オーストラリアの私的ベストビーチ5選!絵画のような海に浸りたいならココ

オーストラリアの私的ベストビーチ3選!

こんにちは、Akaneです。

この夏、アウトドアに出かける計画を立てている方は多いと思います。しかし、私の現在住むニュージーランドでは季節が真逆なので、今は冬の真っ只中です。こちらの冬は雨が多く、加えて現在滞在中のウェリントンは風も強く、グレーでどんよりとした天気が続きます。

そんな時に恋しくなるのがビーチです。山も好きだけど、私はやっぱり海が好きです。そこで今回は、皆さんの夏遊びのインスピレーションに(+自分を活気づかせるべく)、今まで訪れた中で印象に残ったビーチを5箇所ご紹介しようと思います。まずはオーストラリア編!

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オーストラリアのビーチの魅力

広大な国土の中心部は砂漠地帯である反面、人口は海岸沿いに集中しているので、人々にとって海は身近な存在です。

そんなローカルから、ここのビーチは世界でもベストだよ〜なんていう自慢気な話は良く聞くのですが、これには反論の余地が無いです。オーストラリアのビーチはとにかく広い!都会に近かろうが田舎の秘境部だろうが、訪れるものをすっぽり包み込んでくれるワイルドな魅力があります。

 

そして特筆すべきは、まさに絵画のような海の色とその多様性です。青系色の原色に近い絵の具をそのまま海面にぶっちゃけたような色は、初めて目にした時にはこんな美しい天然の色が自然上に存在するなんて…とひとしきり感動したのを覚えてます。

加えて面白いのが天気、雲の量、日や波の高さ、時間帯などによっても、色だけでなく海そのものが随分と違って見えるということ。同じ場所でも訪れる度に違う顔を見せてくれる。そんなオーストラリアの海の魅力に私はすっぽりハマりました。

 

そんな多彩な側面が魅力のオーストラリアのビーチを紹介していきます!

ディー・ワイ・ビーチ(Dee Why Beach)

地元の人の憩いのビーチ、ディー・ワイ

シドニー中心部近郊のビーチの中では、比較的規模の小さめなビーチがここ、ディー・ワイ・ビーチです。

 

有名なボンディ・ビーチ(Bondi Beach)やマンリー・ビーチ(Manry Beach)は観光客が多く、常に多くの人々で賑わっている反面、ディー・ワイ・ビーチは地元の人が多い印象でした。

基本、シドニーのビーチは中心部より北へ行けば行くほど静かになるので、人の喧騒を避けたい人にはおすすめです。

 

私はここの地元に住む友達を訪ねに訪れました。それはある晴れた冬の日のことで、波はとっても穏やかでした。冷たい空気の中日差しは暖かく、海と空はその眩しい色をまだ真夏の日であるかのように保っていて、なんだか不思議な居心地がしたのを覚えています。

冬のピリッと張り詰めた空気と、静かな波

カルカル・ビーチへと続く小道

そのまま私たちは、ビーチ南方の脇道からカルカル・ビーチ(Curl Curl Beach)へと南下できる海岸線沿いの道を歩いたのですが、ここはちょっとした穴場です。

 

ゴツゴツした岩場から木々が生い茂るエリアを抜け、崖の直ぐ脇を通るルートを下るため、ちょっとしたプチ探検気気分を味わえます。

泳ぐには寒い冬でも、ビーチにはまた違った楽しみ方があるもの。でも、ビーサンでここを歩くのは危険なので止めてくださいね。歩きやすい靴を持参してください!

 

カルカル・ビーチへと続く遊歩道から

途中の岩場で一息つき、友人と夕焼けを眺めながら、オーストラリアでやりたいことや将来のことなどを色々語り合い、カルカル・ビーチで出会ったおっちゃんにディー・ワイまで帰りの途を車で送って行ってもらいました。

そこで見た夕暮れと海が一体となって描いていた完璧なまでの自然のグラデーションは忘れられません。個人的に想い出深い場所です。 🙂

 

夕暮れ時の幻想的なディー・ワイ・ビーチ

住所ニューサウスウェールズ州,  ディー・ワイ, 2099
アクセスシドニー中心部からバスで1時間

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ロク・アード・ゴージ(Loch Ard Gorge)

フィッシュアイカメラから覗くロク・アード・ゴージ

メルボルンから東、グレート・オーシャン・ロード(Great Ocean Road)をずっと走った先にある、ポート・キャンベル国立公園(Port Campbell National Park)に位置する、知る人ぞ知る有名な12使徒(Twelve Apostles)からもうちょっと走った先にある、静かな入り江です。

 

個人的には、12使徒よりも訪れるべき価値がある場所だと思っています!写真を見ればお分かり頂ける通り、周囲を絶壁に囲まれた小さい秘境のようなビーチなのです。

 

波は穏やかで、海の色は強い色合いの砂の色との対比が目立ち、より鮮明に映ります。入り江に足を踏み入れると同時に、自分の周りの世界が急に小さく縮小したかのような錯覚に陥ります。そのプライベートのような空間はまるで映画「紅の豚」のポルコのアジトのよう!

訪れる時間ごとに光と影が違った空間を創りだします

ロク・アード・ゴージの背景にある悲劇

しかし、この場所の背景には物哀しいストーリーがあります。

 

1878年、イギリスからの移民船ロックアード号が漂着を目前にして、この海域一帯の海流と海風により沖合に押し流され、岩に砕かれ沈没しました。

その際に亡くなった52人の乗組員の墓を、近郊に見ることができます。

浸食で出来た奇形岩はなかなかの迫力

 

12使徒と合わせたツアーが沢山あるものと想像しますが、私にとってはメルボルンから車を出してくれた友人がこの名所を知らなければ、行き着くことはなかったであろう場所。持つべきものは親友です!

住所ポート・キャンベル国立公園内, グレート・オーシャン・ロード, ヴィクトリア, 3269
アクセスメルボルンから車で5〜6時間

ノーマン・ビーチ(Norman Beach)

プロムの玄関先にあるノーマン・ビーチ

メルボルンから東側に広がるギップスランドに位置する大陸最南端の国立公園、ウィスソンズ・プロモントリー(Wilsons Promontory National Park, 通称プロム)に訪れたら、誰もが必ず最初に立ち寄ると言ってもいい人気のビーチです。

 

 

このビーチは、コンビニなどのお店が並ぶ国立公園のハブ、タイダル・リバー(Tidal River)から一番近く、駐車場から橋を渡って歩いてこれます。

写真では伝わりきらないかもしれませんが、とにかく広いビーチで、その規模に圧倒されます!

広大なビーチは開放感抜群!

 

私が訪れたのは最高気温35度くらいのあつーい夏の日で、大勢の人で賑わってはいたものの、広いのでまったく窮屈には感じませんでした。ビーチ周辺には自然の雄大さを感じさせる巨石群、岩場や木陰も多く、ピクニックもできちゃいます。

キャンプも楽しめる広大な国立公園

巨石がゴロゴロ転がった周辺地域は、国土の大きさを感じさせます

ビーチの西側には遊歩道が設備されているため、同国立公園内にある近郊のビーチへは歩いて移動できます。各ビーチの間の移動時間は約30分ほどなので、一日で十分ハシゴできます。

また、公園内は多数の野生動物の宝庫なので、歩きすがら出会えるチャンスも存分にあります!

 

広い国土を誇るこの国立公園、遊歩道やビーチなどくまなく見て回ろうと思うと、キャンプを挟んだとしても数日かかります。

このキャンプ場は大人気で、なんでも予約は一年先まで満員、加えて抽選式なんだとか。

川遊びも存分に楽しめます

住所ウィルソンズ・プロモントリー国立公園内, ヴィクトリア, 3960
アクセスメルボルンから車で5〜6時間

ダンズバラ・ビーチ(Dunsborough Beach)

ジオグラフ・ベイの一部、ダンズバラのメインビーチ

西オーストラリアの州都パースから南に下った先、ワイナリーで有名なマーガレット・リバー(Margaret River)の手前にある小さい街、ダンズバラ(Dunsborough)のメインビーチです。

 

 

また、近郊の街バッセルトン(Busselton)の桟橋は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のワンシーンに登場する場所のモデルになったとも囁かれる場所で有名です。

パース出身の友人の故郷ということで、夏の熱い日に遊びに行ったのですが、このビーチは驚くほどの透明度を誇ります。日差しが岩と水面に照り返してキラキラして、まるで文明から遠く離れた秘境地へでも来たようでした。シーズンにはイルカも目撃されるとか。

 

ダンズバラはマーガレット・リバーへの観光ルートの中間地点に位置し、そこまで観光客が集まるスポットではないので、結構な穴場なのではないでしょうか?

必見、ダンズバラの奇岩群

圧倒的な透明度を誇る海水。海の底まで見通せます

この近郊一帯で特徴的なのが、岩の形です。高く積み重なり、多くの浸食の後が見られる奇岩群は、なかなか見応えがあります。これらの岩場を渡り歩きながら探検可能です。

また、ここから西南に走れば天然温水のインジダップ・ビーチ(Injidup Beach)、岩の形で有名なシュガーロフ・ロック(Sugarloaf Rock)があります。

 

小さなダンズバラは、オーストラリアのビーチ沿いの街に必ず見られるヒッピー的な空気が魅力。パースからは車やコーチバスで3〜4時間くらいと日帰りも可能なので、忙しい毎日や旅のスケジュールから一息付く場所としてぴったりです。

住所ダンズバラ, 西オーストラリア, 6281
アクセスパースから車で3〜4時間

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ロットネスト島(Rottnest Island)

絵画のようなコバルトブルーの海が広がるロットネスト島

インド洋の沖合に浮かぶ小さな島、ロットネスト島には数多くのビーチが存在し、どれもたまらなく綺麗な透明度を誇ります。オーストラリア本島からの玄関口である、フリマントルのフェリーターミナルから北西に位置しています。

 

 

海の色もここまでくると、もう息を呑むしかありません。宝石箱の中身が散らばったようにきらきらとした真珠の輝きを放つ海と、限りなく白に近いベージュの砂浜。ゆったりと時間が流れているかのような島で、心ゆくまでのんびりとできます。

階段を下れば、雄大な海が目の前に

まるで桃源郷のようなA級自然地区

この島は全土がA級自然保護区に指定されていて、島の約60%が手付かずの自然。島特有の動植物も沢山見られ、おとぎばなしの世界のような景観を保っています。

 

もう写真好きな人には堪らないです。加工とかレタッチとか一切必要のない完璧な写真が撮れます。Picture Perfectってやつです!

そのままで最高に美しい海はレタッチいらず!

 

島全体は一日で十分見て回れる大きさなので、フェリーのチケットと一緒に予約できる自転車を借りて一周すると気持ち良いですよ。

住所ロットネスト島, 西オーストラリア, 6161
アクセスパース、フリマントルからフェリーで30分

季節を問わず、色々な楽しみ方がある

いかがでしたか?私はワーホリで2年丸々滞在し色々なところへ行きましたが、中でも私的ベストのものを挙げてみました!

 

個人的に大きな発見だったのが、ビーチは夏にしか行く価値がない場所ではないんだなということ。季節に関係なく、周辺環境を含め色々な楽しみ方が存在します。

そして科学的にも証明されている、ただ海の近くにいるだけで得られる癒やしの効果が、自分にとってこれほどまでに絶大な癒やしの効果をもたらすとは、オーストラリアが教えてくれたことです。

 

日本での冬がオーストラリアでは夏にあたるため、憂鬱な冬でもビーチの近くで過ごしたい!という方は、是非一度夏のオーストラリアを訪れてみてください!

 


 

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