【WWOOF】有機農業ボランティアのススメ:世界に仲間を作りながら、ノマドのように旅をする

海外長期滞在にぴったりな有機農業ボランティアのひとつ、WWOOFを紹介します!

こんにちは、Akaneです。

旅行にはお金の心配が付きまとうのが常ですが、そのお金とは違う何かを引き換えにしながら、様々な場所を旅して周りたいなーと思ったことはありませんか?もしくは、せわしない日常から自分を完璧に切り離し、人里離れた田舎にロングステイしたいとか。環境問題やオーガニック文化に関心があったり、農業生活を体験してみたかったり、自分が普段口に運ぶ、食物の生産過程の裏側が知りたい…などなど。

上記のどれか1つにでも当てはまる方にオススメなのが、有機農業ボランティア。正確に言うとエクスチェンジ(交換)プログラムです。しかし田舎で農家暮らしなんて、ちょっとした現実逃避で終わるんでしょ…と思うことなかれ。真摯に取り組み出会う人に恵まれれば、自分にも第三者にも環境にも、良いことずくめの最高なプログラムです。

 

私はオーストラリアのワーホリ中、4ヶ月間WWOOFer(WWOOF参加者のこと)になり、受け入れ先ホストを変えながらあちこち旅しました。

それまでは農家暮らしなんて体験したことがなく、やる前は不安がありましたが、やってみれば驚いたことに、今まで関与してこなかった分野に関わることによって新たな自分の側面(適正・傾向)を見つけられ、特に食や環境について色々なことを学び、それまでの考え方や見方が変わりました。

 

普段とは一味違う生活を手軽に実現出来る方法の1つとして、もっと沢山の人にWWOOFを知ってもらいたい!ということで、今回はこのWWOOFの概要とそのメリットをご紹介したいと思います。

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WWOOFとは

世界中の有機農業家たちと、そこで働いてみたい人たちを繋ぐボランティアプログラムです。名前の由来はWilling Workers On Organic Farmsだったり、World Wide Opportunities on Organic Farmsだったりと諸説あります。

受け入れ側(ホスト)は「食事・宿泊場所」を、プログラム参加側(WWOOFer)は知識や経験などの「助けとなる力」を提供します。

 

オーストラリアはヴィクトリア州ギップスランドのホスト先にて

 

期間は1日から1ヶ月以上まで様々で、1日の拘束時間は4〜6時間程度。滞在先は有機農場の他、ホストの事業内容により民宿やレストラン、動物保護施設、工房、工場など多岐にわたりますが、化学肥料や動物加工製品を用いず、自然と地球に優しく持続可能な事業を展開している場所に限られます。

常に人手不足気味な農業家は多額を投資することなく助けを得ることができ、有機農業を学びたい・もしくは旅の延長上や農業生活の体験として興味がある参加者は、自分好みの期間と場所で普段とは違った生活を体験できます。

 

小さなホビーファームでアップルピッキング!

 

金銭的なやりとりは禁止されているので、お互いの自発性と親切心が鍵となるエクスチェンジプログラムであるともいえます。疑似プログラムとして、WorkawayhelpXがあります。

WWOOF参加者は主に20代の旅人、ワーホリ、長期旅行を楽しんでいるバックパッカーが多めですが、基本は16歳以上であれば誰だって参加可能です。

世界60ヶ国以上で参加可能

WWOOFの事務所は世界中に設置されており、その数は日本含め現在世界60ヶ国以上にのぼります。

 

海外旅行中、現地で少しだけ農家生活を体験をしてみたいな〜という場合も、滞在先の国がWWOOFプログラムを実施していればすぐ参加できます。

各国のWWOOFウェブサイトから会員登録を行い年会費を支払うと、その国のホストや他のWWOOFer達とのやりとりが可能なWWOOFメンバー専用ウェブサイトへアクセスできるようになります。

希望があればホストがリスト化されたWWOOF bookを郵送、もしくは一番初めの滞在先にて受け取ることが出来ます。オーストラリアではこのアプリ版、WWOOF appも利用出来ます。

 

 

ホスト側の環境は各国のWWOOF事務局が厳重にチェックし、基準を満たしていないと受け入れ先として登録することは出来ません。

WWOOFerは、先に聞かされていた仕事内容や労働時間に食い違いがあったり、何か問題が発生した時にはいつでもWWOOF事務局を通してホストに苦情を入れることが出来ます。

ビザと保険の条件は要チェック

国外でWWOOFをする場合、滞在先のビザの条件と保険の適用事項については自分で調べて管理する必要があります。

 

基本、観光ビザは就労が禁止されていますが、金銭的やりとりが発生しないボランティアの場合この限りではありません。

しかしこのボランティア活動も「労働」の1つとみなし、観光ビザでのWWOOFing(WWOOFをすること)を禁止している国もあるようなので、きちんとチェックしましょう!

WWOOFのいいところ

身近なモノの生産過程の裏側を知れる

普段口に運ぶ野菜や果物、卵、肉や魚など、実際に生産・管理が行われている現場で長期間働きながら暮らすということは、農家に従事していなければなかなか体験出来ないことです。

 

フリーレンジのチキンダファームとマレマ・ドッグ
フリーレンジのチキンファーム。番犬マレンマ・ドッグがチキンたちを守ります

 

特に日本では311以降食の安全生が声高に叫ばれ続けていて、スーパーで食材を買い込む時に産地の環境を気にかける方は少なくないと思います。

実際の食物がどのように生産され、管理され、収穫されているのか。生産者がその過程上でどのような労力を費やしているのか、実際に体験してその裏側を知るだけで、普段の食べ物に対する見方や考え方が変わります。

有機農家を通し、そうでない場所(実際には市場の大半)の現実に関する知識を学べます。

 

徐々に熟れていくオーガニックのアボカド
完全有機栽培のアボカドの美味しさは格別

 

私もWWOOFをして以降、添加物が多く含まれた調理品の購入を避け、出来るだけ認定オーガニック食品を購入するようになりました。値段は少し高めですが、生産者への支援と感謝の印と考えればそこまで大したものではありません。

世界中の人と疑似家族体験ができる

殆どのホストはWWOOFerを1度に1人以上受け入れており、自分と同じような理由でボランティアに従事するWWOOFerに出会えます。

WWOOFerが複数いる場合ホストが役割を分担しますが、寝食は共にすることになります。同じ時間に起き、働き、ご飯を食べて休憩し、その日の役割が終わったら自由にし、夕飯にはまた皆で集まり、その後はリビングでテレビを見たり…。ホストとWWOOFer関係なく、家族同然のようになるのですね。

WWOOFer同士交代で夕飯を作っていたことも

 

WWOOFは世界中の人々が参加しているので、多国籍な人達とひとつ屋根の下で生活することになります。こんなチャンス、人生上なかなかないですよね。

お互いの知識や文化をシェアできる

多国籍な人々と家族同様に暮らすということは、お互いの文化を教えあえる絶好の機会です。食事や生活習慣など、日常生活における色々な習慣や文化について学ぶことができます。

 

日本食が教えられるのは、日本人としての大きな特権です。日本食が嫌い!という人は今や稀です。

私は他のWWOOFerと一緒に寿司ロールを作って皆で食べました。見た目はプロとは程遠い出来栄えでしたが、凄く味わいながら食べてもらえたのを覚えています。

お寿司作りは材料費もさほどかからず、文化交流の手段としてオススメです

 

WWOOFerたちも興味津々になりながら一生懸命作ってくれて、母国に帰ったら作ってみるね!と言ってくれたときの嬉しさは、何事にも代えがたい瞬間でした。

移動しながら様々な名所を見て回れる

1週間以上同じホストの元で滞在すると1〜2日のお休みが貰えます。この日を利用して滞在先ごとに違った場所へ出かけられます。

ホストによってはガイドブックに載っていないような近所の名所・穴場へ連れて行ってくれたり、他のWWOOFerと一緒に近郊の町へ送り迎えしてくれたりします。

 

田舎にはリラックス出来る場所が沢山

 

一箇所に2〜3週間くらい滞在したのち移動する習慣をつければ、様々な場所や秘境へ長期間に渡って訪れることが可能です。そしてもちろん、一般的な旅行に比べ費用は半分以下に抑えられます!

WWOOFで気をつけること

グレーな部分を出来るだけ無くす

滞在期間やお手伝い内容などのアレンジは全てホストとWWOOFerの間で行われ、WWOOF事務局は仲介しません。

多数のホストの紹介文を読み比べ、不明点があれば必ず滞在を約束する前に、ホストに直接確かめるようにしましょう。農業を営むホストの場合は仕事中は電話に出ない事が多いので、メールもしくはテキストが好ましいです。

 

私が当時使っていたWWOOF Book
マーカーや書き込みをしてWWOOF Bookを活用

 

少しでもおかしいと思うような記述があるホスト、人間味に欠けた紹介文を掲載、もしくは反応を返してくるホストは避けたほうがベターです。

ホストは全て事務局により管理されているとはいえ、話を聞く限りでは目に付きにくいところをすり抜けて、ボランティアという許容範囲内を超えた仕事量を押し付けてくるブラックなホストもいるようです…(私は出会いませんでしたが)

 

もし滞在中に何か問題が発生してしまったら、正直にホストに相談するかWWOOF事務局に助けを求めましょう。ホストも参加者側もお互いハッピーでなければ、思いやりの心が何より大事となるWWOOFではプログラムとして成立しません。

最低限の貯金は必要

プログラム自体はボランティアですが初期登録料がかかります(WWOOF Japanは5,500円、WWOOF AustraliaはAU$70)。以降は希望により年更新が可能です。

 

加えて、殆どのホストは交通網の発達している都心部から離れた田舎に住んでおり、そこまでの交通手段は自分で確保しないといけません。

車があれば別ですが、ない場合は列車やバスなどの公共交通費がかかります。一般的にはホストの住む場所の最寄り駅まで出向いたのち、ピックアップしてもらいます(もしくはヒッチハイクで行く)。

オーストラリアの2ndワーホリには使えない

ご存じの方も多いと思いますが、オーストラリアで2年目のワーホリ(2ndワーホリ)が可能になる条件として、指定された地域と仕事内容で88日間労働するというものがあります。

 

オーストラリアでWWOOF中は野生のカンガルーに出会うのが定番

一昔前はボランティアであるWWOOF期間もこの88日間の一環として数えられました。実際、私はWWOOFでの日数を使い2ndワーホリを申請し、無事に受理されました(驚くことに1日で!)。

 

しかし2015年の大規模な移民法の改正以降、この88日間のうちに数えられるのは報酬が与えられる仕事のみに限定されました。したがって、金銭的報酬が発生しないWWOOFはこの期間に含められないようになったのです。

ただ、ワーホリでWWOOFをすること自体はまだ可能です!(多くの人に誤解を招いているようで、WWOOF Australiaは口を酸っぱくしてアナウンスしています)

WWOOFを最大限楽しむコツ

+@を提供する姿勢を忘れないこと

WWOOFではすべてがエクスチェンジで成り立ちます。ホストにより一定のルールを儲けているところもありますが、会社に属している時のように契約書などの煩わしい手続きを介さないので、基本はカジュアルな取り決めのみです。

そんな状況下で浮き彫りになってくるのが、自発的な姿勢やお互いの親切心。言われたことだけしてタダ飯タダ宿で終わらせるのか、それとも食事の準備の手伝いや皿洗いを進んでやり、ホストや他のWWOOFerたちと積極的に交流し、共に過ごす時間をより楽しむか…

 

全て自分次第ですが、何事にも自分から一歩進んだ姿勢でいると、返ってくるものは大きいです。

ホストも人間です。自ら進んで言われたこと以上の事を提供してくれるWWOOFerには、有り難みを感じるもの。見返りを期待してやると痛い目を見るかもしれませんが、無料で食事と宿を提供してくれるホストに対して+@感謝の気持ちを示すように心がけてみると、それだけで関係が円滑になります。

オープンな心構えでいること

様々なバックグラウンドを持つ人達と生活していると、何気ないところで文化や価値観の違いに直面し、衝突が起こることがあります。でもせっかくの限られた期間中、お互いの価値観を押しつけあって険悪なムードにはなりたくないですよね?

 

ここは理由もなしに拒もうとはせずに、まずは受け入れ、それから何故かを学ぶという姿勢でいると、自分の中の引き出しが増やせる上に相手との距離感も縮まり、残り一緒に過ごす時間が100倍くらい快適になります。

他のWWOOFerと共同生活したWWOOF house

 

WWOOFerに提供される部屋はシェアだったり個室だったり、ホストによって違いますが、自分の時間が欲しい時以外は部屋に篭らず、リビングなどで過ごすことをオススメします。

皆が自然と集まってくるので、テレビを見たり、ボードゲームをしたり、まるで多国籍なメンツで過ごす修学旅行のような雰囲気を味わえます。

こんな人にオススメ

  • 持続可能な生き方や有機農業を学びたい人
  • なるべくお金をかけずに長期間移動しながら旅したい人
  • 世界中の人と文化交流したい人
  • 日常と全く違う環境で生活してみたい人

自己責任が強く問われる方法であり、滞在を楽しめるかどうかは一緒に過ごすことになる人との相性にも大きく依存しますが、一度やってみるとハマります。そして見知らぬ土地で長期に渡り、様々な人と関わりながら、地球や環境について学びながら、移り住むように旅をする。という、WWOOFの真髄を一度味わってみて下さい!

 

WWOOF Japan
WWOOF Australia
WWOOF New Zealand

 


 

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