です。
言い替えてみれば、芯の部分が固まっていないスポンジのような段階。まだまだ後先顧みずに無茶できる年代でもあります。
20代中盤からのモヤモヤ
そんな20代が中盤くらいにさしかかると、それまでに歩んできた道に疑問を持つ人は多いです。先の人生で重要になるであろう決断を迷ったり、人生このままでよいのだろうか?と自問自答したり…
仕事や生活に追われて実現できていなかったけど、海外にずっと興味があったり、海外でやりたいこと、実現させてみたいことがある人もいることでしょう。
そんな時期でも、ワーホリはまだ取得可能です。20代の間に人生に大きな変化を起こしたい人にとっては、ワーホリは見過ごせないビザであると言えるでしょう。
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20代の持つ適応能力の可能性
一度海外へ出てみると、それまで当たり前だったものが当たり前ではなくなることが頻繁に発生します。そして日本と比較して、なかなかモノゴト自分の思うようには進まないものです。
固定概念は取り払われ、馴染みのないことばかりが起き、でもそれが普通とされる国もあるかもしれません。時には理想と現実のギャップに嘆くかもしれません。
でも若いうちは、馴染みのない環境に晒されたとしても、自然と適応していける余地があります。また、自分なりに状況の対処方法が自然と掴めてくるものです。
もともと人間に備わっている適応能力は、若ければ若いほど柔軟であり、歳を取れば取るほど凝り固まっていきます。
新しい自分を見つけに行こう
ワーホリは、いわば非日常の環境に長期間身を投じ、自分がどう能動的に反応し、対処していくのか ― 人生でベストな時期にやりたいことをやり、自分で自分を見つめられる機会を提供する、誰にでも手に入れやすい切符のようなものだと私は思っています。
そんな一生で何度とないであろう貴重な機会を十分に活用するには、ある意味子供心に戻ることが大事です。そして裸の状態(オープンマインド)でいること!
常に新しいモノに興味を持ち、疑問があれば全て聞く。嬉しいことも悲しいことも、なんでも人に話す。来るものを拒まない。固定概念やプライドにしがみつかない。
そして、今まで興味を持っていたことや、やりたいと思っていたことには、怖れずに挑戦する!
難しく聞こえるかもしれませんが、その本質は非常にシンプルです。そして、これがワーホリを骨の髄まで楽しむコツです!
そんな人に、海外はうってつけのプラットフォームです。
20代にとって選択肢は豊富に存在する
ワーホリしてみた結果、その国の生活は自分には馴染まないと判断すれば、また違った文化を持つ国へ行ってみるのも手です。
もしくは日本へ帰国して、再度新たな人生を歩んだほうが、自分なりの幸せをつかめるかもしれません。また、その逆のケースもしかりです。
ワーホリには、失敗も成功もないのです。それよりも、その間に自分の中で何が変わったか、そしてそれをその先の人生でどう昇華していけるかが重要だと私は思います!
この記事が、ワーホリに興味のある方の背中を押すきっかけになれば嬉しいです 🙂
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