こんにちは、Akaneです。
前回の記事でもご紹介したVSCOは、写真好きなら必ずスマホに入れておきたいアプリです。その人気の秘訣は、豊富なフィルターでスマホ写真を簡単に雰囲気溢れるものにできるお手軽さ!私も長らく愛用しています。
無料版で使えるフィルターはほんの数種類ですが、有料版のVSCO Xメンバーになると膨大な数の全フィルターが使用可能になります。しかし、とにかく種類が多いのでどれが一番写真に合うのか分からず、プレビューを延々と変え続けては結局決まらないループにハマっちゃう人、いるんじゃないでしょうか?(私もその一人でした)
そんな時は加工に入る前に、自分はこの写真をどういうふうに見せたいのか?をちょっと考えてみると良いです。それぞれのフィルターには写真との相性があり、どんな種類の写真に最適化されているのかを知っておくと、無駄な時間いらずで理想の仕上がりにすることができますよ!
今回はVSCOの公式説明をもとに、無料で使える人気フィルターと使いやすいプリセットの特性をまとめてみます。加えて、私がよく使うオススメのフィルターもご紹介するので、参考にしてみてください!
目次
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人気の無料フィルター
まず基本のおさらいとして、過去のVSCOアプリ紹介の記事はこちらです。
VSCOをインストールするだけですぐに使えるのが無料フィルター。中でも使い勝手の良い定番はこの3つです!
C1(Chromatic)
使いやすい人気のフィルター。明るい部分にピンク、影の部分に青緑がかかり、全体的に強いコントラストを帯びるため、鮮やかなで幻想的な仕上がりになります。
旅行先での一枚や食事のテーブルなど、華やかな雰囲気を演出したい時に使える定番フィルターです!
G3(Portraits)
黄・緑青の彩度が調節されて肌の色が整うため、一般的な人物の写真に適しているフィルターです。
上記写真は調節機能を使って露光度(Exposure)を上げ、コントラスト(Contrast)を下げてバランスを整えました。フィルターをかけた後にもうひと調節すると、より完成度がUPしますよ!
B1(B&W Classic)
白黒写真にしたい時の定番はこれ。中程度のコントラストで少しフェードした雰囲気に仕上がるため、露光設定が強すぎて詳細がつぶれたりすることが少なく、繊細な表現が可能です。
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被写体によって最適化されたプリセット
有料フィルターは、一定のテーマに沿ってひとまとまりになったプリセットごとに購入可能(価格は2.99USD〜3.99USD)ですが、VSCO Xメンバー(1年で19.99USD)になれば全てのフィルターと機能が使い放題です!
頻繁に7日間のお試し期間キャンペーンを行っているので、気になる方はVSCOのサイトをまめにチェックしてみてください。
ここでは私が使ってて、なかなか使い勝手が良いな〜と思ったプリセットと、どのような写真に適用すると効果的なのかをご紹介しますね。
人物 / The Portrait Series(G1-G9)

人物写真(ポートレート)に特化したGシリーズは、肌の色をナチュラルに調節してくれます。G4からは被写体をとりまく環境、または作り出したい環境によってそれぞれ最適化されています。
- G4・G5 → 青・グレーなどの寒色系が際立ち、寒い・冷たいイメージに
- G6・G7→ 中間色に焦点が置かれ、バランスの取れた色味に
- G8・G9→ 黄・赤の暖色が際立ち、温かでポップな雰囲気に
風景 / The Landscape Series (L1-L12)

雄大な山や海など、風景写真にハマるプリセットをお探しならこちらのLシリーズ。それぞれ下記のシーンに最適化されています。
- L1-L3 → 山
- L4-L6 → 森林、谷
- L7-L9 → ビーチ、海
- L10-11 → 乾燥した砂漠
自然界の色である緑や青がわざとらしくない程度に補正されて光量も整うため、綺麗な風景の写真がより魅力的なものにしあがります!
夜景 / The Artificial Light(AL1-AL6)

夜景やネオン街の鮮やかなLED光の色をコントロールして、より自分の理想に近づけたいならこちらのALシリーズを使いましょう。
- AL1 → 黄・オレンジなどの暖色系が中和されてよりナチュラルな仕上がりに
- AL2 → 黄味が強まり、強い影とコントラストでシネマティックな印象に
AL3と4は屋内の蛍光灯下の写真向け。
- AL3 → 蛍光灯の黄味が取り除かれ、ホワイトバランスが調整される
- AL4 → 全体的に黄味がかかり、ちょっと不気味な雰囲気に
AL5と6は自然光とLEDの2種類以上の光源下の写真向け。
- AL5 → 青・オレンジを抑え、光の混ざりによる発生する全体的な色がやわらぐ
- AL6 → それぞれの光の色が強まり、鮮やかでややキツイ印象に
都市 / The Urban Series (U1- U6)

Uシリーズは建物や工場などの人工物に溢れる都会で、写真が撮影された時間帯によって最適化がされたプリセットです。
- U1 午前中の光 → 写真をよりナチュラル・鮮やかに
- U2 昼間の真上にある太陽 → 強烈な日差しにより、色が褪せたかのような雰囲気に
- U3 くもり空 → 寒色系のトーンが強調されて色味が抑えられ、どんよりして無機質な質感に
- U4 傾いた太陽 → 影の部分には濃い青みがかかり、光の部分にはオレンジが足され鮮やかな色味に
- U5 夕暮時の空→ オレンジ・青のグラデーション色が強調され、より幻想的な雰囲気に
- U6 日没後の空 → 人工灯にフォーカスがかかり、濃い青みが都会の夜を味のあるものに
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私のオススメフィルター
私はVSCOを使いはじめて1年くらいですが、使いこむうちに自分の表現したいものに適したフィルターが分かってきて、気がつけば毎回同じフィルターを使うようになっていました。
同じフィルターを使うことで生まれる写真の「統一感」は、魅力的なインスタフィードを作りたい人にとっては必須事項!VSCOがインスタグラマーに支持されるのも納得です。
そんな私が旅写真ギャラリーとして活用するインスタアカウント(@beeawanderluster)にて、よく使っているフィルターをご紹介します。
C6〜8
主にオレンジ・黄色の暖色系の発色を強めて鮮やかにしたいならこれ。補色である青などの寒色系もバランスの取れた仕上がりになり、自然の写真が多い私は気がつけば毎回使っていました。特に東南アジアやビーチなどの南国トロピカルな雰囲気を後押しします!
元写真によってはコントラストが効きすぎたり、暖色系が出すぎる場合があるので、補正ツールで調整することを忘れずに。
E1〜3
Cから乗り換えて今メインで使っているフィルターがE1〜3です。鮮やかさは残したまま色褪せすぎない程度にフェードがかかり、ほのかにヴィンテージフィルムのような雰囲気に仕上がります。
全体的にバランスの取れた色味と明るさになるので、風景からフード、人物など、基本なんにでも合う万能フィルター!
AL2
夜景の定番はAL2。影部分の青味が強調されて光の黄・オレンジがより引き立ち、簡単に雰囲気のあるものに仕上がります!コントラストの調節も絶妙です。
毎回使うわけではありませんが、ALシリーズは私が開発者に一番有難うを送りたいシリーズ!
V1〜3
ちょっと使い勝手が難しいVシリーズは、コントラストが抑えられて絵画のようなフラットな仕上げになるのが特徴。全体的に露光不足気味の写真やコントラストが効きすぎた写真に使えば、バランスを整えることができますよ!
フィルターによっては黄色や紫などが全体にかぶるので、うまく使えばレトロで幻想的な雰囲気にも仕上げられます。
まとめ
普段何気なく使っているフィルターですが、実は一つ一つに想定された用途があるんですね。
でもただ適していると言うだけで、そのルールに沿わなければいけない必要は全く無いので、要はやっぱり調節機能と合わせて色々試してみて、自分だけのレシピを作ってオリジナルティを追求することがVSCOを楽しむ醍醐味じゃないかなあと思います。
VSCOは続々と新規サービスを発表しているので、より創造心が掻き立てられるような機能を搭載してくれることを期待しましょう!それではよきVSCOライフを〜。
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