こんにちは、最近チェスの純粋なアナログ的楽しさに目覚めたAkaneです。
仕事に応募する際海外にあって日本にないもの、それがカバーレター(Cover Letter)です。何それ?と疑問に思う方は多いと思いますが、これは海外で就職活動をする際に必須となるものです。
カバーレターもレジュメと同様、自分で作成するものですが、その書き方には一定のルールが存在します。
今回はこのカバーレターの概要と、書き方を解説していきます!
目次
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カバーレターとは?
カバーレターはその名の通り、求人に応募する際レジュメに送付する雇用主への手紙です。
雇用担当者はレジュメよりも先に、このカバーレターに目を通します。レジュメ自体も重要ですが、カバーレターもレジュメと同程度、もしくはそれ以上に重要なものです!
カバーレターの役割
カバーレターに記載すべき内容は、ざっくりと分けて下記の3点。
- 自分は誰なのか
- 何故応募のポジションに興味を持ったのか
- 何故雇用主の元で働きたいのか
カバーレターは、雇用先にこの人は自社に何をもたらしてくれるのか、この人を雇うとどんなメリットがあるのかを、具体的に想像するヒントを与える役割を果たします。
カバーレターが必須ではない業種
- そこまで高度な専門知識を必要としない仕事
- 一般的にカジュアルジョブと呼ばれる仕事(レストランでのウェイターや清掃業)
- 知り合いのツテで紹介された仕事
主に、多くの留学生やワーホリが就く仕事(資格や経験などを必要としない仕事)はカジュアルジョブと呼ばれ、カバーレターの送付は必須ではありません。日本だと、アルバイトに相当します。
しかし雇用主によっては送付するよう言ってくる場合もありますし、もし他の応募者に差をつけたい場合や、応募職種または雇用先への愛や情熱を伝えたい場合には、送付しても良いと思います。
むしろ効果的なので、個人的には送付することをオススメします!
読まれるカバーレターの書き方
必ずビジネス文章の書式で、A4の紙1枚にまとめます。
レジュメは割と自由に作れる反面、カバーレターはきっちりビジネスライクに留めておくのが無難です。
手紙の内容は以下の順番で記入します。
- 自分の連絡先
- 手紙の日付
- 相手の連絡先
- 宛名(出来るだけ担当者の名前を書くのが好ましい)
- 件名
- 本文
- 結び
- 署名
以下からは、ポイントとなる部分を解説していきます!
ポイント1・本文は3~4段階に分ける
段落ごとに書く内容に違いを作ります。
- 概要・要点
何についての手紙なのかを明確にする。書くべきことは応募する職業名、求人広告の情報源、応募の理由など - 職務経験、スキル、業績
今までの職務経歴(ない人は最終学歴)と保持スキル、業績、教訓など - 企業に対しての興味
何故興味を抱いたか、どんな貢献ができうるか、段落2と関連付けてアピール - 先のコンタクトを望む意思表示とお礼
面接を受けたい又と連絡方法の記載、リクルーターへのお礼
段落2・3の部分は1つにまとめても、アピールポイントが多い人は3段落にしても良いですが、ここで長くなりすぎることがよくあるので注意。
簡素に、テンポよく、読みやすくが基本です。
ポイント2・応募職種と職務経験・実績は関連付けて書く
再度、段落2・3の部分に関してですが、記述する職務経験とスキルは応募職種に関連したものだけを書き、それらを証明するための過去の業績も絡めて書くのがベストです!
たとえば、
- どんな実績を上げることができたのか
- どんなメリットをもたらすことができたのか
- どんな違いを創り出すことに成功したのか
などなど、自分が生み出した勤務先でのポジティブな変化を書き出すと、よりリアリティを帯び、読み手は自分を雇うことによって生まれ得るメリットを想像しやすくなります。
ポイント3・何故雇用先に興味を持ったのかを書く
募集職種に興味を示す人は沢山いても、著名な雇用先でない限りは、その雇用主に絞って働くことに興味を示す人は少ないケースがほとんど。
ここがわりと狙いどころです。ネットで雇用先のリサーチをしてみて、現在の彼らのビジネスに対し興味を抱いた点を挙げてみるのも効果的です。
何故そのポジションで働きたいのかというよりも、雇用先に対して自分がそのポジションで何を貢献できうるのかを挙げ、能動的な態度をアピールし他の人達に差を付けましょう!
海外では受け身でいるのではなく、自分を売り、一歩出る姿勢が評価されるので、このような選考の過程においての姿勢は特に重要となります。
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最初に雛形を作り、応募先により随所をカスタマイズ
文頭の自分の連絡先と文末の署名、文章の各段落の出だし部分は使い回せます。
これを雛形として応募先により日付、宛先、宛名、件名、本文の出だしの後の部分を書き換えるようにすると、効率的に求人内容に沿ったカバーレターを数多く作ることができます。
同じ内容のカバーレターをいろんな企業に送り続けるのはご法度です。使い回しのカバーレターは、簡単に見破られてしまいます。
雇用主にこれは自社の求人広告に宛てて書かれたものだと汲み取ってもらうことが、その先まで読み進めてもらうためのコツです。
雇用先別のカスタマイズのしかた
まず、求人広告にある募集職種の業務解説(Job responsibilitiesやDutiesと書かれます)をよく読んで、相手が求めているスキルや人物像(We are after someone…, What you’ll bring:)を把握します。
そこに自分の持つ経験とスキルを照らしあわせ、応募先が求めている部分を特に売り込むようにして書きましょう。
加えて、上記のポイント3も重要になってきます!
以下、私も使ってる各段落の文頭の例を挙げておきます。
使える文頭①:概要
- Please accept this letter and the accompanying resume as my application for(職業名)position…
- I am writing in response of your announcement for(職業名)position…
使える文頭②:職務経験、学歴、スキル
- I have been working in the(業界名)industry for over(数字)years as a(職業名)…
- I am presently in my final year of(専攻名)…
- My specialities include:(スキル名を箇条書き)…
使える文頭③:業績、企業への興味
- As a (職業名), I was responsible for … In result, I/we achieved(業績内容)…
- (過去の職業名を挙げて)In these positions, I demonstrated the ability to …
- (企業名)has been of interest to me because / since / as …
- I was impressed with the record / achievements of (企業の業績)…
- I would love to bring my expertise that perfectly match for the position …
使える文頭④:お礼とコンタクト
- I look forward to have an opportunity to discuss my suitability for this role.
- I would appreciate having an interview with you in person.
- I can be contacted for an interview at (電話番号)or by email at(メールアドレス).
丁寧な文章を心がけ、英文のチェックは入念に
雇用担当者への手紙なので、フォーマルな英語で書きましょう。友達とのメールで使うような略語やスラングは当然NGです!
普段は使わないようなビジネス英語表現も、過去の英語学習ですでに習っている場合があるので、過去の英語教材、ネットを参考に思い出しながら書き進めてみてください。
そしてこれもレジュメと同様、雇用主に送付する前には英文を入念にチェックしましょう。筆記中にスペルミスを指摘してくれるGrammerlyなどの文法チェックのアプリをインストールしておくと便利です。
Grammarly キーボード – 英語ライティングツール
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数をこなせばコツが掴めてくる
いかがでしたか?全部英語で書くのは骨が折れるかもしれませんが、一定のフレーズを用いつつ、ルールの流れに沿って書けばそこまで難しいものではありません。
常に意識しておきたいポイントとしては、
- 自分を過剰評価するつもりで書く
- 経験と実績、理由とその裏付けは出来る限り一縛りにして書く
- やる気に満ちた文章を書く
- 応募先に個人的に宛てた内容を書く
以上になります。最初は日本語で文章を作って翻訳するのも良いと思います。
ライティングの練習だと思って、積極的にトライしてみてください!
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