【ベトナムの洗礼】入国後48時間以内に何が起こったか?トラブルの顛末の記録

【ベトナムの洗礼】入国後48時間以内に何が起こったか?トラブルの顛末の記録

シンチャオ(ベトナム語)、Akaneです。

私のTwitter(@hive_aka_en)やインスタ(@beeawanderluster)などのSNSをフォローしてくださっている方はご存知かと思いますが、4月上旬にタイからベトナムに移動しました!滞在先に選んだのはベトナム中部の海沿いの町、ダナン。

到着から2週間近く経った今ようやく落ち着いてきましたが、実はベトナムに入国してからずーっとトラブルに見舞われていました。移動を繰り返すノマドのリスクを再認識し、どんな事態にも臨機応変に対応する柔軟性の大切さを身をもって実感した2週間でした…。

 

そんなわけで、ベトナム入国後の48時間の洗礼(笑)と題し、一体私に何が起こったのかを書き綴ろうかと思います。長々しい体験記(愚痴?)になりますが、「旅行やノマド中、(特にベトナムでは)こういうことも起こり得る」ということの一例として、計画を練る際の参考程度にして頂ければ。

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私のベトナム入国旅程表

私は5ヶ月近く滞在したチェンマイのアパートを4月上旬に引き払い、タイ出国前の週末2日間だけパタヤ近くのラーン島に滞在していました。

久々に海で泳いでビーチ沿いでノンビリし、タイ滞在の締めくくりとして最高の時間を過ごしました!

 

島の詳細は動画つきで下記にまとめてあります。

 

その翌日の9日に移動だったのですが、私が組んだ予定は結構タイト。

  1. 朝に島からパタヤまでフェリーで移動
  2. 午前中にパタヤからバスでバンコク・スワンナプーム国際空港へ移動
  3. 13:50のフライトでベトナム入国
  4. ホーチミン・タンソンニャット国際空港でベトナム観光ビザを取得
  5. 国内線に乗り換え、18:40のフライトでダナンへ
  6. ダナン国際空港から手配済のアパートまで移動

 

タンソンニャット国際空港でのトランジットの時間は3時間20分ほどあり、この間にベトナムビザ取得、受託手荷物のピックアップ、ダナンへの国内線乗り換えをする予定でした。

少し不安でしたがまあ大丈夫だろと高をくくり、とりあえずGO!

タンソンニャット国際空港での洗礼

島から空港までの移動、タイ出国まではなんら問題なくスムーズに進みました。

パタヤから空港までのバス本数が調べたよりも多く、予定よりも早めの便に乗れた私は、空港に到着後ちょっと一服する余裕までありました。

 

スワンナプーム国際空港の中で綱引きをする神様たち

今回のフライトははじめて利用するVietJet。時間きっちりに離陸し、私にとって初となるベトナムに上陸!

 

…しかしここからが大変でした。

空港でビザ取得に長蛇の列!

今回私が取得したベトナムのビザは、3ヶ月有効な観光ビザ。

事前に招待状(インビテーション)レターを業者から取得し、それを持って空港のイミグレにて申請・取得すると、もっとも安く簡単に済みます。

 

私はこのあと国内線に乗り換える必要がありましたが、空港でのビザの発行には1時間もかからない、とのネット上の情報から、まあ大丈夫だろうと思っていたものの…ここの見積もりが甘かった!

 

私が到着したのは午後4時前後で、到着便が多いピークタイム。イミグレのカウンターには人々が列をなし、待合席ではすでに沢山の人達がビザの発行を待っていました。

 

ちょっと悪い予感がしつつもそのまま列に20分くらい並び、事前に用意しておいた必要書類とビザ費用(25USD)を提出。

やっぱり何が起こるか分からないビザ申請、書類を事前にしっかりと揃えておくといくらか安心です。

 

そして特に何も言われないまま、待合席にて待機しはじめました。

定刻より早まった国内線出発時刻

少しそわそわしつつ、空港の国内線の発着状況を調べてみると、なんと私が乗る予定の便のコード名が見つからない!

そんなばかな、と思いよくよく調べると…どうやら便名が変更になっている様子。そしてその新しい便の離陸予定時刻は、元のものより30分早いものだったのです。

 

私には受託手荷物のピックアップ、国内線への移動、そして再チェックインという手順が待ち構えていたものの、この時点で既に国内線の離陸予定時刻から1時間半前!想定していたよりも足らない時間に本格的に焦りはじめました。

 

しかし私にできることは何もなかったので、はやる気持ちを抑えつつそのままビザが発行されるのを待っていました。

そしてしばらく待ったのち、問題なく観光ビザをゲット!!

 

帰りの航空券について突っ込まれながらも入国審査をパスし(これもラッキーだったと思う)、そのへんに放置されていた受託手荷物を受け取り、地上フロアに出ると群がるタクシーの客引きを横目に、国内線ターミナルへ向かって猛ダッシュ!

国際線→国内線にギリギリで乗り換え

タンソンニャット国際空港の国際線と国内線ターミナルは隣に面していて、歩いて移動することができます。

 

しかし国内線ターミナルに着いたら着いたで、チェックインカウンターはまたも大混雑。統制が取れているとは思えない混乱を目の前に、とりあえずチェックインの列に並びます。この段階で離陸予定時刻まで1時間を切っていました。

 

もうダメだろうな…と思いつつカウンターにチェックインを申し出ると、なんとまだチェックインOK

ベトナムのなんでもアリ感を肌で感じつつ、手荷物検査を抜け、待機エリアに滑り込むようにたどり着いた頃には搭乗時刻まで20分ばかりでした。

早まったと思ったらやっぱり延滞

お腹が空きつつも何か食べている余裕はなかったので、そのまま搭乗を待っていたら、離陸予定時刻が1時間延滞とのアナウンスが。

 

キャンセルにならないだけまだマシ!と思い、この機会を良しとして空港のレストランで大好物の生春巻き(ゴイクン)を頂きました。

大好物の生春巻き〜♪ピーナッツソースが美味

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ダナン国際空港での洗礼

そして、延滞した予定時刻よりもさらに遅れて21時頃ようやく飛び立ったフライトは、ついに最終目的のダナンへ。

私は移動に次ぐ移動と前述の焦りで疲れ切っていたため、とにかく早くアパートにたどり着いて寝たい一心でした。

 

ダナン国際空港に到着後、事前に用意しておいたベトナム・ドンでSIMを購入。アパートの鍵を持つ友人へ連絡をし、配車アプリGrabにてアパートまでのタクシーを手配しました。

ベトナムでの配車はGrabが定番です!きちんと正規料金で乗れるのも大きなメリット。

Grab Superapp

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そしてまた、ここから新たな洗礼(笑)が始まったのです…

ベトナム・ドンの桁の多さにぼったくりの洗礼

次の日の朝に食べるものを何も持ち合わせていなかったので、タクシーを待っている間に目についた(見るからにしなびれた)サンドイッチを一応購入しておこう、とお会計へ。

 

ここで私は大きなお札しか持っておらず、3万ドンのサンドイッチに対し20万ドンを渡しました。しかし返されたのは7万ドン….。

ベトナム・ドンの1万ドンと10万ドンは似ていて見分けがつきにくいです

 

こう書くと、あからさまにぼったくっているのがわかりますね。

話には聞いていましたがベトナムでの外国人に対するぼったくりは悪名高く、観光業を活性化するために政府が対策を施しているほどだとか。

 

しかし桁の多いベトナムドンにまったく馴染みがなく、かつ疲れ切っていた私は冷静な判断力を失いがちで、あやうくぼったくられたままその場を去りそうになりました…。

が、お釣りを指摘すると足りない10万ドルを(適当に)返してくれました。

 

ベトナム・ドンに慣れない内は計算機を持ってでも会計することをオススメします。

意味不明の追加料金を請求するGrabドライバー

呼んでもなかなか来ないGrabドライバーにしびれを切らし、通常のタクシーとは違う少しお高めの車種を予約してみました。すると現れたのは若いベトナム人ドライバー。

 

終始丁寧にしてくれ、荷物を運ぶのも手伝ってくれ、好印象だったのですが…降車する時になって意味不明の追加料金を請求されました。

理由を求めるも相手はまともな英語を話さず。多分荷物を運んだ分のチップのようなもの?を求めてきたのだと思います。

 

呆れつつも追加料金は大した額ではなく、気力も無かった私は言われたお金を払い、やっと最終目的地であるアパートに到着!先にダナンに到着していた友人と再開し、鍵を受け取りました。

 

実際の部屋の写真。大きな窓がある小さなスタジオです

過去にないほど救われた気持ちになりつつすぐシャワーを浴び、気がつけば夜の12時。そのままベッドへダイブしました。

滞在先アパートでの洗礼

ちなみにこのアパートはFacebookグループで見つけました!部屋の写真を見る限りでは綺麗でモダンなスタジオで、中心部の立地、かつ激安の家賃と申し分ない感じでした。

 

私は普通お部屋を見ないまま契約を結ぶことはしませんが、今回は1ヶ月の短期契約ということで、手間を省くためネットから事前に手配したおいたのです。

 

しかし、この部屋の広告からは永遠に想像できなかった事が疲れ切っていた私を襲います…

(長いですか?すいません…でも書かせて。笑)

一晩中吠える犬

心身ともに疲れ切っていた私はすぐに眠りに落ちましたが、深夜の2時頃になって近所の野良犬の鳴き声に気付き、目が覚めてしまいました。

その鳴き声やもう大音量で、しばらく途切れること無く続きました。そして一度起きると、なかなか眠りにつけない体質の私。

 

結局その日の睡眠はぶつ切れで、睡眠時間としてはおそらく2〜3時間程度。当然疲れはまったく取れず、翌日は過労と睡眠不足でフラフラ、当初の予定も上手くこなせず散々でした。

 

大通りに近いながらも雰囲気抜群の近所の小道

アパートを紹介してくれた前回の住居者に犬の事を離すと、返ってきたのは「時々あったけど、毎日ではなかったと思うよ…」 というちょっとあいまいな返事。

とにかく「毎日ではない」という言葉を信じ、2日目は絶対に寝てやるー!と耳栓・アイマスク完備で望むも、またもギャンギャン鳴くク◯犬。

 

もう無理だ、と悟った私は2日目にして出ることを決意したのです。

過度の疲労と2日連続での寝不足 → 引っ越し

今回家賃は全て支払ってしまっていましたが、とにかく第一に優先すべきは睡眠の確保!人間、睡眠無くしては正常に活動できません。

 

以前Facebookから問い合わせたダナンの不動産屋や、部屋を紹介してくれた人に宛てて空き部屋がないかとメールを送りまくりました。こういった部屋探しの際のコンタクトを一応残しておと、いざという時に役立ちます!

先に到着していたノマド友達から部屋の紹介

友達にことの成り行きを話してみると、ラッキーなことに現在彼女の住むアパートの1室が丁度空いたところと言うではないですか!

 

それを聞いた時私はカフェで仕事中でしたが、すぐに切り上げて物件に直行!

家の状態、立地と値段を確認し、友人の紹介であるということ、そしてなにより居合わせたオーナーの人柄に入居を即決しました。

 

そしてすぐさまアパートに戻り、荷物をまとめて同日の午後に入居。その夜は幸いにもぐっすりと眠ることができ、なんとか不眠の悪夢から逃げることに成功したのでした。

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48時間後も起こり続ける頭痛のタネ(進行形)

新居からの眺め。あちこちで工事が行われています

今回なんとか状況を好転することはできたのですが、まだ後始末的なことが残っています。

家賃の2重支払い問題

払ってしまった1ヶ月分の家賃を取り返すため、5月初旬までの残りの契約期間を代わりに住んでくれる人を探し続けていますが、状況は好ましくありません…

そう、現在私は2箇所に家賃を払っている状況なのです。

 

騒音による退去と完璧にこちら都合なのですが、友人は「事前に話されていなかったことが原因なんだから、家賃を返してもらう権利はある!!」と言い張ります。そのへん法律的にどうなんでしょう…?

家のオーナーに払い戻ししてくれるか聞いてみるも取り合ってくれません…(涙)。

 

(2018年4月28日アップデート)

その後、大家が私の契約期間中に新しい入居者を見つけ、その人の入居日と私の契約日までの差額分のみを支払ってくれました。血も涙もないですが、少しだけでも戻ってきただけ有難いです。

カルチャーショック

そして度々と起こるぼったくりや、収まらない(犬以外の)雑音、生活環境など、今まで訪れた国の中でも特に大きなカルチャーショックを受けています。

 

 

郷に入っては郷に従え、とはいうものの、モラル的な面では従えることに限度があります。

5年くらい海外にいるのに、まだまだ小さい範囲の世界しか見ていなかったことを思い知らされました。

 

しかしベトナムは食事や文化など魅力的なものにも溢れています!環境に慣れはじめてきた今では、滞在を通してこれらの文化や歴史背景をもっと学びたいと思っています。

 

移動を続けるノマドのリスクと、本当に必要な能力とは?

ここ5年間くらい旅してきて、家賃を2重に払う羽目になるというような金銭的トラブルは実は初めて。体験してわかりましたが、金銭的なだけでなく体力的、そして精神的に受けるダメージってかなり大きいです…。

 

今考えれば数日間ホテルに滞在して様子を見るとか、回避策は色々あったのでしょうけど、当時の私は疲労と寝不足で意識が朦朧としてそれどころではなかったのです。

移動を続けるノマド生活は、定住生活以上に見えないリスクがどこにでも潜んでいるんだなと思い知った今回の出来事でした。

 

そんな今回のトラブルをもとに、長続きするノマド生活を送るうえで必要だと思う能力とは何か?をいくつか書き出してみました。

  • 新しい国の文化と環境に対処または適応する柔軟さ
  • トラブルが起きても冷静に対処し、状況下で最適な判断を下す力
  • 生活の芯部分(仕事)に影響が及ばないように物事を手配する計画性
  • リスクヘッジを怠らず、プランAとBを常に走らせておく周到さ
  • 図太い神経と精神的なタフさ
  • どんな状況下でも寝れる体質

 

特に一番最後は冗談抜きで超重要です(笑)。本来なら私は旅にはあまり向かない体質なのですが、でもヤメラレナイんだからしょうがない!

リスクを抱えてでも旅を続けたい!と心から思えない限り、ノマドライフは簡単じゃないです。

 

 

とはいえ、ダナンはノマドにとって理想的な街であることは確か。WiFiの使えるカフェ、おそらくタイ以上に安い生活費、仕事後に泳げるビーチがお隣という、色々揃った素晴らしい環境です。

そんな町での生活についてはこれからたくさん記事にするつもりなので、乞うご期待!(明るくシメる)

 


 

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