【おすすめコメディ】オーストラリア・ニュージーランド編:文化背景とユーモアを学ぶ

ジャメインとブレット。DIYに溢れた作風が魅力

こんにちは、基本はいつでもけらけら笑っていたいAkaneです。

私は大のお笑い好きで、特に20代前半を大阪でノリの良い友だちと一緒に過ごしたため、日常的に笑いを会話に持ちこもうとする癖があるかもしれません。そのため、日常英会話を学ぶために海外ドラマが良く取り上げられる反面、私は海外のコメディをよく見ていました。

笑いが入る分敷居が高く感じるかもしれませんが、実際コメディは英会話において特に重要な部分:ユーモアのセンスを学ぶのに最適な教材と言えると思います。

 

そして今回は、あまり日本では知られていないかもしれない、オーストラリアとニュージーランド発のおすすめコメディを2本紹介します!

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オーストラリアとニュージーランドのコメディ

海外の笑いのユーモアは、日本のそれとは随分違います。特に、アメリカとイギリスのにおいては全く趣向が異なると言っても過言ではありません。

そして、オーストラリアとニュージーランドはブラックで皮肉の効いたものが主流で、どちらかというとイギリス寄りに分類されます。

相互関係にある笑いのポイントと文化背景

私はイギリスのコメディが好きなので、この種類のユーモアは大歓迎ですが、中には日本とのユーモアの違いっぷりに、なかなか笑いのポイントが掴めない人もいると思います。

特に、笑いのネタが文化的背景から来ている場合、外国人である私達にとってポイントがつかめないのも無理はありません。

しかし、そんな場合は無理に笑おうとせず、笑いのネタの背景にあるものを調べたりなどして、1つの異なる文化として受け入れると良いと思います。

文化と言語は切っても切り離せない関係にあり、これらの因果関係をユーモアを交えて学ぶと、より言語への知識が深まり、一層言語学習が楽しくなるこは、間違いありません!

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サマー・ハイツ・ハイ(オーストラリア)

サマー・ハイツ・ハイのクリス・リリー
出典:ABC television

 

さて、まず最初に紹介するのは、架空の高校を舞台にしたスクール・モクメンタリー(DocumentaryとMock(偽物)を掛けあわせた単語)、オーストラリアのサマー・ハイツ・ハイ(Summer Heights High)です。

 

オーストラリア国内では有名なコメディアン、クリス・リリーが主役となり、ナルシストな演劇の先生Mr.G、トンガ出身の不良生徒ジョアンナ、私立学校から交換学生としてやってきたリッチな女子高生ジャメイの1人3役(!)を演じています。

各エピソードはキャラクターごとに分かれていて、登場する人物も異なります。実際のオーストラリアの学校が抱えている現実問題を、笑いのフィルターを通して突いているコメディです。

 

おそらく日本では笑いの要点が通じないと思われますが、オーストラリアでは賛否両論が飛びかう大ヒットとなり、知らない人はいないとか。

1人3役が演じるリアルで際どいキャラクター

中には結構際どいネタもありますが、それでもシリアスになりすぎないのは、主役であるリリーのキャラクターによるもの。

彼の演じる3キャラクターの別人っぷりは凄まじく、衣装やメイクだけでなく、話し方やしぐさまでがまるで別人そのもの!

各キャラクターのバックグラウンドを完璧に演じ分けており、偽物臭くなく、かといって完璧にリアルでもない。その「妙」っぽさこそがこのコメディのキモです。

 

Wikipediaによると、リリー以外の出演者は全員素人だそう。この事実からも、コメディをいかにリアルなドキュメンタリーとして提示しようとしているかが伺えます。

リリーの際立った存在感と超自然体な他の出演者とのギャップが、このコメディをモクメンタリーとして確立たらしめているのです。

身分別の英語の話し方・アクセントの違いに注目

リリーは、Mr.Gはナルシスティックで上流階級風のアクセント、ジョアンナはパシフィック・アイランダーの不良ばったアクセント、ジャメイは今時の若い女子学生のアクセントで意図的に話しています。

これらの違いは、オーストラリアに住んでいないとあまりピンとこないかもしれませんが、一度しばらく住んでみると、あぁ〜そうそう、と納得しますよ!

ナルシスト全開のMr.G。

ジョアンナと先生(ミス)の際どいやりとり。

ジャメイの今どきの女の子の喋り方に注目!

サマー・ハイツ・ハイのスピンオフ作品

またスピンオフ作品として、ジョアンナが主役のJonah from Tongaとジャメイが主役のJa’mie: Private School Girlがあります。

 

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フライト・オブ・ザ・コンコルド(ニュージーランド)

ジャメインとブレット。DIYに溢れた作風が魅力
出典:wallpapercave.com

 

ニュージーランド歴代史上で一番成功したコメディ兼フォークデュオといえば、フライト・オブ・ザ・コンコルド(Flight of the Conchords)です。

バンド活動に勤しむキウィ(ニュージーランド人のことを、フルーツそのままのキウィといいます)2人組が成功を夢見てニューヨークに渡り、小さなフラットをシェアしながら細々と生活する日常を描いています。

キウィのシニカルなユーモアと独特のアクセントが満載

主役の2人、ブレットとジャメイン(ドラマ中も実名で出演)と彼らのマネージャー、マリーはキウィ独特のアクセントと早い口調で話します。

リスニングのレベルは高いですが、正直なところ、そんな事どうでも良く思えて来るほど面白いです(笑)。イギリス譲りのドライで皮肉の効いたネタが満載!

 

特にこのFOTCは演出感、やり過ぎ感がまったくなく、淡々と進む会話自体が見てて笑えますが、途中でいきなりミュージカル風になったりして、状況そのものが笑いを生むので、言葉を完璧に理解できなくても楽しめます。

加えて、衣装や演出面において作品全体に貫かれているDIY(Do It Yourself)精神が、笑いにさらなる拍車をかけます!

主役2人が実際に手掛けた劇中の楽曲

主役の2人は劇中のバンドの楽曲を自ら手がけていて、アメリカでは実際のツアーも何度か敢行しています。

これらの曲がまあ、新しいタイプのブルースとでも言うべきか、楽曲が使われる場面における2人の心境を歌詞で表現しており、またこれに映像も加わって、実に面白おかしい仕上がりになっているのです。

 

前置きはこのくらいにして、とりあえず見てみて下さい!

2人とマリーの会話がこのコメディのキモ。

予算の乏しい彼らは、バンドのミュージックビデオも超DIY。

犬猿の仲?オージーとキウィ。

 

主役の2人はその後ハリウッドにまで進出し、俳優としての活動のみならず、音楽プロデューサーとしても活躍中です。

言葉はコミュニケーションの1つの手段でしかない

何を言っているのか明確には分からなくても、その状況を笑うことができれば、きっとあなたは海外コメディに向いていると思います(笑)!

何故なら、言葉は表現方法の一部でしかなく、出演者の表情やしぐさ、舞台設定や状況などあらゆる部分から状況を察したり、それ自体を笑い飛ばしてしまえるからです。

そして、巷で良く言われている言語はコミュニケーションの1つのツールに過ぎない、ということを実感できるはずです!

 

これは言葉に表情やジェスチャーなど、付加要素を加えて自分の意思を表現する事が多い傾向にある英語には、特に言えることだと思います。

ちなみにYouTube動画のコメント欄には、抜粋スクリプトや笑えるポイントをコメントしている人が多いので、見終わった後に読んでみると、内容を深く理解するのに役立ちますよ。

 

言語は笑いとともに、楽しく学習しましょう!

 


 

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