【パーイ】過酷な山道を抜けた先にある、タイ北部の田舎町は桃源郷だった

【パーイ】過酷な山道を抜けた先にある、タイ北部の田舎町は桃源郷だった

こんにちは、Akaneです。

2018年明けましておめでとうございます!今年も世界の何処かよりマイペースに更新を続けますので、引き続きブログをチェックしててくださいね。

この年末年始はチェンマイから北西部の山岳地帯に位置する小さな街、パーイ(Pai)に滞在しました。ちょっと不思議な響きを持つこの街の名前、今までに聞いたことが無いという方も多いんじゃないでしょうか?

 

どうやら欧米圏とは裏腹に、日本ではタイ北部の観光地の一つとしてあまり認識されていないようです。

その理由を推測すると、まあ分からないでもないのですが(後述)、はっきりいって勿体無いと思います!というわけで、今回の記事では理由を顧みずして来る価値のあるパーイの魅力をざっくりと紹介したいと思います。

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パーイという街

ゆったりとした時間が流れる街、パーイ

パーイは、街というよりも集落や村といった規模で、街全体を覆うスローでのんびりした雰囲気が魅力です。大きなビルも、バイク渋滞の騒音もありません。

 

 

犬や牛などの動物がそのへんでくつろいでいて、さながら日本の昭和のような雰囲気。

牛や犬がその辺にほぼ放し飼いされています

 

街の中心部には観光客向けのショップやレストラン、マッサージ店などが立ち並び、夜にはストリートマーケットが開催されて毎晩賑わいを見せます。

バイクを借りれば周辺の滝や温泉、渓谷などへも気軽にアクセスできるため、アウトドアも満喫できます。

 

また、パーイは主要な山道の麓に位置しているため、カレン族やモン族などの山岳民族の村を訪れる拠点としてもよく利用されます。

タイ北部の山奥にある桃源郷

その昔、東南アジア諸国を巡るバックパッカー達が、パーイのあまりの居心地の良さに長く住み始めたことがきっかけで知名度が旅人の間で知れ渡り、現在に至るまでの観光地化が進んだと言われています。

 

だたっぴろい開放感が魅力のパーイ

2006年ごろまでは外国人観光客がほとんどだったものの、2004年にはパーイを舞台にした恋愛映画がタイ国内で大ヒットとなったことから、今やタイ人の休暇先としても人気。

 

私が訪れた年末年始は、タイ人達にとってのホリデーシーズン。当然どこも人で賑わっていました。

パーイへの山道に待ち受ける762個のカーブ

パーイへはチェンマイから車で4時間程度…なのですが、実はこの道のりが大きな障壁。

道の途中からノンストップのグネッグネの山道になり、これがマジで半端ないです。なんでも762個のカーブが存在するとか…。当然、車酔いになる人がほとんどなわけです。その数字をデザインに取り入れた皮肉交じりなパーイ土産まであります(笑

 

パーイへ行くにはミニバンを予約しよう

主な交通手段はバイクをレンタルして自力で行くか、もしくはバスかミニバンとなりますが、冷房付きの小さなミニバンが一番酔いにくいと思います。

 

複数の交通会社がパーイへの便を運行していますが、私はPrempracha Transportをオススメします。片道150THB(約530円)です。

ネットの評判が良かったので利用したところ、ドライバーは安全運転、予約・支払いはネットで簡単。そして年末年始だったにもかかわらず、予約内容変更の問い合わせにも迅速に対応してくれましたよ!

 

パーイ空港。ええ、空港です。

パーイには空港(上の写真)がありますが、発着便数はチェンマイから2日に1回だとか、ランダムだとか、現在閉鎖中だとか、聞く情報はどれもこれも信憑性がないです(笑)。

 

なので、車酔いしやすい人には過酷ですが….グッド・ラック!走行中はずっとアイマスクをして、イヤホンで音楽を聞いてると少し楽です。チェンマイのバスステーションの売店には酔い止めも売ってますよ。

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パーイに漂うスローでヒッピー的なムード

パーイの中心部を歩いていると、すれ違うのは殆どが欧米からのバックパッカー。アジア人もちらほらいて、あとはタイ人。

 

街にはカラフルでエスニックなアイテムが溢れています

欧米パッカーたちが今のパーイの観光ムードを築いたと言っても過言ではない背景があり、中心部は総じてヒッピー度が高めです

お店のインテリア、メニュー、服や雑貨においては特に躊躇で、日本では手に入らないようなエスニック柄のワンピや、カラフルなアクセサリーとかが好きな人はきっと楽しいはず♪

オーガニックとベジカルチャー

都市部の喧騒から身をひそめ、ヨガや瞑想を目当てにパーイを訪れるバックパッカーも多く、街は総じてベジフレンドリー。

 

木のインテリアが安らぎを誘うOm Gardenの入り口

ランチにフラッと入ったOm Garden Caféは、ベジな旅人たちの間で有名らしく大賑わいしていました。

フレッシュジュースにタイ米のサラダ、ベジなタイ料理などメニューも豊富で思わず目移り。木と植物をふんだんに取り入れた落ち着く内装は、足を踏み入れた瞬間に外の世界から切り離されたような感覚になります。

アボカド、マンゴーなど野菜たっぷりのベジサラダ

 

Om Garden Cafe
住所60/4 Wiang Tai 58130 Pai, Thailand
電話+64 82 451 5930
営業時間
8:30am - 5pm

 

街の中心部を抜け、Om Garden Cafeからもっと南に歩いた先にあるKhaotha Caféは、おそらく使われなくなった大きな倉庫を改装してできたと思われる、開放感のあるカフェ。

使われなくなった倉庫を改装したものと思われるKhaotha Café

廃材をうまく利用した内装、植物やヴィンテージの小物の配置などがとってもオシャレ。パーイの中心部が少し騒がしいなぁと思ったらここへ来るべしです。

また、街の中心部から西へ歩いて10分程度の場所にも小さめの店舗があり、そこもオススメです。

 

廃材をうまく利用したインダストリアルな雰囲気はとってもヒップ

 

Khaotha Cafe
住所414 Moo 8, Viangtai Amphoe Pai, Mae Hong Son, Thailand
電話+64 80 892 1921
営業時間
9am - 5pm

 

欧米人向けレストランのメニュー価格はぼったくりなところもあるので注意が必要ですが、食事のお値段は全体的にチェンマイより安めです。

パーイのアーティストコミュニティ

タイにはアーティスト、モノづくり職人が多く、その作品のクオリティは目をみはるものがありますが、パーイにもアーティストのコミュニティがいくつかあるようです。

 

街のはずれをふらふらしていた際に偶然立ち入った場所がレストラン、ギャラリー、マッサージなどの複合施設で、ヨーロピアンのオーナーが偶然居合わせて色々説明してくれました。

モノづくりがあつまる複合施設への入り口

 

「人手が足りない、シェフがいない!お前、料理作れる?」なんていきなりの就労チャンスが(笑

その時は年末年始で休業中でしたが、普段は観光客やランダムな人達と日夜面白いことが起きているようです。こういうアートでDIYなコミュニティ、ちょっとドイツのベルリンみたい。

パーイではバイクを借りて観光、もしくは何もしない

パーイの中心部は1〜2時間あれば徒歩で回れちゃうので、スグにすることがなくなります。そして、この後はバイクに乗るか乗らないか=乗れるか乗れないかで、行動範囲に大きな差が出ます。

 

バイク貸出をしている店は街の中心部にいくつかありますが、パーイではバイクを借りるのにパスポートが必要なので要注意。

※一部パスポートなしでも貸してくれる店があると聞きましたが、そこは自己責任で…

結局ぶらぶら、なにもしない

近郊名所へのツアーもあったのですが高くて申し込む気になれず、私は結局終始徒歩でぶらぶらしていました。

 

永遠に広がるかのような、田舎の光景

友達も別に来ていたので一緒にご飯を食べたり、カフェでゆっくり今年を振り返ってみたり、アイデアの整理をしたり、ホステルでKindleを読んだり、誰もいない田舎道をひたすら歩き、写真を撮りまくってみたり。

 

結局、このなにもしない、行くあてもない、無計画な時間が一番貴重で、ほんとうの意味での休暇だよなって、自分で納得したので良しとします。

パーイはこんな時間を過ごすにあたってこれ以上望めない場所でした!

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パーイで宿泊したホステル、その名もSlow Life

宿泊したホステル、Slow Life Sabaidee Pai Bed and Breakfastは中心部から徒歩10〜15分、ただっぴろーい道のはずれにありました。

 

なぜか受付は日本のポップソングが爆音で流れ、キティちゃんのバルーンが

周辺はとっても静かで、施設全体にお日様もさんさんと当たって心地よかったです。小さなプールはあったけど、ハンモックがあればもっと良かった!

 

比較的新しいホステルらしく、まだ一部工事中でしたが、若いタイ人スタッフが明るく親切で好印象でした。

31日のカウントダウン、タダでクラブに繰り出す

このホステルのオーナーは街の中心部はずれにあるバー、Don’t Cryのオーナーでもあるらしく、31日の年越しクラブイベントのタダ券をくれました(笑)

 

そのままホステルに居合わせたランダムな人達と共にカウントダウンに繰り出し、年越しにナイトアウトなんて実に数年ぶりの行為を、タイ北部のド田舎でその日だけの出会いの人達とやってたのだから、人生不思議です。

まとめ

チェンマイに来たなら、是非よって欲しい街です

険しい山奥を超えた先にある桃源郷、パーイ。マッサージや食事で贅沢するもよし、アウトドアを満喫するも良し、何もしないもよし…

究極にスローでのんびりした現地の空気を、少しでも味わって頂けたなら嬉しいです。チェンマイに立ち寄った際には、是非観光ルートに加えてみてください!

 

パーイを含む、メーホンソンループの5泊6日バイクツーリングの様子を紹介した記事はこちら。

 

参考文献:Wikipedia

 


 

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