【Trade Aid】ニュージーランドで最も身近なフェア・トレードを紹介します

ニュージーランドのフェア・トレードといえば、Trade Aid

こんにちは、エスニック小物大好きAkaneです。

ニュージーランドの各都市を歩いていると必ずと言っていいほど目に留まる、色鮮やかなエスニックテイストの商品で溢れたお店があります。

赤い看板が目印のこのお店はTrade Aid発展途上国から直接仕入れたフェアトレード(公平な貿易)商品を販売していて、長年に渡りニュージーランドで愛されています。

 

商品をその対価に見合った適正な価格で購入することにより、その生産者の生活向上に貢献できる。Trade Aidはこんな素晴らしい機会を誰にでも気軽に関われる形で、日常的に提供してくれています。

今回は、そんなTrade Aidのしくみと商品の魅力をご紹介します!

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Trade Aidとは

店内にはTrade Aidの会社理念を解説したビデオとリーフレットが置かれていますクライストチャーチで1973年に創設されて以来、「変化を生む」事を第一に掲げ、40年以上にも渡って発展途上国の職人が作ったハンドメイドの商品、オーガニック食品やコーヒー、チョコレート原料などのフェアトレード商品を販売しています。

これらはアフリカ、アジア、南米、中東、太平洋の島々の農場と職人を統括する65以上に及ぶ提携先団体より仕入れていて、得た収益はこれらの地域で暮らす人々の生活環境の改善に役立てられています。

 

ニュージーランド全土に支店を構える他、人々により身近に商品を購入してもらえるよう、大手スーパーマーケットや個人業者への卸売も行っています。

お店に立つスタッフはTrade Aidの社会的企業方針に賛同したボランティア。このフェアトレードのことをもっと沢山の人々に知ってもらうため、無料のワークショップも頻繁に開催されています。

フェアトレードとは

直訳すると「公平な貿易」。1960年代のヨーロッパが起源で、日本でもフェアトレード商品を時々見かけるようになりました。その定義はこのようになっています。

フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。

ー 引用元:フェアトレードの定義 : フェアトレード・ラベル・ジャパン

 

利益が優先されるやや一方的な国際貿易のしくみとは違い、生産者側と買い手側は公平な立場でビジネスを行います。

生産者が汗水たらして作った商品を、消費者がそれに見合った適正な価格で購入することを可能にし、誰もが身近に社会貢献できる一つの手段として確立しています。

Trade Aidではフェアトレードを通じ生産者への技術・医療施設の提供の他、環境や教育の改善にも取り組み、現地の人々の生活向上に貢献しています。

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職人の手によるハンドメイド商品

店内には目を引く色とりどりの小物がたくさん一つ一つ丹精に作られたハンドメイドの商品は、どれも生産地域の文化を反映したものばかり!店内に入ると一瞬アフリカや南米のお土産さんに迷い込んだかのような心地になります。

 

商品は生活用品、小物、文具、アクセサリーから楽器まで様々なものがあり、一つ一つに生産者についての情報が書かれたタグが付けられているため、「誰がこの商品を作ったのか」という通常の貿易過程で失われがちな作り手の情報がダイレクトに分かるようになっているんです。

購入した商品の背景を直に知ることで、普段購入するものに対する見方が少し変わりますよ。

目を引く鮮やかなアクセサリーや生活用品

エスニックなバングルやネックレス、ピアスやスカーフなど何でも揃っています私は写真にあるような鮮やかな色使いのエスニックアクセサリーが大好きで、いつもお店に行く度に目移りしてしまいます。しかも、どれも$10〜30NZDとお手頃価格!

日本ではなかなか購入できないような、職人の手より直送の商品がこの価格で購入でき、かつ生産者の生活向上に貢献できる。こんな素敵なことはありませんよね。

 

バスケットやエコバックなど、地球に優しい素材で作られていますこちらは温もりあふれるハンドメイドの生活用品たち。バスケットは丈夫な素材で丁寧に編み込まれています。

 

ノートやウォールペーパーなどの文房具も、職人の手で一つ一つ作られています手作りノートや写真立てなどのステーショナリーのセクション。一つ一つ手作りなので、同じデザインの商品でも一つ一つに違った味があります。

 

様々な文様が描かれたポットやカップなどの食器類ティーポット、カップ、お皿など、セラミック製の食器類。様々なパターンが描かれています。

 

木と麻の色がクラフト感溢れる民族楽器たち生産地の民族楽器も売っています!

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オーガニックコーヒーと食品

私はフレンチ・プレスでその味を楽しんでいますTrade Aidはニュージーランドで最大のフェアトレード・コーヒーの輸入者です。

グリーンビーンズから仕入れ、ニュージーランド全土のロースタリーにてロースト・ブレンドされています。

 

私は普段フレンチ・プレス(プランジャー)で飲むのですが、ココアな風味が強いエチオピアと飲みやすいニカラグアがお気に入りです。200Gで$8.30NZDと、これもお手頃価格!

チョコレートとその他の食材

オーガニックチョコレートは種類が多く充実していますオーガニックのチョコレートは味毎に異なるエスニック柄のパッケージが可愛いです。

ココアパウダーとダークチョコレートでコーティングされたアーモンドはコーヒーと相性抜群で、つまみ出すとついつい止まらない罠が…

おうちでリラックスしたい際は、ほっと落ち着くノンカフェインのルイボスティーがオススメです。

 

スパイス、穀類、ナッツ類、オイルなどの食材も豊富に扱われています

他にもドライドフルーツ、スパイス、ナッツ類、オイルなど沢山の食品が取り揃えられています。

日本ではあまりなじみのない食材も多いので、ニュージーランドに旅行に来た際のおみやげとしても良いかもしれませんね。

ニュージーランド滞在中にできる気軽な社会貢献

ウェリントンのTrade Aidは市立図書館の近く、ヴィクトリア・ストリートにあります

いかがでしたか?私はこのTrade Aidの食品をとある近所のオーガニックショップで見かけて購入したのですが、その時は単純によくある「パッケージが魅力的・値段がお手頃」という理由からでした。

それが後々調べたら上記にあげたような裏事情が見えてきて、日常的に使う商品を通じてこんなにお手軽に社会貢献できる手段が日常に潜んでいるなんて!と感動すらしました。

 

日本ではまだ日常的に多く見かけることはあまりないこのフェアトレード商品ですが、人々にもっと日常的に購入してもらえる機会が増えれば、日本ほどの大量消費国においてならきっと素晴らしい効果が生み出せるのではないかと思います。

この先、日本にもっと正当なフェアトレードを推進する団体や起業が増えてくれると良いなあと思います!

 

Trade Aidのオンラインショップ、店舗情報などの詳細についてはウェブサイトを御覧ください(英語)。

 

参考文献:

 


 

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