こんにちは、Akaneです。
私はワーホリ中にバリスタとして働いていた経験から、コーヒーに関する豆知識や海外でバリスタとして働くことについて、何度か記事にしてきました。(記事一覧はこちら)。
そんななか、「海外でどうやってバリスタになったの?」という質問を多くいただきます。私はワーホリ前のバリスタ経験ゼロ。まったくの未経験から海外でバリスタを始め、カフェのコーヒーにおける全責任を追うヘッドバリスタにまで昇りつめました。
そうなるまでに辿るべき明確な道などはなく、人によってケースバイケースですが、不可能ではありません。私に出来たんだから、誰にだってできるはずです!
大事なのはチャンスを掴むコツと効果的な方法を心得ておくことだと思います。あとは出会いです!
というわけで今回は一例として、私が実際に辿った道のりを公開したいと思います。
目次
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バリスタの始まりはコーヒーの聖地メルボルン、そして友人
まず海外でバリスタとして働くことのざっくりとした概要は、こちらの記事で解説しています!
私が海外のコーヒー文化、そしてバリスタという職業を知ったのは、コーヒーの聖地と呼ばれるオーストラリアのメルボルンでした。
メルボルンに来て間もなく、あるご縁で日本人バリスタの子と知り合いました。
それまでコーヒーといえばインスタント、もしくはコンビニの100円コーヒ〜というレベルだった私は、彼の勤務先である小さなカフェを訪れた時、彼が淹れてくれたモカに、文字通りの大衝撃を受けました。
何この可愛い柄は…何この一言で表し尽くせない濃厚な味は!!
後にも先にもこんな感動的な飲み物に今後出会うことはないだろう、というほどの衝撃でした。
このガツーンと打たれた勢いのまま、私はコーヒーの世界にのめり込んでいくこととなりました…
バリスタという職業を知り、勢いで志す
カフェのヘッドバリスタだった彼は、日本の学生時代にスタバでシフトマネージャーをしていたことがある熟練でした。外国語大学出身で、英語のコミュニケーションもまったく問題なし。
国際色豊かなチームを流暢な英語でてきぱきと仕切り仕事をこなす姿は、ローカルの現場で英語を使って働いてみたいな〜と思っていた、ワーホリを初めて間もない当時の私には、とても輝かしい存在に写ったものです。
そんな彼へのほのかな憧れをきっかけとして、バリスタという職に興味を抱き始めました。
ラテアートへの情熱
でもぶっちゃけ言って、一番の動機は「これ(ラテアート)描いてみたい!!」でした(笑)
コーヒーの上にミルクフォームで繊細に描かれるラテアート。
頼んだコーヒーを完璧なラテアートでサーブしてくれると、何倍も美味しく感じるから不思議。コーヒーに+@の要素=驚きや喜び、ほのかな幸せを追加する、大事なプレゼンテーションの一つなんです。
メルボルンには芸術的なラテアートを描く凄腕バリスタが沢山いるらしいと聞き、最初はラテアート目当てにありとあらゆるカフェを巡りました。
様々なカフェを訪れて色々なコーヒーを飲むにつれ、無数に存在するコーヒーロースターの存在、豆の産地による味・香りの違いやコーヒーメニューの具体的な違いなどを、徐々に学んでいきました。
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バリスタ経験ゼロの壁
しかし海外では求職の際、応募職種の過去の経験がないと雇ってもらうのは至難の業です。
日本では気軽に始められるバイト感覚の接客業においてもそれは同じで、特にコーヒーの質の高さで有名なオーストラリア・ニュージーランドでは、カフェオーナーは腕の立つバリスタを見つけて常連客を増やそうと必死です。
採用されるには、実際お店に立ってコーヒーを提供するトライアルシフトをこなし、コーヒーの腕をオーナーに認められなければいけません。
当然バリスタ経験ゼロ、接客経験も乏しい私が勢いだけでCVを打ちまくってもほとんどが無駄に終わり、日々は過ぎて行きました。
このおかげでメルボルンCBDの地図が脳裏に焼き付きました(笑
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まずは、バリスタボランティアから学ぶ!
ある日、そんな私の状況を見かねたバリスタの友人が、一つの提案をしてくれました。
「コーヒーの作り方教えてあげるから、忙しい日にアシスタントで入らない?」
私は即決でyes!!と答えました。
彼はすぐにボスに相談してくれ、晴れて週一だけ彼のアシスタントとしてカフェで働かせてもらえることになったのです!
お金よりも気持ちが大事
とはいえカフェの就労経験もなく学ぶ身なので、最初は無給のボランティアとしての採用でした。
しかし当時の私にとってお金のことはどうでもよかったのです(実際はカツカツだったにもかからわず)。ローカルのカフェで働ける上にコーヒーを教えてもらえるとうだけで嬉しく、そして彼の親切すぎるオファーへの感謝の気持ちから、もう夢中で学びました。
手伝えそうな時には率先して洗い物やサーブをしたり、自分からできることは何でもしました。
しだいにボスや他の仲間たちも一目置いてくれるようになり、次第にカフェの人手が足りない日にはヘルプとして呼ばれるようになり、お給料も出してくれるようになりました。
バリスタの経験を掴むキッカケは身近にある
結局このカフェではオーナーの交代もあり長くは働けなかったのですが、私はバリスタに関する立派な「経験」を得ることができたのです。
- オーストラリアのカフェで働いた経験
- バリスタのアシスタントとして働いた経験
- エスプレッソマシンを使った経験
そしてその「経験」は、友達という「縁」がもたらしてくれたものでした。
ボランティアも立派な「経験」であり、当然CVに堂々と書いてアピールできます!
いわゆるインターンシップですね。
経験がないなら、最初は無給でもいいから働かせてくれるところを見つける
私は友人というキッカケがありましたが、作ろうと思えば自分で作り出せます。とりあえず現場(カフェ)に行って、聞いてみる!これが一番簡単です。
でもお金に囚われて、一歩を踏み出せないのは良くあること。何かを始めたいなら、その前にしばらくの生活資金を作っておく、もしくは財源を他に確保しておくなどしておくと、後々思いっきり打ち込みやすいですよ。
そして、やるからにはとことんやる!この情熱が大事だと思います。
そして私はこの「経験」を足がかりに、ワーホリ2年目ではアシスタントとしてではなく、通常のバリスタとしてのポジションを狙っていくことになります。
この記事の続きはこちらの後編をどうぞ!
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